映画逃走中ツッコミ集※ネタバレあり

先日『逃走中 THE MOVIE 』を観に行きました。

非常に楽しく鑑賞し、大変満足したのですが、色々とツッコミどころがたくさんありました。今回はそれを自分用にまとめようと思います。

⚠️大前提として、私にはこの作品を貶したり悪く言ったりする意図はひとつもありません。
そして、かなりのネタバレを含みます。ご注意ください。


まず、登場人物を整理します。
・大和(川西拓実)
・譲司(佐藤大樹)
・賢(木全翔也)
・瑛次郎(中島颯太)
・勇吾(金城碧海)
・陸(瀬口黎弥)

上記6人は、同じ高校の陸上部でした。とある出来事がきっかけで、6人で集まることは無くなってしまいました。
しかし、瑛次郎がほか5人に内緒で応募した「逃走中」の会場で6人が再会します。



・まず大和、部屋が部室すぎる。なんで旗が家にあるんだ。そして仮に大学生一人暮らしだとするといい家に住みすぎだ。

・賢、他人の家で株やるな。そんでメロンパン食べるな。

・大前提、なんでみんな、応募した覚えのない逃走中にエントリーされて案内が来てすっと受け入れられるんだ。もっと怪しめ、そして疑え。大和、面白そうじゃん!じゃないんだ。大学生としてはネットリテラシーに不安がありすぎる。

・逃走中スタート会場、なんでそんなに都合良く勇吾に会えるんだ。奇跡が仕事をしすぎだ。

・勇吾「これだから学生は……」その通りすぎる。ここだけは作中で1番ごもっともなセリフだった。

・定員がまあまあ限られた東京ドームや安全地帯にゆるキャラが生き残れるレース、大丈夫か?ゆるキャラはどんなポテンシャルなんだ。

・陸、USBメモリなんで持ってるんだ。あとメッセージ吹き込む暇があったら1枚でも多くカードを探せ。

・東京ドームに大和と譲司が走り込んで来るシーン、予告編ではめっちゃクライマックスの1番いいシーンかのように扱われてたけど実際は序盤も序盤のシーンだったのマジで拍子抜けした。いやここ???

・予告で木全ファンの癖に刺さりまくったであろう、狂ったような笑みを浮かべながらの「究極の選択だぁ!」がまさか「21を言ったらダメゲーム」という小学生もやるようなゲームでのセリフだったことに拍子抜けした(2)。確かに究極の選択だけれども……。

・勇吾、あんなに金が欲しくて欲しくてたまらないのに、ミサンガが切れたという理由だけでわざわざ敵が待つところに戻るの、そんなことするかな……がまず先に来た。彼の中では今、重要性としては友情<家族のはずなので少し疑問。

・譲司から鍵を受け取った瞬間解錠に走ればよいものの、謎の大和と譲司友情かみしめタイムがあったの無駄すぎる。その時間でボックスに走れ。

・絶対大和が解錠できると思いきや、何故か夜が明け、シーンが変わるとハンターに捕まって消されている大和が映るの、ほんとに突然すぎる。あっさりすぎるだろ。お前主役だろ?ほらやっぱり譲司としんみりしないですぐ走った方が良かったじゃん。

・最終的にボックスを手にした男の子、マツケンが喋ってるのを待たずに直ぐに解錠すればいいのに……という時間が長かった。

・本当に元も子もないことを言うが、「リセットボタンを押せば全てが元に戻る」と言うけれども、作中で「どの段階まで元に戻るのか」が言及されていないため、リセットボタンを押した後登場人物たちは得をするのか、損をするのか分かりにくかった。

そもそも6人が出会う前なのか、高校時代なのか、運命の変わった試合前なのか、卒業後なのか、はたまた彼らの産まれる前なのか。それが分からないせいでモヤモヤが残った。


以上が私が初見で思ったツッコミどころです。
確かにツッコミどころが多いけれども、ただひとつ言えるのは登場人物全員のお芝居は最高で、心動かされるものだったということです。この点に関してはツッコミどころはありません。
多すぎるツッコミどころも含めて楽しめる映画だな、と思いました。


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