依存すれば貧する

「貧すれば鈍する」という言葉がある。
意味：貧乏すると、生活の苦しさのために精神の働きまで愚鈍になる。
※goo辞書より
では「貧」とは何か。
それは「依存」ではなかろうか。

「依存」は思考停止を生む。
思考停止すれば知恵は生まれない。
現代の日本は電気・ガス・水道といったインフラが全て整っている。
素晴らしいことではあるが、災害が発生した時、それらインフラが止まってしまった時、どうなってしまうだろうか。
国が助けてくれないことは能登の災害で分かってしまった。
国への期待も「依存」ということになる。

そして、「お金」への依存。
確かに便利な概念ではある。
しかし、「お金」を求めるあまり、どんな世界になってしまったか。
今だけ良ければ、自分だけ良ければ、そんな風潮を強く感じる。
闇バイトや詐欺、パパ活、ブラック企業。
お金ばかり見つめて大切なものを見失っていませんか。
自然環境もどんどん悪化している。
漁獲量の減った海、削られ行く砂浜、減って行く昆虫や野生動物…

政治家はお金の亡者だらけ。
そんな者に期待したところで、世の中が良くなるとは到底考えられない。

ならば、どうしたら良いか。
まず自分で考えること。行動すること。
変えたいならば立ち上がろう。

自分で何でも作る方向へ。
電気も家も作物も食べ物も日用品や服、インフラに至るまで。
作ろうと思えば、誰でも作れる。
上手い下手はあるにはあるけれど。
だからと言って頼ってばかりいたらお金が大量に必要になる。
お金の要らない生活は実現可能。
今すぐにはできないけれど、動物達がそれを証明している。
お金を介せば、税金が発生する。
物々交換であれば、節税にもなる。
とは言え、固定資産税や自動車税、年金、住民税など避けられない税金もあるから全く稼がない訳にはいかない。
それでも必要以上に稼ぐ必要はないのではないか。

「与える者は与えられる」
これは真理。
だから、求めるのであればまず与えよ。
この腐り切った世の中では裏切られることもあるだろう。
それでも無償の愛を注ぎ続けること。
（裏切った者に注ぐ必要はない。そういう人間からはすぐに離れるべき。）
そうすることで、誰かから与えられるから。
そして、そういう人々で繋がって行けば良い。

より良い世界を作りたい人達で小さなコミュニティから始めて行こう。