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離乳食『牛乳』与える量は?

私は保育士を17年間しており、現在も保育士をしながら沢山の親子と関わり、子育てについて色々な相談を受けております。

『離乳食の牛乳の進め方ついて』
疑問を持たれているお母さん達は多いようです。
お子さんの離乳食で初めての食べ物をあげる時、アレルギーが起きないか心配になる事はありませんか?
今回は、小さいお子さんの食物アレルギーで2番目に頻度の多い『牛乳』についてご紹介します。

牛乳アレルギーは乳幼児で2番目に頻度の高いアレルゲン(アレルギーの原因)です。
また、食べ物によるアナフィラキシーの原因として最も多いアレルゲンです。

栄養豊富で赤ちゃんの成長のためにも離乳食に取り入れたい牛乳ですが、アレルギーの心配や扱い方などで迷いがちな食品です。離乳食での使い方には栄養面で注意したいポイントも。今回は、牛乳を初めて与えるときの量についてご紹介します。

牛乳を離乳食で初めてあげるときの量は?

中期の場合

中期の一食での乳製品のめやすは50~70gです。ほかのたんぱく質と組み合わせたり、牛乳とほかの乳製品を合わせるときは量を調節して与えます。乳製品に限らず、はじめての食品を与えるときは、スプーンで1さじ程度から様子をみながらあげるようにしてください。牛乳は調理用として加熱したものを与え、アレルギー症状(目や皮膚のかゆみ、発疹、くしゃみなど)や下痢をおこすことがなければ少しずつ増やしていきましょう。

後期(完了期)の場合

後期の乳製品のめやすは80g、完了期は100gです。こちらもたんぱく源が乳製品のみでの目安となるのでほかのたんぱく質との組み合わせ方によって量は調節していきましょう。後期、完了期になってからはじめて牛乳を試す場合も同様に、スプーン1さじからはじめてください。 進め方は同じで食べて問題が無ければ量を増やしてみてくださいね。毎回必ずこの量をあげなければいけないわけではないので、ほかのたんぱく質と合わせて調節しながら与えましょう。

次回は、離乳食の牛乳の進め方についてご紹介します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

これからもどんどん赤ちゃんや幼児期に必要な環境の整え方を保育士として沢山お話していきます。

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