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aries_sunrise
ワケがある
名古屋で24時間やっている寿司屋。
もう何十年もそこにあるとのこと。
狭い階段を上がったところにあり
本当に昭和を生きたおじいさま達が握っている。
平成ではなく「昭和」ノスタルジー。
トイレもスリッパ型だった。
カウンターから見えるネタは
どれもこれも新鮮でランチの握りも
特上で1980円。生牡蠣もまるでエビイカと同じ扱いでそれを提供している。
壁に貼られたネタを見ていくと
「松田聖子巻」
「ちびまる子巻」
「嫁姑巻」
「カンニング巻」
一体どんな巻物なのかしらと
知りたくてたまらない。
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気になって仕方がない。
「ソープランド巻ください。」
普通なら言わないけれど
このお店は客に興味を持たない。
言ってみた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156178558/picture_pc_9c70762e3cddfeb4267f458218de4e24.jpg?width=1200)
なるほどー。
そして次に
「不感症巻ください。」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156178612/picture_pc_fe288b9e1ff5bfec42f97770b1185932.jpg?width=1200)
「イカ入ってないよ。」
と渡された。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156178716/picture_pc_207d75c5bd26c9766de253349d448ab1.jpg?width=1200)
野菜三種が入っていた!
全部頼んでみたいので
この店は通う事に決定。
彼の人はこの店にだいぶ長く通っていたそう。
「ここにはひとりで来て
ひとりで飲む。大切な人じゃないと
一緒に来れない店や。」
と言った。
その訳もわかる。
そんな店。
握っているおじさま達を見ていると
生き方って色々あると思う。
自分と違う生き方をしている人を認めるのは難しかったりするが
おじさま達から滲んでくるこの雰囲気はなんだろう。淡々と仕事をこなす仙人の域とでも言おうか、面白すぎる。