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子どもをなぜ怒ってしまうのか
大人でも簡単ではない感情マネジメント
子育てをしている方々なら、一度は経験したことのある子どもへのイライラと叱責。
私も子育て6年目になり、子育てを始めた頃よりはだいぶイライラしたりすることも少なくなりましたが、時々子どもの言動にイライラしてしまう自分を感じることがあります。(未だに怒りたくなってしまうことも…私もまだまだ修行しなければです。)
私は、
怒りたくなったらまずは30秒何も言わずに深呼吸する、
とか、
今自分は何に怒ろうとしているのか?、
子どもの言動というより、うまく(時間などを)マネジメント出来なかった自分自身へのイライラを子どもにぶつけようとしているだけでは?と考えてみる、
などなど…
私なりの方法で、イライラしてしまう気持ちを落ち着かせるように心がけています。
でも逆に言えば、それくらい感情のマネジメントって簡単ではないんですよね。
大人でも(自分も含め)出来ないことがある。
そう考えると、脳がまだ未発達な子どもに、
「何でそんなに怒ってるの?」
とか、
「泣かないで静かにしなさい!」
なんて怒ることが、
自分のことを棚に上げた大人のわがままでしかないなと思ってしまいます。
ですので、
子育てをする上でまず私たち大人は、
イライラを感じた時に、
その感情をどうコントロールして気持ちを落ち着かせるかに関する自分なりの術を身に付けておくことが大切ですね。
イライラの原因は一つ。
さて、
感情のマネジメントをすることも大事ですが、
そもそも私たちが子どもにイライラして怒りたくなってしまうことがなくなれば(少なくなれば)一番良いですよね。
誰だって、怒ることは気持ちの良いものではないし、
怒った後に「なんであんなこと言って(して)しまったんだろう…」と思うことも少なくありません。
もっと穏やかな気持ちで子どもに接することが出来たら、お互い良いですよね。
ではなぜイライラしてしまうか?
それは、
一言で言えば、
相手(子ども)に期待をするからです。
「もっと早く支度をして欲しい」
「〇歳なんだから〇〇くらいは出来て欲しい」
「お友達が出来るんだから、〇〇も出来ないと恥ずかしい」
などなど…
子ども自身の思いや能力とは全く関係のないところで、親自身が、自分自身の基準で子どもにあらゆる期待をかけています。
だから、その期待と反する子どもの言動があるとイライラしてしまうのです。
子どもからすると、
「そっち(親)が勝手に期待してるだけじゃん!」と言いたくもなってしまいますね。
まずは私たち親が、このイライラの原因を知ることが、自分を客観視し、簡単にイライラしてしまわないようにするために大切だと思うのです。
子どもを怒らないために今すぐ始められること
ということは子どもにイライラせず、
怒らないようにするために今日からすぐ出来ることは、
簡単ですね。
子どもに期待しない!!!ことです、
え、それだけ?と言う感じですが、
はい、それだけ、
です。
「愛する我が子が理想の姿になってほしいと思うのは自然なことでは??それはいけないの?」
という声も聞こえてきそうですが、
そこで聞きたいことは、
「子どもになぜ、そうなって欲しいと思うのですか?」ということです。
「それは子どものために…」
と答えがちですが、それは本来、子どものためではなく、親自身のためだったりします。
•子どもが自分の思い通りに動いてくれれば自分は楽だから
•子どもが自分の思い通りの結果を出してくれたら周りに自慢したい(と内心思っている)
•お子さんすごくお利口ですね!良い子ですね!と言われたい(子どもで自分の価値を確認する)
などなど…
でもこれって、子どものためにはならないですし、言葉を選ばずに言えば、親が満足するために子どもを利用しているだけ、です。
子どもは子どもの人生があるし、
親は親の人生がある。
本来そこは切り離さなくてはならない。
親は自分の人生の幸せを子どもによって実現しようとするのではなく、自分自身で見つけていかないと、子どもが親に支配された人生になってしまう。
すぐには難しいですが、
まずは私たち親が、このことに気付けるかどうか、が大事だと思っています。
子どもは親のために生きているわけではなく、
自分自身の幸せのために生きている。
これをしっかりと私たち親が認識できているかどうかが、子どもの幸せを願う上でまず、大切なことだと思うのです。
子どもには怒らなくてはいけないことなんて、
実はほとんどないんだと私は思っています。
そんなことしなくても、
子どもたちは賢いから、私たち親のメッセージはきちんと伝わります。
子育ては、奥が深く、たくさんのことを私たちに教えてくれますね。