ばるぼら
久々に映画館で映画を観ました。
手塚治虫原作、息子さんの手塚眞監督作品。
観に行こうとおもったのは何となくですが、早い内に観たくなって観て来ました。
主演の売れっ子小説家に稲垣吾郎。フーテンの若い女に二階堂ふみ。
ラストの方で、稲垣吾郎はとても演技が巧いとおもいました。二階堂ふみも原作を余す所なく存分に魅力的に演じていました。
今でいうと、ばるぼら(二階堂ふみ)は、ファムファタールでしょうか。
イカれた女に最初は見えたけれど、純粋で、女らしさもあります。
自堕落になっていく美倉洋介(稲垣吾郎)を見て、先々やっばいなとおもいましたが、ラストへ向けて、様子がおかしくなり、どんどん狂人になっていきます。
好き嫌いが分かれる作品だとおもいます。美術もすごいです。きれいなエログロに見えました。
撮影監督、クリストファー•ドイル。
音楽は橋本一子。
いいでしょ。すごくいいんだな。
ばるぼら公式本にはシナリオが全部載っていますが、ラストを映画で描ききっていなかったのは、わざとでしょうか。