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専業主婦って不幸なの?働かない暮らしでできること

SNSを見ていると、今の主婦とかママさんたちって本当頑張ってるな〜と思う。

私は結婚していた6年間、仕事をしていなかった。別に自慢するわけじゃないけど、夫が富裕層だったので働く必要性もなく、海外を2年以内に移動する暮らしをしていたのでどこかに勤めることは当然できず、さらに夫は私が働くことを望んでいなかった。

独身の時に始めていた中日翻訳の仕事を結婚後もたまに請け負っていたけど、私が翻訳のために部屋に引きこもっていると、私と24時間一緒にいたがる夫は拗ねた。

私がそんな暮らしを始めたばかりの頃、新婚旅行で行ったマルタのゴゾ島で、2週間英語のレッスンを受けた。私たちの新婚旅行は2ヶ月でヨーロッパ周遊、その中に2週間の英語レッスンを夫が入れていた。

そこの英語講師の50代後半くらいのイギリス人女性が授業のテーマが「Work」だった時にした話が印象に残った。

私は子育てしている間仕事をしていなかったの。今また大好きな英語教師の仕事ができるようになって本当に毎日楽しくて充実しているわ。仕事をしない日々って退屈よね。人との繋がりもなくなるし。私は毎朝行くところがある今の生活が気に入ってるわ。

仕事を辞めて専業主婦になったばかりの私は、ふ〜ん、なるほど、そうなのか、と感慨深く聞いていた。

人は居場所を求める生き物なので、「毎日行くところがある」のは本当に重要なことだと思う。

定年退職した男性が急激に元気がなくなるのも、「毎日行くところ」がなくなって、「人との繋がり」もなくなるからだ。

専業主婦はたいてい家庭だけが居場所になる。

居場所が1つだけだと、そこで問題が起きた場合に逃げ場がない。

居場所は1つではダメだ。

だけど、働かなくても生活できる暮らしはやっぱり幸せだった。
もしパートナーがそれをよしとしていて、経済的にも十分なら、働かない暮らしを満喫したらいい。

でもでも!

私の後悔は、その暮らしをしている間にネットで自己実現しながら稼げる仕組みを作っておかなかったことだ。

正確には、やろうとしていたのだけど、収入になるまで継続ができていなかった。

結婚したら安泰じゃない。家庭が壊れる危険は誰にだってあるし、パートナーが突然死んでしまうこともある。何事にも”永遠”はない。

働かない暮らしに甘んじずに、「万が一」何かあったら自分の力で生きていけるだけの準備はしておいた方がいい。

例えば資格を取っておくとか、ブログで収益を得られるようにしておくとか。

私は海外生活や旅のブログとYouTubeでもやって、収入につながるまで構築しておけばよかったと夫がいなくなってから激しく後悔した。

妊娠中なんて、毎日CandyCrashばかりしていた。
あの時の自分に「アホ!暇な今のうちに金になることやっとけ!」と檄を飛ばしたい。

子どもが産まれたら、なんせ時間がない。
子どもがいない専業主婦の間にできることは山のようにあった。

SNSに溢れている賢い主婦の皆さんは、きっと世間知らずだった以前の私のような失敗はしないんだろうと思う。

お花畑から突然荒野に投げ出された私は、人生のご褒美期間だったあの6年を、度々後悔しながら振り返っている。



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異国暮らしのリリィ
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