【noteとスタエフ】書くことと話すことの違いについて。

私は、書くことは【note】で、話すことは【stand.fm(スタエフ)】で発信しています。

【スタエフ】での音声配信は3ヶ月程前から、【note】での文章の投稿は1週間程前から始めました。

二つのことをやってみて分かったのは、書くことと話すことは大きく違っているということです。

自分を表現する点では同じことでも、書いた方が伝えやすいことと、話した方が伝えやすいことがあることに気付きました。

私はずっと自分は話すことが苦手だと思っていました。

仕事をしていて上司に報告をするような場面で、起きたことの状況や経緯などを説明する時、話す前にまず凄く考えてしまうのです。

どこから話せばいいのか…そしてどこまで話せばいいのか…一番分かって欲しいことは何なのか…考え過ぎて頭がごちゃごちゃになり、実際に話し始めると出端を完全に挫き、そこからぐずぐずのカオス状態に…
ふと相手の顔を見ると明らかに全く伝わってない…
飽きれた顔をされたことさえあります。

私はどうやら、報告のような物事の状況説明のようなことがとても苦手なようです。

なので、人に分かりやすく話をすることは私にはできないことなのだと思っていました。

ですが、【stand.fm(スタエフ)】で音声配信を始めてみると、私の話が分かりやすいとか、声や話し方、話の構成などを褒めていただくことがありとても意外でした。

【stand.fm(スタエフ)】を始める前は話も上手くないし、声も低いし、一般人の私の話に興味を持ってくれる人なんて本当にいるのかな…と、かなりネガティブな気持ちでいっぱいでした。

でも始めてみると、話すことが苦手だと決めていたのは自分の中での問題で、外に出して見ると人の反応は全くの真逆でした。

音声配信に向いているとまで言っていただくことさえありました。

私はどちらかというと、書くことのほが好きで得意だと思っていたので、この3ヶ月【stand.fm(スタエフ)】で鍛えた表現力できっと同じように書くことでも伝えることができると思っていたのですが、実際は大きな違いがあることが分かりました。

また話した方が伝わりやすいことと、書いた方が伝わりやすいことがあり、それは同時に自分にとって話した方が伝えやすいことと、書いた方が伝えやすいことがあるという発見で、まさに気付きでした。

私はまず物事の経緯や状況を説明する様な話を分かりやすく手短に話すことが苦手でした。

ですが、自分が経験して実際に感じたことや思ったことを話すことは得意と言っていいのかな、と思えてきました。

自分のことを話すとき、【感情】的な話と【感覚】的な話があるかと思います。

話すことは、声のトーンや声の色、例えば話しの途中で言葉に詰まったり、「んー…」と悩んでいる様子、わくわくしているハイテンションな感じなど、声から伝わってくる印象や微妙なニュアンスが伝わりやすいので、【感情】を伝えるのにとても向いているのではないかと思います。

嬉しかった、悲しかった、頭にきた、などの【感情】は発する言葉に色を付けてくれるので、受け手に伝わりやすく、言葉で巧妙に表現しなくても雰囲気で伝わるようなこともあるかと思います。

なので、【感情】を伝えたい場合は話すことの方が向いているのかと思います。

実際、今のこの気持ちをすぐ伝えたいと思った時文字にするより話すことで【感情】を伝えたくなると思います。

一方【感覚】的な話をする時は、書くことが向いているのではないかと思います。

【感覚】的な話というのは、感覚なので話して伝えると言葉が直接的過ぎて返って伝わりずらい気がします。

文字で書いたものの方が、読んだ受け手が言葉の中から行間を読んだり、想像力を膨らませたり、自分でその世界観を広げていったり、伝える側からの直接的なものではなく、受け手の感覚に委ねる感じがあるので、例え受け手が読んだ話を上手く説明できなかったとしても文章から受け取った感覚が伝われば、伝わったことになるのではないかと思います。

なんだか話が堅苦しく、難しくなってしまった気がしますが、とにかく私が感じたのは書くことと話すことは使う筋肉がまるで違うということです。 

試しに同じ内容を【note】では書き、【stand.fm(スタエフ)】では話して、実験してみました。

やはり【感情】的な話は話した方が伝えやすい感じがあり、【感覚】的な話は書いた方が伝えやすかったです。

特に【感覚】的な話を音声配信した時、「よく分からないけど、マニアックで凄いと思った」というようなコメントをもらいました。

まさに【感覚】で伝わるってこういうことなんだと思います。
だから内容自体がよく分かるのは、やはり書くことの方なんだと思います。

発信することを始めたばかりですが、難しさを感じながらそれを楽しんで、書くことも話すこともこれからも続けていきたいと思っています。













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