ありのままの「自分」を掴むまで⑤ 友人との距離感
”いいひと”から解き放たれ身軽になりたい。
他人軸から自分軸を掴もうと決めた、心の有り様を正直に記していこうと思います。
前回は親との関係について触れましたが、今回は、友人との関係や距離感、また、親友との心の通わせ方について記してみたいと思います。
現在進行形ですので、気持ちも想いも、進んだり戻ったりしています。
学生時代
学生時代は、学級委員や生徒会役員をやっていました。
当時は、大勢の中での孤独が苦手でしたので、役回りがある方が、精神的に楽でした。
その流れなのか、何の違和感もなく、中学も高校も卒業後にはクラス会や学年の幹事を引き受けることになりました。
卒業後も何かにつけて、集まりたいという同級生の声を受けて、都度、場を設定し、仲の良い友人で集まったり、同窓会を開いたりしてます。
日程を調整するのも、人前で話すのも、難なく普通にこなせるのですが、頼まれごとが重なって慌ただしくなる場面があります。
誰かがたまには、やってくれたらいいのにな・・・と思うこともしばしば。
友人の特徴
学生時代から今もいい距離感で続いている友や、大人になってからできた友人は皆、更に、私より強い求心力を持っています。基本的にギバーで、精神力も強いです。
私が、そういう人々に惹かれているのかもしれませんが、皆、意志が強くて毅然としています。
テイカーの存在
・・・とはいえ、テイカーと呼ばれる人たちも多く集まってきます。
以前の私は、友人関係では特に、他人軸の側面が強く出て、”来るものは拒まず”でしたので、テイカーの存在には振り回されてきました。
NOとなかなか言えなくて、不本意な役回りをしたこともあります。
今現在も、断るのは苦手です。
仕事は勿論のこと、様々な役回りを引き受けることもしばしば。
今は、”自分軸”で捉えられる精神力が少し付いてきたので、全て自分のスキルに繋がるからと割り切って引き受けています。
友達は多い方がいいのか
知り合いは多い方だと思います。
探究心が強く、多様な価値観に興味があるので、多くの人と交流することのワクワク感は常に持っています。
多くの知り合いとは、広くて浅いカジュアルな人間関係です。
私は声が大きくてテンションが高い方なので、私の中に弱い、メソメソした部分が多くあることは、彼らはおそらく気づかないでしょう。
余計な気遣いはさせたくないので、基本的には、その弱さは見せたくないし、気づかなくていいとさえ、思っています。
その中でも、交流を重ねていくうちに、より親しく心のうちを交わせられる人は、いずれ出てきます。
そういう、自分の世界が広がるという面では、友達は多い方がいいと思っています。
ただ、不特定多数が一堂に会するような場面には、積極的には顔を出しません。
親友との心の通わせ方
一方、学生時代からの親友とは、深い絆で付き合っており、知り合いに比して、親友と呼べる存在は極少数です。
親友には、自分の弱い部分も曝け出し、お互いにそれをも受け入れた状態です。
実際、何かあれば駆けつけてくれる仲なのですが、依存ではなく、それぞれの時間や空間を大切にした、程よい距離感で居られるよう心掛けています。
親しき中にも、そのお互いのことを気遣う温度感が、親友とは似ているので、心地よい関係が築けているのかもしれません。
これからも、かけがえのない友を大切にしようと思います。
今年は、思い切って、”今年をもって年賀状を卒業します”と年賀状じまいをしました。
毎年、凝った年賀状を作成してきたので、自分のその行動に驚いています。
「今年こそ会おうね!」という、一年に一回の繋がりが切れるのが寂しい部分もありましたが、本当に繋がっていたい人とは、すでに他の方法で繋がっています。結果、脳のリソースが減って、気持ちが楽になりました。
また、次回もお読みいただけましたら嬉しいです。
ありがとうございました。