My greatest Mother
私の母は少し変わってる。
そりゃあ誰だって個性の一つや二つもあろうが、
身内の私からしても、何年一緒にいても変わってるなぁと思わざるを得ない人である。
まず愛想が無い。
本当に私の母親かと思うくらいに。
母は接客業をしていて、
もちろん仕事中の愛想は100点満点💯
普段、私の友人に会う時やご近所では愛想が無いのだが、母曰く「仕事で愛想振りまいているからプライベートは無理しない」のだそう。
なるほど。
初めて家に連れてくる友人は少し驚くので、愛想よくデザートを持ってくるよう仕込んだものだ。
そして、教育のポイントが少しズレている。
高校進学時、
「高校生になってもピアスは空けてはいけない」と言われた。
身体に穴を空けるのは許せないらしい。
それは分かる。(当時はブーブー言ってたけど)
でも「茶髪はOK!👌」と言われた。
ちなみに校則では禁止。
結局厳しい部活に入ったので誰よりも校則を守る羽目になったのだが、後々考えても兄と同じ高校だったのになぜ茶髪OKとか言い出したのか分からなかった。
そして一番驚いたことは、母の大嫌いなGが出た時。
家で出没した時、父親がいないと私が退治することになる。
母が自分で始末しないといけない場合は二つ。
①家で一人のとき
②仕事場で出たとき
まず家。
いろんな道具を駆使して退治したようで、私の帰宅後に報告してくる。
が、その報告の仕方が問題。
「キャーの世界やったわ😨」
キャーの世界?
突っ込みどころしかなくて逆に突っ込めなかった。
そして仕事場。
一刻も早く処理しなければならない。
私は母と一緒に働いたことがあって、まさにそのGが出た瞬間に出くわした。
家では私が処理担当になる場面だが、
職場ということもあってどうするのか見ることにした。(好奇心)
すると、家では見たことのないような速さで、
そしてなんと足で踏みつけた。
これにはもう私は耐えきれなかった(笑いが)
しかも極め付けは掛け声
「お母さーーーん!(涙)」
これは私が言ってるんじゃないです。
母が自分で言ってる言葉です。
ただ自分のことを言っているのか、
母の母(つまり祖母)のことを言っているのかは不明。
よく、戦時中に特攻隊が最期に叫ぶのは
「お母さん」という言葉だときく。
恋人でも、友人でも、父親でもない、母の名を。
それとよく似たものなのだろうか。
これも意味不明すぎて本人には聞けない。
他にも挙げるとキリがないのだが、
そんな母でもやはり母親業はちゃんとやってくれていて、
むしろちゃんと過ぎるほど私達を大切に育ててくれました。
父の両親と同居して、強烈なお爺ちゃんと30年近く一緒に暮らせたのも、前向きで忍耐力があって小さなことは気にしないお母さんだからだと思います。
お父さんのことを尊敬する母もまた、私の目標です。
そんなこんなで
母の日だったので母のことを書きました。
お母さん、いつもありがとう🌹
(ちゃんと母の日にも言いました)
NOZOMI