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旅本ダイアリー 「アルケミスト 夢を旅した少年」
先日からスタートした世界一周ゼミでの課題の一つに、「課題図書を読む」というものがあります。
8冊の本をおすすめしてもらっており、その中の一冊「アルケミスト 夢を旅した少年/パウロ・コエーリョ著」を読んだので、感想や気づきを記したいと思います。
▼あらすじ
この本は世界80ヶ国以上で8500万部を超える販売部数を記録する世界的大ベストセラーです。(...私は知らなかった)
あらすじは以下の通り。
スペインの若き羊飼いサンチャゴは、エジプトのピラミッドで宝を見つける夢を繰り返し見ます。その夢の意味を探るため、彼は羊の群れと共にしていた安定した生活を捨て、北アフリカへと渡ります。旅の途中、彼は様々な人々と出会い、多くの試練に直面しながら、自分の運命と向き合っていきます。これは、夢を追い求める少年の魂の成長物語です。
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▼感想・気づき
この物語には多くの教訓が含まれていました。
その中でも、世界一周をしたいと思っている自分が今大切にしたいと思った教訓を5つ紹介します。
私の解釈なのでお手柔らかに。。
①自分の夢を追いかける勇気を持つことの大切さ
主人公サンチャゴは安定した羊飼いの生活を捨て、夢を追いかける決断をします。
自分の本当の夢に向かって進みだした時、最初はそれを後押しするような幸運が、そして達成の目前には、本気度を確かめるかのように厳しい壁が現れるそうです。不安と葛藤しながらも挑戦を続けることで、人生の真の意味を見出すことができると説かれています。
②目標に向かう道のりそのものに意味がある
サンチャゴは宝物を探すため旅に出ましたが、その目的を達成することだけが重要なのではなく、その過程で出会う人々や経験にこそ多くの学びがあるということを教えてくれます。道半ばの迷いや葛藤すらもその人を成長させます。
③自分の心との対話の重要性
時に心は自分を止めようとする。それは夢を追うことは心を苦しませることでもあるから。でもそこで心の声に屈してはいけない。向き合って対話をし続けることで、”大いなる力”をも味方につけることができる。
④”夢の実現を不可能にするものがたった一つだけある。それは、失敗するのではないかという恐れだ”
物語の中で、今の生活に変化を起こすことを恐れ、夢の実現を諦める人も現れます。自分でできないという見方をしていると、本当にできなくなってしまうのです。自分で自分を制限してしまうのは悲しいですよね。
⑤今を生きることの大切さ
目標に向かって行動することももちろん大事ですが、今この瞬間も大切にしなければなりません。未来にお金を残しても死んでしまえば意味がない。未来を見据えつつ、今現在も十分に生きること、そのバランスが大事です。
これら以外にも、読む人によって他にもいろいろな学び・教訓を得られると思います。
▼りりーの個人的スコア
【3.5点/5点中】
✔たくさんの教訓が学べる
✔少年の旅の様子を聞かせてもらっているようで、私もサハラ砂漠をラクダに乗って歩いてみたいと思った
✔芸術的センスがあれば理解できるのかなと思う文章が時々あって、芸術や文学に疎い私は正直意味を汲み取れない部分もあった。。乙
✔スピリチュアル的な、目には見えない力の重要性とかも書かれているので、そういうの嫌いじゃなければ面白いと思います!
ちなみにタイトルのアルケミストとは、錬金術師という意味。
また、他の本も読んだら感想アップします!