2021.6.19ヒノマルソウル舞台挨拶記事まとめ

ヒノマルソウルの舞台挨拶、おそらくご本人たちには思いがけず、涙の舞台挨拶となった。(以下一部敬称略)

耳が悪い筆者は挨拶の内容を把握するため、色んなサイトを参照した。かなり数があるので暇人にもどのくらいあるかとまとめてみた。すると20本。目にとまったものは大体網羅したと思う。各社タイトルや内容や写真のチョイスが違って興味深かった。これを読むと内容がよくわかる。

さて、ここからは記事まとめの前の長い前置きです。

田中圭さんは今まで自身のドラマや映画関係で泣いたというのは2回と言っていて、舞台挨拶ではおそらく初。(ウォーターボーイズとおっさんずラブクランプアップ時の吉田鋼太郎さんへの花束贈呈の時。2021年6/16深夜のラジオtokyospeakeasyでも語っていたそうで、スポニチさんの記事より。

以下引用『一方、自身の経験に照らし合わせ、「俺、泣いたこと1回もない…あ、あるわ」と告白。「自分のアップで泣いたのは『WATER BOYS』だけ。それから何作やってるか分からないけど、1回も泣いたことない」と作品名を挙げた。

 03年に放送されたフジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」は、自身にとっても忘れられない作品で、泣いた理由を「終わった~(という)開放感」と明かした。男子高校生がシンクロナイズドスイミングに挑戦する青春群像劇。田中は山田孝之演じる主人公の親友を演じ、話題になった。

 実は田中は泳ぎが苦手で、「泳げなかったから、そもそもが。それがめちゃくちゃしんどかった」という。当時19歳で、俳優としては駆け出しのころ。「初めての現場で、初めてオーディションで取った役で、終わっちゃったことで、その後も仕事がある保証なんてないじゃない?やり遂げてほっとしたのとか、寂しさとか、あとは単純にようやく泳がなくていいとか」。喜びや苦しさ、寂しさなど、「いろんな感情で泣いちゃったんだと思う」と振り返った。

 ちなみに、自分のクランクアップ以外では、「おっさんず-」でも泣いたことがあるそうで、「『おっさんず-』の吉田鋼太郎さんのアップで、1回うわーっと来ちゃったのはある」と打ち明けていた。』)

なので、舞台挨拶とかでは「泣かない」と決めている節がある気がする。完成披露のとき、原田さんに金メダルをかけてもらったときも耐えていたし、1人登壇したイベントの時も耐えたと思う。

しかし、コロナで2回延期、怒涛の番宣のタイミングもずれてしまった(自前ですが怒涛の番宣のまとめはこちらhttps://note.com/lilielily/n/nb29edc772109)

知らず知らずにのうちに抱えていたものはあったのではないでしょうか。誰のせいでもなく、コロナでやむを得ず2回も延期になり、3回目はないのかと思っていたであろうこと。撮影規模の大きい映画の座長であること。実在の人物を映画にする難しさ。かつてなく番宣もがんばっていたこと。古田さんが電話出演したものの、一人で登壇したイベント、コロナ禍でのエンタメのあり方の難しさ。そのほかわたしにはとうてい計り知れないさまざまなこと。 

涙ながらに自分へ向けられる賛辞や実際のテストジャンパーさんたちのメッセージ、メッセージへ裕貴くんの号泣もなんとか耐えた。

しかし。表向きは山田裕貴さん、眞栄田郷敦さん、小坂菜緒さん、土屋太鳳さん、古田新太さんのキャストが前面に出てきたけど、25名というからには、ほかに21名のテストジャンパーさん役がおそらくいた(執筆時点で筆者映画未見なので未確認です)であろうと想像できる。そのテストジャンパー役さんや過酷な撮影を支えたスタッフさんたちも書いた寄せ書きーーそれに気がついた時、彼の涙腺は崩壊した。

田中圭さんは語弊を恐れずにいうなら「愛の人」だ。いたずらっ子で困らせてしまうこともあるかも知れないけれど、基本的に共演者、スタッフさんへんの気配りを忘れない。取材先でも疲れた顔を見せず、要求をさっと読み取り、笑いを生み出す。大きな挨拶で現場に入り、さっと場を作る。それは今までの彼の経験の積み重ねから生み出されてきたものだろう。台本はしっかり入れるし、おそらくだけど機嫌が悪いという顔はあまり見せないのではないか。

それくらい気遣いをするひとで、雪がなかったという白馬の撮影現場でも泊まり込みだったし、スタッフさん含め色んな人のことを気にかけていたんだと思う。当時を再現した方々、命綱をつけて下で危なくないように支えてくれる方々、雪を一生懸命用意した方々、エキストラの手配した方とそれにこたえたエキストラの皆さん…本当にいろんな人の想いがはらはらと積み重なってる。

それがあの寄せ書きに映しとられてて。拝見させてもらうと、圭くん、圭さんと呼んでる人が多い。(映画ナタリーさんの記事から画像引用)

慕われてるなと思うし、そう呼ぶことを土屋太鳳さんの言葉を借りるなら「赦してる」人だ。太陽のように包み込み、どんな事態も笑ったり、困りながらも受け入れ、変更にもさっと対応する。

飯塚健監督はインタビューでこう語る。「――監督からご覧になった田中さんの俳優としての魅力はどんなところでしょうか。
柔軟性です。予め用意したプランに対し、別のアイデアを提案しても、、頑なにならない。芝居は、やってみてわかることもある。むしろその方が多い。あの手この手をいくつか試して、違っていたら止めればいいだけ。そのためにテストがあるので。現場をよく知っている人だなと思いました。

――違うと分かると、さっと別の演技をしてくれたということですね。
同じ設計図を見ているので、まったく違うというわけではないです。プランAとプランA+αみないなこと。演じているときには微差ですが、スクリーンで見ると大きな違いになる。ベランダでパラボラアンテナを1㎜動かすと空の向こうでは何千キロと離れてしまうみたいな差ですね。すごく小さいαの話をしているけれど、この先々で何かをもたらす。そこまで話をしていないのに分かってくれているのか、臆さずにその微差を感じ取ってくれました。(ガジェット通信さんより引用)

しなやかに。作品のためなら臨機応変に。そういう田中圭像が見えてくる。

それだけに一緒に作り上げてきた仲間からの言葉が彼の琴線にこの上なく触れたんだと思う。1年越しの思い。ようやく飛び出せるジャンプ。

そしてコロナ禍でのエンタメのありかた。田中圭は事前イベントで同日公開の映画の宣伝もしている。「アクションでスカッとしたものを観たい時は『ザ・ファブル』を観ていただいて、感動したいなとかやる気出ないな、パワー欲しいなっていう時は『ヒノマルソウル』を観ていただいて、私も頑張ろうという気になってくれたら嬉しい」と呼びかけていた。(モデルプレスさんより引用)

すると岡田准一も答え、「今日は『ザ・ファブル』の公開日。『ヒノマルソウル』も公開日です(笑)」と、映画『図書館戦争』シリーズで共演し親交のある田中圭の同日公開の主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』を宣伝。

「田中くんは昔バディを組んでいて…そして、今のバディは木村さんで。もっと前は堤さん。たくさんのバディを組ませていただきました」と振り返り、「戦って作った作品なので、皆さんに届けられる幸せを感じています」としみじみコメントした。

田中も先日行われた『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の公開直前イベントにて、「ネックなのが6月18日が、岡田准一くんの『ザ・ファブル』と公開日が重なるっていう…(笑)」と岡田の名をあげて笑いを誘っていたが、今回岡田がまさかの“宣伝返し”するという粋な計らいを見せ、会場を沸かせた。」(こちらもモデルプレスさんから引用)

それをうけて田中圭も翌日のこの舞台挨拶で「今日改めて、『エンタメっていいな』と思いました。昨日、岡田准一くんが公開初日の舞台挨拶で『ヒノマルソウル』と僕の名前出してくれたりして」と感謝。」している。(マイナビニュースさんより引用https://news.mynavi.jp/article/20210619-1907054/)

「ファブル」も田中圭出演の「哀愁しんでれら」と同日に公開(2021.2.5)になるはずだった。それか延期になって、6/18公開となったのだ。エンタメはコロナに翻弄されている。そんな中お互いにエールを送りあい、盛り上げていこうとする想い、約20年以上前の実話をいまに繋げる想い。作品を通しての繋がり。最後の挨拶で田中圭はそのことにふれている。号泣した後に、きちんとまとめられるのはすごい。尊敬する。人を想い、愛される人、自分の属するエンタメ界のことを広く思う人。すごいな、と改めて思った。

まとまりはないけど、要はこういう人を好きになれてよかったなと思うのです。

ということで前置きがながーくなりましたが、以下リンク集となります。よければ見ていってくださいませ。

1.写真も写真へのキャプションも「神」のモデルプレスさん

2.ファンのツボを抑えてる写真の映画ナタリーさん

3.動画ノーカットのシネマトゥデイさん(記事ほかに2つ)

4.タイトルがちゃんとみんなのキーワードにかけてる映画COMさん

5.エキサイトニュースさん、かわいい?!

6.マイナビニュースさん、テロップが凝ってる

7.ムービーウォーカープレスさん、裕貴くんの温かい言葉拾ってる

8.オリコンニュースさん、動画あり

9.スポーツ報知さん「まさかの」

10.まんたんウェブさん、よくまとまってる記事

11.最後の挨拶と岡田くん→圭くんのリレーを報じたマイナビニュース 本当は圭くん→岡田くん→圭くんなんだけどと思うけど、圭くんはそう言わないだろうな。

12.寂しいというキーワードの日刊スポーツさん

13.頼りにしてた…とのシネマライフさん

14.それぞれの涙のシーンの動画にまとめてるmaidigitvさん

15.webテレビジョンさん 珍事件?!

16.毎日新聞さん 感激新た

17.中日新聞さん 感涙リレー

18.サンスポさん 男泣き

19.エンタメRBBさん こちらも男泣き

20.エンカウントさん、本番で寂しいのが9割嬉しいのが1割にふれる

 



















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