憧れのモスクへ~マレーシア・クアラルンプール②
「行ってみたい国リスト」に長年入っていた、マレーシア・クアラルンプールへ旅行に行ってきました。コロナ禍でずっと延期になっていた、念願の旅行を2023年になり実現することが出来ました。この旅行の目的はズバリ「モスク見学」です。
今回は3つのモスクへ訪れる事が出来ました!第二弾はアイアンモスクを紹介します。
アイアンモスク
通称、アイアンモスク、または鉄のモスク。正式名称はトゥアンク・ミザン・ザイナル・アビディン・モスクです。2009年に完成した、比較的新しいモスクです。2万人以上も収容出来るそうです。
アイアンモスクへ向かう
空港とクアラルンプール中心街のちょうど真ん中辺り、プトラジャヤという地域にあるこちらのモスク。先に訪れたピンクモスクからは車で5分の距離なので、ピンクモスクを訪れた方にはこちらのモスクもオススメです。
ピンクモスクについてはこちらにまとめています。
アイアンモスクに到着です。第一印象は「ここ、本当にモスク?」。Grabの目的地、間違って登録してたかな、と不安になります。というのも、先に訪れたピンクモスクは私の中にある「モスク」のイメージそのものだったのですが、こちらのアイアンモスクはドームが見えず、近代的な普通の建物。
思わず守衛さんに「ここはモスクですか?」と確認すると、「そうだよ!この階段を上ってモスクへ行ってね」ということで、言われるがまま向かいます。後からわかったのですが、こちらはモスク事務所やお店等のテナントが入っている建物でした。
アイアンモスク外観
ピンクモスクは自由見学スタイルでしたが、アイアンモスクは地元ボランティアの方がついてくださり、説明を受けながら見学します。私たちの案内は笑顔が優しいおじい様が担当してくださいました。
建物を抜け、外に出ると見えてきました!こちらがアイアンモスクの外観です。白を基調とした、近代的、新しくてきれいな建物。ピンクモスクとは雰囲気がガラッと変わりましたね。
両脇にある屋根付きの廊下を通り、オブジェの奥にある入口からモスク内部へ。ピンクモスクは観光客で賑わっていましたが、打って変わってこちらの訪問者は私たちのみで、とても静かです。
一歩中へ踏み入れると、静けさも相まって、別世界のような雰囲気。日光が反射して幻想的な雰囲気です。
守衛さんに挨拶し、ローブを借ります。そしてさらに奥へ進みます。
ボランティアの方がたくさん私たちの写真を撮ってくださいました。撮る度に「無料だから安心して!」と言ってくださるので途中、「実は無料でないのでは。。」と不安が一瞬よりぎましたが、もちろん最終的にお金は一切取られませんでした。寄付を募っているようなので、そちらに募金してみるのも良いですね。
アイアンモスク内部
モスク内部に入ると、その美しさと迫力で語彙を失いますね。。終始、独り言のように「わー」と言っていた気がします。
名前の通り、モスクドームは大部分が鉄で出来ています。壁面にはドイツ製のガラスが採用され、光をたくさん取り込むので、床やドーム内部に反射してそれがまた美しいです。ピンクモスクは絨毯が敷かれていましたが、アイアンモスクの床や壁は特殊加工された中国のセラミック製だそうです。おかげで内部はひんやりしています。
ドーム内部や礼拝の祭壇にはコーランの言葉が刻まれています。
写真内、ドームの下にあるのがライトで、夜になると点灯し反射がきれいだそうで、その外観を見にあえて夜に訪れる観光客もいるようです。
また、壁の下部はこのように下が開いている構造なので、風が吹き込んできてとても涼しいです。
モスク脇にはインフィニティプールならぬ、インフィニティ池が広がっていて、その奥には川が続いています。
市民の方は悩みがあるとここへ来て、この景色を見ながら座り、心を落ち着かせる場になっているそうです。また、メディテーションする場でもあるそうです。
ボランティアの方が「私たちと日本には共通点がある」と言っていたのが印象的です。あまりピンと来てなかったのですが、この静かな空間でマレーシアにいる事を忘れさせる爽やかな風を感じながら、日本の寺院や境内で緑や風景を見ながらゆっくり過ごすのと似ているのかなと思いました。
まとめ
事前に写真で見たアイアンモスクはピンクモスクのような派手さがなかったのですが、実物は全く別物でした。真っ白な壁と床、光に反射するシルバードームはとてもきれいで、迫力がありました。
幸運な事に見学者が私たちだけだったので、静寂さに包まれ、すごく癒されました。風の心地がよく、時間を忘れて予定をよりも長居してしまったほどでした。
ボランティアの方は写真を撮ってくださったり、一つ一つ時間をかけて説明してくださり、とても有難かったです。ただなんとなく見学するよりも、知見が広がり、より有意義な時間にすることが出来ました。おすすめです。
モスク見学、第3弾はブルーモスクへ訪れました。