逃げたい夜
今の生活全部投げ出して遠くに行きたい。
半年に1回くらい、いやもっと多いかもしれない。この衝動に駆られることがある。
勉強もバイトも何のためにしてるのか分からなくなって全部やめたくなる。特別辛いことがある訳じゃないし具体的にどこかに行こうと計画するわけでもないけど何かが体の中に溜まっていてそれを解放したくなる時が来る。世界を見れば比べものにならないくらい過酷な生活を強いられている人がたくさんいる。私はこんなに恵まれているのにだるい、めんどくさいの毎日で情けない気持ちになる。
退屈は人を殺す
って辻村先生の本に書いてあったな
「退屈」とは思わないけど、「必死に生きる」という意思がない。ただ「生きのびる」ことが目標だったらもっと必死になれるのかもしれない。戦地にいる人たちは私みたいな人間を見たら呆れるだろうな。でも「生きる」ことが大前提の生活の中で、自分でそれと同レベルの目標を作らなきゃいけないのも結構しんどい。
そういえばバイト先に来たお客さんが『暇と退屈の倫理学』っていう本を読んでいた。面白そう。
適当なことを考えて次の逃げたい夜がくるまでじっと耐える。未だ対処方法は模索中。