TPM2.0を有効化してWindows11へのアップグレードを諦めない
Windows10のサポートが2025年10月までだと発表されたことを先日、ふと思い出しました。
サポートが終了ということは、Windows Updateも受けられなくなるということ。仕事で使っているパソコンの場合、サポート外のOSを使っているとセキュリティ上の理由で取引を断られる可能性もあります。
やっと重たい腰をあげて、アップグレードを試みることにしました。
2021年購入のWindows10マシンの場合
Windows11が発売されたのが2021年10月で、私のメインPCは2021年11月に購入。いくらなんでもWindows11アップグレード対象だろうと当時の私は高を括ってたんですが、いざWindows Updateのチェックをかけると…何とシステム要件を満たしてない!
後にリリースされた「PC正常性チェック」で確認しても❌の結果。
PC正常性チェックでダメだった…けど?
当時は理由の記載がされませんでしたが、現行ツールは何が原因なのかも記載してくれるようになりました。
ただ、そのことを知らなかった私は別のツール「WhyNotWin11」で確認。
❌だったのは「セキュアブート」と「TPMバージョン」の2点。
それ以外はクリアしているのに!
そもそも「TPM2.0」って何? 後付け出来ないの? 色々と調べてみると…
これはチャンスあるのでは…
さらに調べると、そもそもマイクロソフト公式にも…
これはいける。そもそも最初から有効化してくれていたら…!
(なぜ無効がデフォルトだったのかは調べてもよくわかりませんでした)
TPM2.0を有効化でチャンス!
早速、TPMを有効化してみますが、BIOS画面を開くことになります。
普通に使っていると、まずお目に掛からないBIOS画面。私も、今のPCにしてから開いたのは一度きり。
「Windows BIOS 開き方」などと検索して調べてみてください。
そもそも自分が使ってるパソコンのマザーボードだとかメーカーだとかよくわかんない…という人は「HWiNFO」がお勧め。
さて、BIOSを開いたら開いたで、全て英語。でも怯まずいきます。
実はここで、公式の情報がとても役に立ちました!
メーカーによって変わってくるのが厄介なんですよね。右往左往している最中にこの情報を見つけ、何とか辿り着けました、ありがとう!
でも今ならメーカー側でTPM2.0有効化の方法を図解してることが多いようでした。最初からそれを見たら早かった…
Windows11対応できるIntel CPUサポート一覧表
こちらも参考までにどうぞ。Intel CPU自体は「システム」からもさくっと確認できるので、照合してみると良さそうです。
正常性チェックOKに!
ただ、すぐにはWindows Updateへ反映されないようです。そちらの画面では未だに「システム要件を満たしてません」メッセージのまま…
ただ、数時間~数日で情報が更新され、Windows11アップグレードの案内に変わるようです。私は翌日以降にアップグレード案内が出ました。
無事にWindows11アップグレード完了
アップグレード時間は思っていたより短かったです。コーヒー淹れてる間にしれっと完了していたので、再起動して反映。
愛用しているSAI2やOrchis Launcherも問題なく動きます。
これは毎回やるんですが、ショートカットを作ると「- ショートカット」と付与されてしまうのを停止するのも改めて設定し直しました。
→ショートカットファイルの名前に「ショートカット」と付けない方法
やることを短くまとめると…
「PC正常性チェック」や「WhyNotWin11」で不足している要件を確認
"セキュアブート"や"TMP2.0"が無効なだけなら以下へ進む「HWiNFO」などのハードウェア情報が見られるツールを用意
マザーボードの名称をメモ(例:ASRock H570)
Google等で「(マザーボード名) tmp2.0 有効」を検索
(例:ASRock H570 tmp2.0 有効)BIOSの設定手順など情報が記載されてるページがあればそれに沿う
(例:https://www.asrock.com/support/faq.jp.asp?id=500)
私のマシンの場合、TPM自体は既にEnableになっており、セキュアブートの設定だけを有効化するだけでした!
Intel® Platform Trust Technology → Enable(最初はDisabledだった)
ということで無事、Windows11アップグレード完了です。
お疲れさまでした!🐏