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今年は100本映画を見ると決めたので

今年は100本映画を見る

フィルマークスの記録数ばかり気にして本数マウントを取ってくるシネフィル気取りの人間が大っ嫌いなので、映画を見た本数に関しては意識するのにはあまり意味がないと思っている……けれど、年間100本と目標を定めたのは、普段より大きめの目標を定めることで、普段見ないジャンルの作品にも目を向けようという試みの一つでもある。

多分、本当に映画を好きな人は息をするように、魚がの中を泳ぐように映画を見ているのだと思うけど、とにかく意識して映画を見ることで、何か知らない名作に出会えれば、と思う。

手始めに、最近見た映画の感想を書いていく。

普段はTwitterで感想を書いているけれど、140字では中途半端に描き切れないもどかしさがあるので、こうしてnoteに書く。
あくまで、気軽に、雑に、書いていく。

①マイ・ボディガード

デンゼル・ワシントン×ダコタ・ファニングの組み合わせが最高。
元傭兵の無愛想なボディガードが、無邪気な少女との交流を通して人間らしさを取り戻していく過程が微笑ましくも、少女の誘拐により冷たい現実に引き戻される温度差が凄まじい。ようやく訪れた平穏を奪われた主人公が、復讐のため元の冷徹な殺人マシンとして誘拐に関わった悪党を殺していく様が、観客としては爽快ではあるものの、どこか心に棘が刺さるような、痛々しい複雑さを孕む映画。トニー・スコット監督特有の絵作りがカッコイイ。
前から聞いてはいたが予想以上の面白さだった。

②ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

学者になって腑抜けた悟飯を叩き直すため、ピッコロさんが余計なことをアレコレする話。確かに悟飯を覚醒させるに一番手っ取り早いのは怒らせることだというのはセル編で分かったけれど、悟飯を無理やり戦わせるために、ピッコロさん自らが娘の誘拐にいっちょ噛みしていくあたり、サイヤ人の連中並みにろくでもなさすぎて笑った。

レッドリボン軍やら人造人間やら、セル編を意識した原作要素が沢山盛り込んで、敢えて最初から最後まで悟空とベジータを蚊帳の外にしてるあたり悟飯を主役にするためのお膳立てがすごい。

作画もめっちゃよくてバトルシーン見てるだけで滅茶苦茶気持ちよかった。

③ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:vol.3

最近マーベル・ライバルズというゲームにお熱なだけあって、MCU絡みのまだ見ていない作品をまた見始めた。
ガーディアンズの最初期はややコメディ寄りにしたスター・ウォーズみたいな感じだと思ったいたけど、インフィニティ・ウォーとエンドゲームを通じてもはや3作目……ちょっとキャラに愛着がわいてきた部分もある。
今回は言葉を話す陽気なアライグマ、ロケット・ラクーンの過去に焦点を当てた話で、全体的にシリアス度がやや高め……ながらも小気味良い掛け合いは健在。ガーディアンズのメンバーの誰にも見せ場があって、最後まで飽きずに見られた。シリーズの中では一番面白かった。

④ソー:ラブ&サンダー

見てなかったMCU作品その2。
アスガルドの神でありながら人間社会にも属している、最近はちょっと複雑な立ち位置の雷神ソー様。北欧神話の神様なので他のメンツより強キャラすぎるきらいもあり、作品としても扱いづらいのか、シリアスに寄ったりコメディ路線に行ったりとか、やや迷走気味……だったものの、今作は敢えてコメディに極振り。神話ベースのスケールが人間大に縮小されたおかげか、だいぶ見やすくなっていた。ソーの元カノのジェーンが元武器(?)のムジョルニアで女ソーに変身して共闘する超展開のせいで、ちょっと気まずい複雑な関係になるのも意外で面白かった。
ソーの単独作品の中では一番好き。

⑤ビーキーパー

ジェイソン・ステイサム監督・主演の映画。
ステイサムに求められている役割を全て理解したステイサムがステイサムを演じた、ステイサムのステイサムによるステイサム映画。
いわゆる「舐めてたアイツがやばいやつで……」系の作品で、ジョン・ウィックなどに近しい作風だけど、銃器を極力使わず、肉弾戦で悉くの敵を薙ぎ倒していく様が気持ち良い。CIAや警察組織にもガンガン喧嘩を売るスタイルだが、悪事に加担しない者はちゃんと殺さず痛めつけるのみの方針が見えるあたり、正義の味方として気持ちよく応援できるのが〇
脳みそ空っぽにして見れる痛快娯楽作だけど、ところどころに完成度の高さが垣間見える良作。フィッシング詐欺団体相手とはいえ、両手にガソリンタンク持ってカチコミに行くオッサン、普通に怖すぎ。

これからもたくさん映画を見るので

気が向いたら感想を書きます。

記録だけしてるフィルマークスです。
おススメ映画あったら教えてください!

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零井あだむ
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