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弾き語り曲「深く潜れ」ANOTHERSTORY


いつも、文の初めが出てこない。
無理矢理人との会話、ましてや人のいないところでさえも一方的に会話を進めるしかない

私は様々な呪いをかけられてきた。
その呪いは人によって違ったし、その人のそうあって欲しいを満たす為に人に呪いをかけられてきたのだと思う。
実際その方が楽だ。
自分がどうありたいかなんかは自己形成できてるつもりで、でも呪いをかけてくる相手を少しでも傷つけたくないと思えば思うほど私は呪われた。

そしてその呪いには副作用があって、その副作用は人の考えの憶測がどうしても深く深くなってしまうことだった。でもその憶測というものは大体当たっていた。特に相手が私と「どういう関係を望んでいるか」は見透かすことができた。
欲というものは残酷だが、どれも何かの欲に通ずるものがあったと思う。
そして呪いの駆け引きをするのだ。染まるのか、染まらないのか。呪いの狂気に乗っかるのか、駆け引きをして火薬の煙ように揺れる。

別に呪われていたって人に欲を被されたってぶっちゃけいいのだ。
傷付かなければ。
けどその呪いが満たす欲は食欲とか性欲とか睡眠欲とか承認欲求とかそんなもんなわけで、
それを満たしたっていつもどこか虚しいところを持つ
それはもちろん「心」の話。
一見満たされてるようで本当はもっともっとと何かが言っている

「どこか虚しい」というのはほんとに厄介で
呪いを解いても解決することでもないのに
何か、どこか、心の奥底のしんどさだけ保つことになる
それを「欲しがり」という否定で押し殺すのであればそれも呪いだ
自分の感情をも、人に呪いをかける、その人に対する概念。

呪われても、欲を満たしても、
自分の虚しいは消えないから
もうこの呪いも欲も気休めに満たしていたいだけ。ほんと、そんだけ。

だから呪いを解いた時のさよならも
欲を満たしたあとの虚無も

満たす前に燃やした火薬みたいな匂いがすんの。燃やした瞬間も燃やした後も真っ暗な夜に焦げた匂いがするんだ。

それをどう思う訳でもないんだけどね。ばーか

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