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回避で防ぐ!犬同士のトラブルを防ぐために飼い主さんができることと万が一の対処法
夏も終わり、愛犬のお散歩も時間を気にせず行きやすくなりましたね♪
いろんなところでお散歩を楽しむ飼い主さんとわんちゃんの様子が見られ、ほっこりしながら眺めています。
と同時に懸念するのが、犬同士がばったり出会ったときのトラブルです。
知っていれば防げたはずの犬同士のトラブルは非常に多く、それは今日からすぐに実行できることなのでぜひ知ってほしいと思います。
そこで、今回は犬同士のトラブルを防ぐために飼い主さんができることと、万が一トラブルに合ったときに対処法をご紹介します。
忘れてない?犬も人と同じ感情をもった動物である
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まずはじめに知っていてほしいのは、犬も人と同じように感情を持つ動物だということです。
人も同じ人間に対して「この人苦手だな…」「関わりたくないからあっち行っとこ」なんてこと、よくありますよね。
犬も全く同じで、例え相手が同じ種族の犬であっても必ず仲良くできるわけではありません。
しかし、なぜか人はつい「ほら、あいさつしなさい」「仲良くしなさい、お友達でしょ」とやってしまいがちです。
あなたの愛犬からしてみれば、「嫌だと言ってるのに!やめて!」という気持ちでしかありません。
そしてそれは飼い主さんへ向けられるのではなく、相手の犬に向けられるのです。
「やめろ!近づくな!あっちいけ!」
その結果、悲惨なトラブルに発展してしまうケースは少なくありません。
最大の予防は回避すること!犬のボディランゲージを読もう
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もし犬同士のトラブルを回避したいと考えているなら、ぜひ回避を徹底してほしいと思います。
つまり、トラブルが起こる前に予防をするということです。
お散歩中に他の犬に出会っても、問題なくすれ違うことができるのであれば、あなたの犬はそれでもいいかもしれません。
しかし、もしも相手の犬がそうではなく距離を取ってほしいと言っているのであれば、近づくのではなく距離を取るという選択をしてほしいのです。
逆もしかりで、もし自分の愛犬が相手の犬にうまく対応できないのであれば、同じように距離を取ることでトラブルを回避しましょう。
もし道を後戻りできるなら後戻りをする、時間帯をずらして他の犬に会わないようにするなど、さまざまな工夫が可能です。
また、回避すべきかを判断するためにも、愛犬がネガティブな気持ちを出しているかどうかを知る必要があります。
それを可能にするためにも、ぜひ犬のボディランゲージを読めるようになってほしいですね。
プロからオンラインで学べる時代にもなっているので、そうしたものもどんどん利用していきましょう!
愛犬が他の人を噛んでしまったときの対処法
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回避の徹底や普段仲良くしている子同士であっても、ときにはトラブルが起こってしまう場合があります。
トラブルを止めに入るために自分や相手の飼い主さんが怪我をしてしまった場合、法律で決められた手順があるため、そちらをご紹介いたします。
1.お住まいの管轄の保健所または動物愛護センターに24時間以内に連絡を入れる
2.かかりつけの動物病院へ連絡し、狂犬病鑑定を実施する
狂犬病鑑定においては、狂犬病注射の接種の有無は関係なく必ず受ける必要があります。
・狂犬病注射を接種している場合
咬傷事故直後に1回、1週間に1回の合計2回。
・狂犬病注射を未接種の場合
咬傷事故直後に1回、1週間後に1回、2週間後に1回の計3回。
ただし、接種状況などによっても異なる場合があるため、かかりつけの動物病院の指示に従いましょう。
また、噛まれた人はすぐに流水で洗い流し傷口を10分程度圧迫止血をしてください。
そして、外科・形成外科・皮膚科のいずれかを受診しましょう。内科でも問題ありませんが、傷口の状態によっては外科や皮膚科のほうが専門性が高くなるため、おすすめです。
まとめ
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犬同士のトラブルは結果として人への危害へ発展することがあります。
人への危害がなかったとしても、犬同士で傷つけ合ってしまう可能性もありとても危険です。
うちの子は大丈夫と信じている飼い主さんは多いですが、絶対ではない以上ボディランゲージを正しく読み解き、可能な限り安全な選択をしていくようにしましょう。
そして、万が一トラブルが起こってしまったら速やかに管轄の保健所または愛護センターへ連絡を入れ、動物病院を受診しましょう。