交換留学生がビザを延長してアメリカで働くまで
こんにちは!2022年8月からアメリカに留学している理系大学生のRinkaです!
前回の記事をご覧になってくださった方はご存じかもしれませんが、私は交換派遣留学プログラムを終えた後、仕事をいただいてビザを延長することができました。
今回は、アメリカでビザを延長する際の注意点、働き始めるまでのプロセスについて紹介します。
ビザに関する情報は時期やビザの種類などによって異なるので、あくまでも参考程度に。確かなことは国際オフィスなどにお問い合わせください。
J1ビザを延長できる条件
私はJ1ビザでアメリカに交換派遣留学をしていました。このビザを延長できる条件は、、、
・仕事内容が専門分野に関連している
・学期中は週に20時間、学期終了後は週に40時間まで働くことができる
・ビザの有効期限がきれて30日以内(grace periodが終わるまで)に仕事が始まる必要がある
一番厄介なのが、専門分野に関連する仕事を見つけることです。HandShakeなどのキャリアサイトのフィルター機能を使って、自分の専門分野に関連する仕事を絞ることができます。私は少しでも興味がある仕事は応募していました。球打ちゃあたるってやつです。
ビザは有効期限がきれてから30日間はその国にいることができるgrace periodというのがあります(この期間に仕事や交換派遣プログラムをすることは禁止)。その期限がきれるまでに、仕事が始まる必要があります。
ビザ延長に必要な書類
Official job letter
アカデミックアドバイザーからの承認
残高証明書
保険証明書
出身大学(home university)の承認
Official job letter
会社名、働く期間、詳細な仕事内容、給料の有無、会社の住所が記載されている必要があります。
アカデミックアドバイザーからの承認
仕事の目的、仕事が専門分野にどのように関わっているか、レベルが適切か、仕事の重要性を確かめることが書かれたレターです。
私はホスト大学(留学していたアメリカの大学)のラボの先生に書いてもらいました。
残高証明書
ビザを延長した後に生活できる十分なお金があることを証明するためです。最低一ヶ月1500ドルあることを証明することを勧められました。6ヶ月以内に発行された証明書である必要があります。
保険証明書
ビザを延長した後の期間も、保険に入っている証明です。
出身大学(home university)の承認
交換派遣留学プログラムの後に仕事してもいいよっていうことが書かれたレターです。私は大学の国際オフィスの人に書いてもらいました。
働き始めるまでのプロセス
1,上記の必要書類を現地の国際オフィスに提出
書類を全て集めるのに時間がかかります。書類を発行してもらう人にはできる限り早く連絡しましょう。
2,現地の国際オフィスから work authorizationをもらう
これがまたまた時間がかかる。アメリカのオフィス系はほんと仕事が遅いので何度も催促しました。
3,SSN(Social Security Number)取得
アメリカで働くために必要な番号です。Social Security Administrationというところに書類を持っていきます。
必要書類は、
・SSN申込書
・パスポート
・DS2019(有効なビザ)
・I-94
・Work authorization documents
SSN申込書は申し込む場所でももらえますが、ネットからダウンロードが可能なので、事前に用意しておくと安心です。
裏技:SSNカードがなかなか届かないとき
申し込んでから48時間以降に対面で番号だけもらうことができます。必要なものはパスポートと申し込んだ時にもらう控えの紙です。私は提出書類には番号だけ必要だったので、この方法で乗り切りました。
ちなみに私は5月中旬に申し込んたのですが、現在8月中旬の時点でまだ届いていません。もう諦めてる…。
4,Human resource centerに書類提出
以下の書類を提出しました。
パスポート&ビザ
SSNの申し込み控え
I-94
Work authorization
書類を提出した後は、渡されたフォームに個人情報、銀行講座の情報を記入しました。
すべての書類が処理されて、やっと働き始めることができます!!
はあ、長い道のりでした…。
個人的に一番ストレスだったのが、メールの返信が遅かったことです。ビザ延長の書類提出期限までに全ての書類を集めることができるか心配で、常にきりきりしていました。無事に全てのプロセスを終えることができてほんと良かったです。
アメリカのオフィス系の仕事はほんと遅いので、早め早めの行動で損はないです。
まとめ
今回は交換派遣留学プログラムのあとにビザを延長して働き始めるまでのプロセスを紹介しました。
やったあ、これで安心して働ける!という訳にはいかないですね。交換留学終了後の住まい探し、保険延長、帰国変更届、日本の大学の教授に報告など、やることはたくさん。ほんと、外国人として生きるのは大変です。でも、その分日本より刺激が多くて楽しいんですけどね!
最後まで読んでくださってありがとうございます。これからもアメリカ生活、英語学習、理系大学生に関する記事を書くので、また読みにきてくださると嬉しいです!
Have a wonderful day!!