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PLより淀川

花火の話です。

関西で花火を見るなら、なにわ淀川花火大会でした。
お金に余裕が出来てからは有料席を取り、誰にも邪魔されない大画面で自分に降りかかる大輪の花を見る。
小さい頃はそうでもなかったんだけど、母が一人だけで打上近くまで行って観ていた程の花火好きで、私はオトナになるにつれて良さが分かるようになりました。
山葵はむりだったけどね。

侘び寂びがあるからこそ美しいものなので、ただただ連発するのはあまり好きじゃない。
そして、花火の良さを際立たせるのは土手や沿岸でした。
去年神宮球場の花火を観に行ったけど、如何にも人工物らしい球場にしっかり守られた花火にがっかりしてしまった。

近くで観るとさらに迫力ある「ドンッ」という音は身体でも感じることができ、アトラクションでいうなら4D。

打ち上げ花火が好きすぎて、一時は本気で花火師を志していたがやっぱり花火は観る側がいい。

古くからの美しき伝統が現代に受け入れられるよう変形しながらも今尚存在し続けること、それを伝承する人の想いも込めて自分の元へ広がる花火は、いつの時代も人の心を掴み離さない。

アーティスト活動をしていると、ついつい演者目線でモノを見がちになってしまうけど、本来始めようと思ったのはそこじゃない。
日常の中の当たり前にある非日常感として、生きることの素晴らしさ、出会うことの奇跡、共有する喜びを一緒に感じたいとそう思っただけ。ただそれだけのことなのに、頭が硬くなっちゃうね。

毎年夏はこの気持ちを思い出させてくれるので、大切に大切に、今年の夏も感じていきたいと思います。

日本三大花火大会も行きたいけど、4尺玉を一回でも観てみたくて、片貝に行くのが夢です。

とにかく、打ち上げ花火が大好きです、というブログでした◎

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