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離乳食!亜鉛を含む食材は?

私は保育士を17年間しており、現在も保育士をしながら沢山の親子と関わり、子育てについて色々な相談を受けております。子育ての悩みは色々ありますが、「食事」に関して頭を抱えてしまうことは珍しくありません。子どもの成長には何が重要で、どのように食べさせたらいいのか…考えれば考えるほど行き詰まりを感じてしまう方も多いでしょう。
今回は、亜鉛を含む食材についてご紹介します。

鉄を多く含む「赤身の肉類」は亜鉛も豊

亜鉛が多く含まれる食材
厚生労働省によると、6~11ヵ月の子どもの亜鉛の食事摂取基準(1日に必要なエネルギーや栄養素量を示した基準)は、3mgとされています。では亜鉛の摂取を考えたとき、どのような食材を離乳食として与えればよいのでしょう。

亜鉛を豊富に含む食品として、よく知られているのが、牡蠣です。しかし牡蠣は食中毒の心配もあり、細かくすりつぶしたとしても離乳食には適しているといい難いでしょう。

次に亜鉛を多く含む食材として、牛肉の赤身、豚肉の赤身、鳥のレバー、豆腐、納豆、卵黄、チーズがあります。鉄が多く含まれる赤みの肉類は亜鉛も豊富に含まれているので、赤身の肉類をうまく離乳食に取り入れていくといいでしょう。

ただ、肉類は常に食中毒の危険が隣り合わせです。離乳食を作る際には、衛生面に十分に気をつける必要があります。もしくは衛生面にすでに配慮されている、肉類が含まれている市販の離乳食や、亜鉛を多く含む海外製の離乳食を与えてもいいでしょう。

豆腐や納豆などの豆類にも亜鉛が含まれていますが、同時に豆類には亜鉛の吸収を妨げるフィチン酸という物質が含まれています。フィチン酸は亜鉛とくっつくことにより、腸から亜鉛が吸収できなくなってしまう作用があります。そのほかに亜鉛の吸収を妨げるものに、食物繊維やカルシウム、オレンジジュースなどが挙げられます。

これらのことからも、亜鉛を効率よく与えるには、肉類を用いた離乳食や、亜鉛を多く含む海外製の離乳食を用いることだと考えられます。離乳食が進まないことだけを理由に、鉄は豊富でも亜鉛はゼロのフォローアップミルクに変えると、亜鉛が足りなくなる恐れがあるのです。

離乳食は母乳・ミルクだけでは足りなくなる栄養を補うためのものです。日々成長し、動き回る子どもの安全を確保しつつ育児をする…このような状況のなかで、栄養面や衛生面に配慮して離乳食を手作りするのは、難しい場合があります。子どもの発育発達に必要な栄養を大事に思うからこそ、市販の離乳食を用いるという選択肢は、ありなのではないかと思う。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからもどんどん赤ちゃんや幼児期に必要な環境の整え方を保育士として沢山お話していきます。

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