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やっぱり、撮る前に食べてしまう/ローソン「くちどけショコラクレープ」レビュー

 普段、まったくテレビを見ない。そのため、里帰りはテレビを観る貴重な機会でもある。

 1月4日に放送された、TBSの『ジョブチューン』。ローソンのスイーツ対決に登場した「Uchi Café くちどけショコラクレープ」と「Uchi Café リッチミルクバー」が気になって気になって、食べたくて食べたくて、放送翌日さっそくローソンに行ってみたが、見事に売り切れていた。

 テレビ離れが進んでいるというけれど、やはりまだまだ影響力は強いようだ。その2日後に近所のローソンに行ってみたけれど、やはり完売。

 しばらくは食べられないのだろうか。ちぇっと口を尖らせていたそんな折、なんと今日。夫が「くちどけショコラクレープ」を手に帰宅したのだ。近所のローソンに寄ってみたらあったと言う。さらに、半分あげるよとおっしゃっているではないか。なんとありがたい・・。

 ちょっと待てよ。
美味しすぎて、全部食べたくなったらどうする?

 かなり気になっていた商品なのだ。ここはやはり、自らローソンに赴き、全量を味わうのが筋ではないか・・・?

 「ねえ、これ、ローソンにまだあった?」と夫に尋ね、あと2個あったことを確認するなり、私はダウンコートをひるがえし、ローソンへ急いだ。「頼もう!くちどけショコラクレープはどこか!」と心の中で大きく言いながら入店。無事ラスイチとなっていた「くちどけショコラクレープ」を購入し、そそくさと家に帰った。

 コーヒーを淹れ、お皿にショコラクレープをのっける。ズーンとした見た目。映えとは対極の面構えだ。

 ひとくちずついただく。
ひと口めはクレープ生地。ふた口めは生地とチョコクリーム。3口めで、生チョコソースも顔を出してきた。あれ?ちょっと思ってたより普通だな・・・普通に美味しいけど、別にそこまででは・・などと思いながら、4口めを食べたその時。

 「!? 美味しい!」

 突然、「美味しい!」の瞬間が訪れたのだ。
たぶんポイントは中に入っている こってりめの生チョコソースで、食べるごとにどんどんチョコの味が濃くなっていく。にもかかわらず、ほわっとしたチョコクリームがしつこさを緩和してくれて、飽きさせない。生チョコソースとチョコクリームのコンビネーションを味わっている間、それらを包むチョコクレープはまったく邪魔をしてこない。生地は結構薄めにつくられていると思う。グレートでスよこいつはぁ〜〜っ。

食べる前に撮るという習慣がいまだにない。
これは3口めを食べたところ

 チョコレートを堪能して、最後のひと口。畳まれて重なった、チョコクレープ生地だ。クリームは、もうない。は〜、ごちそうさま、とパクッと口に放り込む。心はもう食べ終わった気持ちでいた。

 「あれ・・?こいつ、こんなにモチモチしてたっけ・・・?あれ・・・?こんなにチョコの味したっけ・・・?」

 これは本当に、私がひと口めに食べたクレープ生地なのか?まったく印象が違う。なんか、噛めば噛むほどじんわりチョコの風味がする・・・?

 ローソンよ。どうなっているのか。

 もちろん、専門店には遠く及ばない。コンビニの量産品だし、価格だって250円でおつりがくる。それでこのクオリティは凄まじい。いやぁ、大変美味しゅうございました。ありがとうローソン。

 実を言うと「リッチミルクバー」が大本命なのだが、いまだに近所のローソンでは完売中である。『ジョブチューン』では、1票差で「くちどけショコラクレープ」に勝利しただけに、待ち遠しい。


ローソン公式サイトの紹介ページ


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