【撮影解説】逆光×ロジン×齋藤俊介
逆光の写真、好きですか?
もしかしたら難しいから苦手と思う方もいるかもしれません。
でもポートレートとか、写真集の写真って、実は逆光が基本だったりします。
今回は夕陽の逆光を使った1枚を紹介します。
今回の1枚
【球場】京都市西京極総合運動公園野球場(わかさスタジアム京都)
【試合】2017.04.29 JABA京都大会
【選手】JX-ENEOS 齋藤俊介投手(成田高ー立教大、現 横浜DeNAベイスターズ)
【カメラ】Nikon D7100
【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO640 f/4 1/1600s
実は以前投稿した日立製作所の齋藤投手の写真の、
数時間後に同じ球場で撮った写真です。
コピペ多くてサクサク書いた記事になります(笑)
撮影想定
逆光でしたが、右投手を三塁側から撮ろうと連写。
齋藤投手は右手が白くなるくらいロジンバッグを多用するのが特徴。
逆光で露出アンダー気味で撮ったことで、
手の軌道に合わせて、舞うロジンの粉を写せたのでした。
球場環境
第3試合、夕方に始まった試合、一塁側から西陽が射してきます。
以前の記事をご参照ください。
機材設定
だいぶ暗くなってきてるので、絞りは開放にしちゃいました。
投手の回旋系は1/1000より速くしないとブレるしなぁと思いつつ、
シャッタースピードは1/1600にして、あとはISOを少し上げてごまかし。
元の写真はこちら。
光が溢れすぎてる感があるので、補正でブラックポイントを抑えました。
終わりに
この写真は初回に撮った1枚なのですが、
2表にはもうマウンドを覆うほど影が伸びてしまいました。
ちなみに順光だと、こう写ります。
設定:ISO640、F5.6、SS1/1600s
オーソドックスな順光だとロジンの粉は微かに見える程度。
逆光の方が影を使って光の表現ができてるのかな?と感じます。
たとえ使っているレンズの開放F値が5.6や6.3と暗かったとしても、
最近のボディは高感度耐性いいエンジンを積んでいることもありますし、
ISO感度を思い切ってあげてみたり、
RAWで暗めに撮って明るく現像したり、
諦める前にできることはいくつかあると思います。
→次回の投稿で取りあげます!
冒頭に書いたポートレートは逆光が基本という点ですが、
・順光だと鼻や目元の影が強く出てしまう
・眩しい表情になり顔のシワが目立つ
などなど理由があります。
逆光だからこそ写せる美しさを引き出すチャレンジを、
これからも続けていきたいです(^^)
次回も右投手の写真をアップします。
今回同様、右投手を三塁側から撮ったものですが、
ドームで条件が悪い中で、どう設定して撮ったか、について記事にします!
おまけ
この舌の感じが俊介っぽい!笑
継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。