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【動画解説あり】犬がトリミングで嫌がる顔カットはチンレストで解決できる!

トリミングで「身体のカットはいいけど、顔カットは嫌がってさせてくれない…」というのは、トリマーも飼い主様も共通認識としてもっている悩みだと思います。

そこでぜひおすすめしたい方法が、チンレストです。

チンレストとは、ハズバンダリートレーニングの取り組みのひとつとしておすすめする、あごを休めるという意味をもつトレーニング。

こちらではチンレスト動画と合わせて、歯磨き練習動画もセットでお付けしています^^

・チンレストができるようになる
・歯磨きもできるようになる
・顔カットも嫌が減って平気が増える

この記事を読むだけで、チンレストから派生して、生活における犬との取り組みの幅が増やるので、ぜひご活用ください。

また、こちらの記事をご購入の方へは、さらにお得な特典も最後にご用意していますので、ぜひお楽しみに^^


犬が顔カットを嫌がる理由を理解しよう

顔カットをしないといけない犬種の場合、カットを全くしないということはQOLの観点からも選択できません。

しかし、見た目ではなくQOLを重視したカットであれば、とりあえず目元だけ、口元だけ、といった形で部分的にカットするに留めることはできます。

とはいえ、顔カットが嫌だと言っているのを無理に保定してやるというのは、正直なところ私たちトリマーもできればやりたくありません。

だからこそ、「なぜこの子は顔カットが嫌なのだろう?」というところを、しっかりと理解する必要があります。

この『なぜ』というところを理解できなければ、どんなにご機嫌を取ったりおだてたところで、嫌がる犬が顔カットが平気になる可能性はとても少ないです。

犬が嫌がるポイントを細分化して平気を育てる

一言「顔カットが嫌だ」と言うことは簡単ですが、大事なのは顔カットというカテゴリのどの部分に対して、ネガティブな反応を示すかを知ることです。

例えば、顔を持たれるのが嫌だとしましょう。このとき、次のことを注意深く観察してみます。

  • 顔に手が近づくのが嫌そう

  • 顔に手が近づくのは大丈夫そうだけど実際に触れるのは嫌そう

  • 顔の左側から手が近づくのは大丈夫そうだけど右からは嫌そう

  • 頬のあたりを触られるのはいいけど顎下を触られるのは嫌そう

このように、顔を持たれる(触られる)のが嫌だと一言で終わってた内容も、嫌がるポイントがどこにあるかを細分化すると、これだけ考えられる可能性がでてきます。

もし顔に手が近づくのが嫌そうなのであれば、どこの距離までなら大丈夫でど、こからがNGなのかを観察して把握しましょう。

それがわかったら、次は大丈夫だと感じる距離を短くしていくための練習を重ね、最終的に顔に手が触れても平気でいられることを目指す…という流れです。

このようにして、嫌がるポイントを細分化し、少しずつ平気ポイントを増やしていくことで、協力のもとで顔カットができるよう目指します。

チンレストは犬との約束の合図

顔カットが嫌だというのは、例でのケースでもう少し具体的に考えると、顔を持たれる(触れられる)のが嫌だと言えます。

であれば、犬にとって『触られる』のではなく『触ってもいいよ』と思ってくれるようにできれば、顔を触られても大丈夫という目標を達成可能です。

このように、犬自身が顔を触らせてくれる、もっというと犬が自ら顔を預けてくれるようになるトレーニングが、チンレストなのです。

そして、チンレストは犬との約束の合図として機能します。

「あなたが顔を預けてくれている間だけ顔に触れるね。あなたが顎を離したらすぐに辞めるね。」

この約束を可視化したのがチンレストなので、犬の意思を尊重した協力のもとでのトリミングができるというわけです。

愛犬と楽しくできるチンレストのやり方

では、実際にチンレストをどのようにするのか、そのやり方をご紹介します。

分かりやすく動画でも解説していますので、参考にして練習してみてください^^

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