経験値積みたい。
配達される荷物は、できるだけ直接受け取りたい派。
宅配ボックスもあるのだが、しっかり扉を閉めないで行く人が非常に多く、そんな状態で盗難に遭ったとしても何の補償もされないと聞いてからは、あるのにもかかわらず使わないという、もし不在だった場合配達員さんに「チッ」と舌打ちされても致し方ない暮らしをしている。
そしてそんな状態なのに相性のよろしくない配達会社というものがあり、そういう会社には無駄に個人情報お知らせしたくないのー、と再配達アプリなどの登録もしていない為、自分で配達会社の選択ができずやむを得ずその会社から荷物が届くことになると、やや青い気持ちになる。
そんな中、不在の時間に荷物が届くかも知れない事象が発生。どうしようか悩んだ結果、その日は何となく気が向いて宅配ボックスを開けて出かけることにした。再配達アプリがない為「いなければ宅配ボックスに入れておいてくださいねー」的お願いはしないまま、ただぱっかりと開けて出かけた形。
時々、勇気を出してこのような行為に出たにもかかわらずボックスの存在に気づれかず持ち帰られてしまうこともあるので、「入れておいてくださいねー」的お願いをしないままボックスだけ開けるのは、わたしにとってはある種の賭けのようなものだったりする。
結果。「荷物はボックスに入れておきましたよ!」という連絡票がポストに。そして、鍵がかけられたボックスの中には、無事、ちんまりと荷物が鎮座していた。
何の連絡もしないのにちゃんと荷物をボックスに届けてもらえたよろこび。そしてそれを無事に受け取れたよろこび。
こういう経験値が積めたら、何としても直接手渡しでなければ……!みたいな気持ちが消えるのではないかと思うんだけどな。
積みたいな、こういう経験値。
ちなみに本当に小さなことなのですが、その会社の人は門も開けっぱなしで帰る人が本当に多く、帰宅してぱっかり開いた門を見ると本当にげんなりした気持ちになるのですが、この時は門もちゃんと閉めてくれていて、その点でも非常にありがたくよろこばしい気持ちになったのでした。
積みたいな、こういう経験値。