【&PiX:2-9完】ドット絵オリジナルコインを22名で作る企画!
こんにちは、イトウリリィです。
寒暖差がいまだにあって体調を崩しがちな日々で驚いています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
第2弾企画のnote記事をまとめているのは、以下のマガジンです。
さて、「stand.FM」にて本記事のアーカイブを聞きながら読み進めてもらえたら、より理解が深まるかと思います。
どうぞご活用くださいませ☺
▼今回のnote記事:音声解説
1.2024年5月10日㈮に発売しました!
前回のnote記事では、本企画のコインを発売する確定日をお伝えできていませんでした。その理由を次の項目でお話しますが、先に発売情報を掲載します。
SNSでたくさんの方々、メンバーの皆さんの反応ありがとうございます。
拡散や手にした方々の公開によって周知を行なっています。写真だと分かりにくいと思うので、動画も併せてSNSで共有しているのでご覧下さい!
また、私:&PiXの販売先は上記にも掲載していますが、一部参加メンバーの販売も実施中です。詳しくは以下のnote記事にまとめているのでチェックして下さい!
そして、本品にはコインのデザインを担当したドット絵師の皆さんのコメント掲載した「説明書」を作成して同梱しております。
しかし、印刷の仕様で読みにくい方もいらっしゃるかと思います。
以下、同じ内容のものを4分割にコマ割したものをPDFにまとめました。
データ版は見やすいと思います、併せてご覧下されば嬉しいです!
2.初の《運送トラブル》で学んだ絶対にするべき3つ
これは記事に掲載するか悩んだのですが、私のこの経験が誰かのヒントになるのであればと思って言える範囲で掲載したいと思います。
これからグッズを作ってイベントで販売してみたい
外注してイベントなどでオリジナルグッズを作りたい
依頼会社と個人である自分たちはどういう立場で話せばいいのかわからない
こういう思いが1つでもある方は、参考になるのかなと思います。参考にならなくても「こういうことも起こるんだな、気を付けよう」と感じてもらえたら何よりです!
▼運送会社が配達してくれた。が、明らかに段ボールが変…!?
【水害被害・梱包不慮など 運送中に発生したトラブル】
今回、私は「生産工場の担当者」と文章(チャット・メールなど)でやりとりをして今に至ります。生産している工場自体は『海外』なので、担当者さんと進捗のすり合わせを週3~4くらい/2月頃から1人でずっとしていました。
梱包も終わって荷物を「工場から直送した」という報告を受け、待ちに待った段ボールの数は5個口。コインの外箱が20cm角なので、荷物が多くなるのは承知していました。ちなみに、発注数は約100点ちょっとです。
しかし、配達員さんから言われたのは「1個だけ明らかに水が浸透している」と報告していただきました。
配達員さんは「飛行機で運んだ際に水害トラブルがあったかもしれません。内容物を確認して、ダメージがあったら当配送会社の事務局へご連絡をお願いします。」と言われたので、不安で仕方なかったです。
前回企画もでしたが、届いたら1人で検品→梱包をします。
検品の理由は「テレコ(商品の出荷先・内容などを間違えてしまい、互い違いに出荷してしまうこと)」「ダメージ確認」の2点が大きいです。
そして検品をしていくと、荷物の2/3が破損・水跡汚れで不良品となりました。これは、段ボール数でいうと2個分不良品だったということです。
残りの1/3は私の判断でOKとみなし、販売を希望するメンバー優先で梱包・発送しました。(私以外の販売分が1/3でまかなえたのが本当に良かった!!)
これは、春:3月発売を想定していたのに現時点4月下旬でしたので…5月頭(イベントも控えている方もいた為)には販売日を設定したかった理由があります。おかげでこの点はクリア出来ましたが、急ぎ足での公開は申し訳ない気持ちでいっぱいです。
以上のことから、新しい外箱を生産工場に再度依頼・追加料金なしで対応をしてもらいたいという早急に対応を仰ぎます。細かい部分は割愛しますが、今回は完全に「運送会社」のエラーなので、運送会社・生産工場・私の三者間で連絡を1~2週間して新しい外箱を届けてくれました。
では、どうやって乗り越えたのかを以下にまとめます。
①開封前の配達直後の箱を絶対に写真撮る
絶対にこれはしてほしいです!!!!!!!!!(大声)
先程も書きましたが、送った(担当者)・受け取った(私)は「証言出来る人」がいます。ですが、運送中のことはわかりません。言った言わないのことになるため、受け取った直後の荷物は写真で保管しましょう。そして内容物の確認および検品を必ずしましょう。破損・不良品はどうしても起こります。ミスなかったらラッキーくらいで対応を心掛けると良いと思います。
今回の私のように「受け取ったらこうだった」という≪受取直後の段ボール写真≫と≪内容物に異変があったら証拠写真≫を担当者・運送会社へ電話とメールで知らせることが出来ます。
証拠がなかったら「事実確認のしようがない為、動きません」と言われてしまいます。
②検品は受け取ったら全部確認する
これも上記と同じですが、例えば印刷物(チラシ・冊子など)で余剰分を超える不良品があったら注文時の数量と違ってきますよね。今回の件もその通りで、余剰分2~3点を同梱いただいたけれど賄えなかったです。
確認しないまま、購入者へ発送・メンバーへ発送したときに「送られてきたものが不良品だったので返品したい、交換したい」と言われて工場に「不良品が頼んだ時より多かった」と伝えるのはスピード感もNGだし、納得いかないものとなります。
ものによっては「印刷の仕様です」や「依頼や注文時に留意点書いていたよ」などもあると思うので、分からなければ問い合わせして確認するのが良いと思います。そこで「あ、これは不良品ですね」などに繋がれば①のようにやりとりが発生していくのかなと経験して感じました。
③負担すべき相手が誰なのかを明確にし、送料などの負担を交渉する
これも重要だと感じていて、今回の事案は私:&PiXの希望は「不良品分の新しい外箱を用意して、迅速に発送をしてほしい(こちらは被害者なので費用負担してほしい立場)」ということです。運送中にダメになったということが考えられるので、運送会社には「ダメになった荷物の送料負担をしてほしい」という旨を連絡します。
また、生産工場の担当者は「ダメになった箱の料金・発送料は別途かかります」という主張です。そのことも踏まえて、運送会社に詳細を伝えます。
①と②の証拠を準備していると、こういった話の交渉でもスムーズに対応が出来る(とはいえ時間はかかりますが…)ので、おさえておくと◎
国内で外注が済むなら、こういうことも話が通じやすいとは思います。
ですが、今回は『海外の工場』も絡んでいる為…配達の保障にも色々な種類が存在します。こちらも調べると深いので、気になる方は貿易関連の情報を調べてみて下さい。
以上の3点の行動は、今後皆さんが「グッズを発注する」「荷物を送ったらお客さんから連絡がきた」等の出来事があったときに参考となるかと思います。
実は、私は会社員時代に「商品管理」の仕事をしていました。
生産依頼したメーカー様・卸でサンプル品を送ってくださったメーカー様等とやり取りをメールや電話を使って行なっていました。
相手も自分も荷物を送った後のことはわかりません。「こういうことが私たちの目の前で起きた」とトラブルがあったら伝えられるように、必ず《写真・スピード・交渉》は必要です。
これを読んでいる皆さんも、もしもに備えられるようにしてもらえたらスムーズだと思います。
3.撮影の裏側について
&PiXでは、販売メンバーのWEB通販サイトに使える写真を用意しています。第1弾企画のタロットの時もそうでしたが、写真は専門外なのでカメラマンさんに依頼するのが一番安心できると思っています。
ですが、「生産工場探し」「運送トラブル」といった出来事があった為、本来なら本品の商品写真をカメラマンさんに依頼するはずが出来ませんでした。
なので、自分で撮影をします!!!!!!!
私は自身で雑貨・アクセサリーを作る(いわゆるハンドメイド分野)人なので、作品写真も自分で行なっています。ミラーレス一眼カメラで撮影・画像編集は簡易的ではありつつも、日ごろから取り組んでいるのでそれにならって行ないます。
自宅でも出来なくはないのですが、何よりも照明が必要だったので撮影スタジオにお邪魔して物撮りをしました。
「パッケージ写真」「コイン単体の写真を複数枚」を最低でも用意しないといけないと思い、限られた時間で用意をしました。
また、写真で見るコインと現物のコインは良いも悪いも異なります。
なので、知り合いの動画クリエーターの方から以前「静で伝わらないなら動で伝えるのをしてみよう」と別件でアドバイスをいただいたことがありました。これを思い出し、自宅の庭でコインを動かして肉眼に近い様子を残しました。それが最初にも掲載した動画付きの投稿(以下にも掲載)です。
こういった部分も企画者・主宰として実施したいと考えていたので、もっと時間があったら出来たことが多くて反省点がどんどん出てきます。
こういう裏側も知っている人は何かのヒントになったら個人的にはとても嬉しいです。
4.これで&PiX第2弾企画は終了です
さて、1年間走り続けた本企画も6月10日で1クールという設定になっています。ということは、第2弾企画もこれで終了となります!!
参加してくださった皆さん、応援してくれた皆さん、そしてサポートしてくれた全ての方々に感謝申し上げます。
販売日も設定し、今週中にはメンバー全員にコインが行きわたる予定です。本当にここまでお疲れさまでした!!まだ現物をご覧になっていない方は、是非機会があれば&PiXや販売メンバーから購入・参加メンバーから見せてもらうなどで触れてみて下さいね。
次は第3弾企画だね、と言って下さる方もありがたいことにいらっしゃいまして…楽しみの1つにしてもらえて大変嬉しいです。ありがとうございます!
なのですが、ここで重要なお話です。
本来なら6月10日(&PiX誕生の日)に企画の内容を発表してきました。ですが、2024年は私個人:LilyKGとしての活動をもっと濃いものにしたい・レリーフピクセルの可能性を育む1年としてやっていきたいなと考えています。
ですので、今年は一旦おやすみの1年にして…また皆さんの前に第3弾企画やるよという堂々としたお話が出来たら良いなと考えています。どうぞ来年以降にまたお会いしましょう!!!
【番外編1】東京駅構内に広告映像が流れます!?
この度、東京駅構内にある「グランスタ東京B1F:スクエアゼロ」にて開催される「デジタルサイネージ企画」に参加いたします!
その名も クリエイターズエクスプレス です!!
メインは「スクエアゼロ」にある3m×3mサイズの柱…電子映像(デジタルサイネージ)に映し出されます。こちらは、メンバーであるHarhさんの下見調査によると『周囲にお店がありお客さんが座った真正面にあるので、しっかり目につくと思います。』とのことです。催しエリアでもある為、もしかしたら当日何かあるかもしれませんね!
もう一方は、エスカレータ前にある縦長の電子映像(デジタルサイネージ)…モノリスです。参加者の映像や画像がギュッと表示される場所です。この周辺にもお店があり、たくさんの人たちが行き交う場所とのことです。
この企画はさまざまな参加者の映像や画像がほんの数秒ですが各種流れます。&PiXもメンバー内で「映像の構成案・必要な画像・映像編集」など1人ひとりが出来ることを率先して取り組み、今回の限定映像を制作しました!
是非この夏、東京駅に行く機会がある方・行ける範囲の方はチェックしてみてください!我々&PiX第2弾メンバーの数名も映像を見に行く予定なので楽しみにしています☺
【番外編2】私が&PiXをやっている意図
そして最後になりますが、以下には私が&PiXをやっている意図を書きます。
自分に言い聞かせるという意味も含め、皆さんにも開示出来たらなと思ってつづります。
・・・・・・
なぜ私がこの企画を発足したのか、そのことが一番最初の&PiX記事に書いていました。
『&PiX』は私:イトウリリィがホストとなって、様々なクリエイター達と面白いことをする集団です。「楽しいより面白い」を信念に企画していると自負します。また、ドット絵師の方々のグッズが最近では販売される場面が増えたと思います。ですが、2019~2022年頃までは珍しいことだったのではないかと思います。なので、「自分1人では作る自信がない」「創作活動をする上でグッズを作るいい機会があったらな」と思う人もたくさんいらっしゃるのではないかと当時思っていました。
この企画を通して、&PiXで作ったグッズ・経験を踏まえて販売も出来る方は、是非クリエイティブな活動の資金にしてもらいたいのが私の考えです。
一方で、私の考えは「ここまで」だと思います。
冷たく聞こえてしまうかもしれないと思いますが、タロットもコインも、どういうアプローチに使うかは皆さん次第だと考えています。
私自身、販売をするのなら戦略的に周知活動をする・PR広告を打つなどは出来ていないと思いますし、参加者に不利な状況なのではないかと自問自答する場面もあります。
現に主宰・運営側が有利な状況とも捉えられることもあると思います。
・自分が販売しても売れないじゃないか
・参加者より主宰運営側に費用が入る(マネタイズ)のはズルい
・結局&PiXさんのドット絵ではないじゃないですか
上記のようなお声も正直、耳にしています。
これは私の『戦略的な販促』が弱い部分なので、勉強していく必要があると思っています。ですが、私はこれを「運営側である&PiXが全てをかぶるのも違う」と思っています。私は【この企画を通してグッズを作って創作活動の背中を押せたらいいよね】の考えで発足しました。「作る」という壁を超える1つの手段として&PiXを使ってほしいです。
そして、販売についてです。価格設定も大変難しいので単価が高い安いの正解はないですが、オリジナルを生み出す人・作家・アーティスト・クリエイターには「このグッズが販売に繋がり、そのいただいたお金で自身の活動に活かせたらハッピーだと思う」という私の考えが潜んでいます。同人活動と捉えるかどうかも人によるのですが、純粋に「自分で販売して得たお金」で出来ること・やれることを広げる環境とか考え方とかないよね、と考えています。
ただ活動の一環でモノを売るということは大事だと思います。でも、少なからず「その販売する場所(対面・WEB問わず)に立つための武器や道具がない」という人もいると思っています。
数人で作れるものを作るより、「大勢の人がいないと作れない=滅多に経験できないモノ」を作って販売してみるチャレンジもあっていいのではないかなと思います。個々人の創作活動で合同制作してグッズ販売するなら、個々人で出来ると思います。私はそこにおもきを置いていないです。「このグッズ、自分が売ってもなぁ」という人にあわせて【販売しないメンバー】を設定しているので、その点については完全に皆さんが選択できるように考えています。
更に、これも良いか悪いかはわかりませんが、私は「ある程度の個人たちが作ったことないであろうもの」を探して企画に出来ないかと過ごしています。楽しいより面白いと感じることが大事だと感じているからです。
長くなってしまって申し訳ありません。そして不快に感じた方がいたら申し訳ありません。&PiXを始めてから、私の意図が伝わっていないと感じて今回アタマの中を言葉にしてみました。
疑問に思う点があれば、それは私に連絡してもらえたら理由もお話します。私も完璧な人ではないので、皆さんの意見でやった方がいいなと思ったら反映もします。
このnote記事も、活動の透明性・少しでも気になる方と私の備忘録として残しています。なぜなら、「言った・言わない・書いた・書いてない」ということだけでトラブル回避に繋がると思っているからです。ルール縛りが多いと辛くなりますが、ある程度の項目がないと成立しないです。私も自分が違反していたら嫌なので、ルールを設けています。
賛同する人たちが気持ちよく参加出来るように、今年度のお休み期間に改善できる点を見つけて「企画やります!」と言えるようにしたいです。
・・・・・・
本当にたくさんの方々に支えられて企画運営出来ています、本当にありがとうございます。
これに懲りず、今後とも宜しくお願いいたします。
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