第4話　無意識の制約を次々に解放！編

シータヒーラーでプロになる！

シータヒーリングで人生に光を取り戻す。
そう決心して学び始めた私は、基礎セミナーを終えると、すぐに応用セミナーに進みました。

応用セミナーでは、自分が過去からまだ引き継いでいた制約や契約と、直に向かい合うハメになりました。いつの間にか抱いていた「〜しなければならない」「〜であるべき」といった自分の言動に対する勝手な思い込みが、ざくざくと掘り出されてくるのです。

数えていたら、キリがないくらいでした。
意識すらしたことがなかった自分への制約、勝手な契約（自分への条件付け）を散々に突き付けられ、正直「ヤバい」を通り越して、自分に呆れるばかりでした。

応用セミナーでは、このような自分に対して無意識にかけている制限を見つけ、その由来を理解して解放する方法をより実践的に学びます。皆さんもぜひ、この機会には、とにかくたくさん解放することをおすすめします。

このセミナーには人生を変える力があると思ったから！

自分を縛っている思考を解放することで、「嘘でしょ？」ていうくらい心が軽くなり、それまで感じていた不安、嫉妬、焦り、罪悪感、ためらいなどが消えていくのです。

例えば、私が貧乏なのは、先祖が貧乏な時代を生きたことに原因がありました。先祖には、「自分を豊かにすることを禁じていたから過酷な時代を生き抜くことができた」という誇りがあったのです。

かつての状況なら、その考え方は有効だったのかもしれません。
でも、今は時代が違います。
なのに、「貧乏でいた方が生き抜ける」という“人生の知恵”は、代々しっかり受け継がれ、私の中にも確かに居座っているのでした。

私は無意識に成功すること、豊かになることを避けていたのです。だから、表面的には「成功したい」「豊かになりたい」と思っても、その人生を現実にすることがとても難しく、むしろ「貧乏な方が安全だ」という深い意識が現実化しているのでした。

また、愛する人に出会えないのは、私自身の過去に愛を怖がった経験があり、別れることの辛さや悲しみを恐れていたからでした。「そんな痛みを味わうくらいなら、一人でいるほうがいい」という意識があったせいで、愛のパートナーに出会えずにいたのです。

このように、私は今に生き、人生を変えたいと思いながらも、実は過去の制限や誓いに生きており、そのせいでちっとも理想的な人生が現れずにいたのです。

笑顔いっぱいの人生は自分でつかめる！

無意識の思いが、この不遇を生み出している。
ならば、思いを変えれば、現実も変わる。

その仕組みを理解した私は、

「自分の人生は自分で変える!!」

と改めて決意しました。

私には、まだ経験していない幸せがある。人生はこんなものじゃない。
私が変われば人生は変わるんだ。
思考の枷を外せば、キラキラの未来が待っているんだ。

そう確信し、奮い立ちました。
私の心は本当に強くなっていたのです。

振り返ると、私には「これだ」と思ったものをとても純粋に信じる力がありました。この力は、この先で待っていたどんなピンチでも助けてくれた私の持つ美徳です。

シータヒーリングを初めてから、まだ１カ月でした。
教わった思考の解放のやり方を忠実にくり返し、毎日何か自分に制限をかけている思考を見つけては解放していました。すると、確かに人生が少しずつ良くなっていくことが実感できまいた。

何より、シータを信じている時の方が、うんと心の状態が楽だということに気がついたのです。

だったらこのままでいこう。

そう思い、私はずっとシータを信じることにしました。

応用セミナー後の心は、ますますシータを学び、上達してくことしか考えていませんでした。前しか見ていなかった当時は、それまでの「どうして私の人生はこんななの？」と嘆いていた頃とは比べものにならないほどラクでした。
信じることで、良い道がひらかれたからだと思います。

シータヒーリングのセミナーは、大好きでした。
だって、授業を受けていながら自然と笑顔になれるんです。
声を出して笑うことも増えました。
授業を受けたその場で、自分のネガティブ思考を解放すれば、その都度、笑顔が増える自分になれたことを実感しました。

ひとつ、またひとつと心と体が軽くなっていく自分を感じ、セミナーが終わったら、もう次のセミナーが楽しみでした。

制限を外すと、人はありのままの自分に戻っていくんだな、と思いました。
私は笑っている。
笑っている私。
これが本当の私なんだと、シータヒーリングが見せてくれたのです。

ほんのしばらく前、私はいつも死ぬことばかり考えていました。

でも、生きていてよかった。
心からそう思いました。

私は、ひとつの覚悟で、自分で道を切り開きました。

日常生活でも私は、ネガティブな気持ちを感じたら、すぐに自分に時間を創り、自分をセッションするようになりました。思うようにいかなければ、どの思考がこの壁を創ったのかを、さらに自分でセッションしました。

毎日、自分にそんな時間を与えることで、人間関係などで嫌なことがあったときでも、誰かと戦わずに、誰かに悪意を抱くこことなく解決することができるようになりました。自分と向き合うこの時間が大切なのです。

解放を続けるほどに、「もっと前に行こう！　この道を進もう！」という気持ちが高まりました。そして、ついに「アナトミーセミナーを受講したい！」というところまで来ました。

アナトミーセミナーとは15日間の集中講座です。
自身の体の臓器に溜め込まれているネガティブな思考を解放する中級プログラムで、シータヒーリングの中で一番人気があり、一番長いセミナーです。

15日間かけて、じっくりと思考を解放するセミナー。
考えるだけでワクワクしました。15日目が終わった私は、どんな風になっているんだろう。それが楽しみで仕方ありませんでした。
15日間連続のシータヒーリングにどっぷり浸かるのですから、絶大な効果があるに決まっています。

アナトミーセミナーを受講しよう！

そう決意した私でしたが、

でも･･･お金がない･･･。

ここでまた、現実的な問題が立ち塞がったのです。

続く・・・