性に対するどうでもいいネタ

さて、わたしは26歳にして童貞である。
女性と致したことがないのだ。興味もないし、女体に心身が全く反応しない。

ストレートの友達に、女性のどこが好きになるのか興味本位で聞いてみたことがある。

ある人は雰囲気という。
なるほど。彼は恐らく見た目などの物理的な条件ではなく、オーラのようなものを異性に対して見ているのだろうか。興味深い。

ある人は信じられないが、胸と穴と答えた。
これは男性として一般的な感性なのだろうか?
彼はデンジくんの有名な「全部チンチンで考えてる!」というセリフがわかってしまうらしく、下半身と脳が直結している有様である。
頭のいい人ほど、大脳容量の都合上、性的に激しくエロくなるという説を聞いたことがあるが、彼は頭が良いので、そうするとこの説が正しいことはなんとなく立証されるような感じがする。

二人に聞いたが、どちらも「穴」には本能的に導かれるような感覚を覚えるらしい。
なるほど。わたしはよくわからない。海の生き物などと同じに見えると言ったらある方面から殺されるだろうか。
ちなみにアザラシなどは結構立派なイチモツを持っている。しながわ水族館で、立派なイチモツを持ったアザラシが悠然と泳ぐさまをみて下劣な私は失笑してしまった。

翻って男性とは色々とやったことがある。

20歳の頃に、マッチングアプリでたまたま可愛く写真が撮れたので、プロフィールに設定して適当にハウリング(そういう機能がある)していたら、適当にお誘いのメールが来た。

わたしは性に対してとても慎重で奥手で、性病などを恐れていたので、20歳を超えるまでは誰とも性交渉をしていない。

恋愛感情から始まる積み重ねた愛というものを私は知らずに、この道から同性愛の世界に入ってしまった。自暴自棄だったのではないかと思う。

端的に言うと、ゲイ向けマッチングアプリはヤリモクが9割を占める魔境で、わたしはその魔境で性的な繋がりを起点に、人間関係を構築しようとしていたが、逆じゃね、という思いが消えず、
(人間関係の醸成の先に性があるのではないかという意識の高まり)

私たちって人間としての正当な形の愛情とか性愛とかって、こういうふうにいびつな形で消費されるのが普通なのではないかと錯覚してしまった。

だんだん、都合よく扱われているようなきがしてきた。
性的欲求のはけ口、人間扱いはしてもらえない、なんだこれは、狂っている。

中にはちゃんと人間として接してくれる人もいたが、そもそもがおかしいのだ。

たまに、マッチングアプリで知り合えて付き合ってる!みたいな話を聞くが、あれは一部の勝者だけで大多数は淀んだ沼のような地点で終わることのない無限地獄の中で、性的に満たされる相手を探していたり、あわよくば恋愛関係になれたらいいな!とか妄想している哀れなホモの掃き溜めとなっている。ルッキズムも剥き出しで、「見た目」というかなり不可逆的な要素を抱えている中で、一般受けorゲイ向けしない見た目というのは苦しい。わたしはなまじ中途半端に見た目がかわいい時期があったので、いい思いも嫌な思いも体験できたのは果たしてどうなのだろうかと考えてしまう。

精神的に成熟できた+仕事が落ち着いたタイミングで、2丁目通いができるようになったのは幸せなことと思う。同じような感性の人と大人の付き合いができるのがうれしい。選ぶ店がいいのか知らないが、人間として扱ってくれるのが嬉しい。一方的な性的消費はもううんざりである。

という感じで、わたしはネット上で特にLGBTの方とは繋がらないようにしています。



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