ワンオクロックのこと。

ワンオクロック。

音楽大好きで、ロック好きなので、今日はワンオクのことを書いてみようと思う。

ワンオクを見てると果てしなく深いロックやメタルへの敬意と愛情を感じる。自分たちのライブなのにメタリカのTシャツ着てるところが、もう、
自分自身よりも音楽への敬意を優先している姿勢がすごいなあと。

パッと見チャラっとして見えるかもしれないけど、
この人たちより音楽に対して腰が低くて敬意を持っていて、真面目に取り組んでいる人たちが他にいるだろうか。

かといって自分たちには強い個性はないし、とか自分達を世界の偉大なロックバンドと比べて蔑んでいたりコンプレックスを持っている様子もなければ、調子に乗っている感じも少しもしない。

以前TAKAがアメリカツアーに回っていた時
「アメリカではもうロックは死んでいる」
って悲しそうに悔しそうに、でも絶対にあきらめない、みたいなニュアンスをもってインタビューに答えているのを見た時、
「この人たちは『自分たちのロック』ではなくただひたすらロックが、音楽が好きなんだなあ」
とひしひしと思った。

才能の在り方は本当に多様だなあと思う。
個性の強さではなく真面目さとピュアな愛情が独自性になることがあるんだなあと。

私はどんな形で自分の作りたいものを表現できるのだろうか。

素晴らしいミュージシャンを見てると自分が恥ずかしくて消え入りそうになる時もあるけど、突き抜けた努力と愛情と忍耐力は色々な形で自分にしか作れない何かを見せてくれる。

自分にも何かできる、と死ぬ直前まで前進するしかないなあと。