京都人か!?
友だちの大学の近くにたまたま来たのでいちかばちか会えないかと思って連絡をとった。
この友だちは帰国子女で10歳のときにわたしが通っていた小学校に引っ越してきた。中学が別だったが高校で再会した。一度も同じクラスになったことはないし、なんなら小学生のときもべつに仲良くはなかったが、わたしが昇降口の前で話しかけて以来仲良くなった。家の方向が同じで、たまに一緒に帰ったりしていた。そのためにしょうもない噂をされることがあったが其の実、彼はかわいい彼女と仲睦まじくしており、おれの彼女がどれだけかわいい存在か を永遠に説かれることなどもしばしばだった。
わたしが最後に彼と連絡をとったときにはその子とまだ付き合っている と言っていた。多分結婚するだろう とも言っていた。子どもの恋愛しかしたことのない私からしてみれば、少なくない年月を同じ人と関係を保っていることそれ自体が、すごいことだと思う。
彼は高校を卒業してもつながっている数少ない友だちのひとりだが、積極的に連絡を取り合う関係ではない(がお前のことは好き)ため特にやり取りもしないまま2,3年音沙汰なしでである。メッセージを送るときはそれなりにドキドキした。緊張する。もうわたしのことを過去のものとしていたらどうしよう
なんせ全然連絡とってないからねー
案外、返信がすぐにきた。
事前に言ってくれたら合わせたのにー
と言われた。残念!タイミングが合わなかったみたい。でも安心した。私のこと忘れてなかった〜〜
久しぶりに連絡を取れて、しかも会えない事を同じくらい残念がってくれていたのでテンションが上がったわたしは、私の顔が少しだけ写った写真をその場で撮って、こちらが近影です と彼に送りつけてしまった。
自分の顔写真をとるのにいつも抵抗があるわたしは、ましてや他者にそれを送りつけるなんて…どうかしてたわ………
後悔している間に返事がきた。
やったーー!嬉しい!!わたしは今、満面の笑みですよ!!!!!
とか思っていたけどちょっとまって、これ京都人の嫌味の可能性あるか……ありますよね!!!
いやいや、こいつは日本来てから福岡県民だし今も九州にいるし多分大丈夫や!!とインターネットに毒された思考回路をなんとかして落ち着かせた。褒め言葉は素直に受け取ったほうがいい、そのほうが嬉しいので。
まあまあとにかく、今日は会えなかったけど10月か11月に時間を作れるらしい。また今度ね!でうやむやにならず具体的な日時の予告あり で、とても嬉しい。
まったく、楽しみや〜
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