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【デュエプレ】運営が出した構築済みデッキについての所感と、ADについての話

0.はじめに

初めましての方は初めまして。
そうでない方はこんばんは。
liliと申します。
今回は、先日デュエプレにて公式から発売されたUltimate All Division Deck(以下AD構築済みデッキ)に関する個人的な所感と、実際にこれらのデッキを基盤に環境で戦うデッキを組む際の改造案や追加パーツの提案について語ろうと思います。
ADを毎期そこそこやってる(マスターに上がるまでは割とやってて、稀にランキングに入る)プレイヤーの一意見ですので、あくまで参考までにどうぞ。
ちなみに、最初に言っておくと今回の3デッキの中で何を初心者に握らせたいかと言われると、僕は自然単スノーフェアリーを握らせたいです。その細かい理由は次の項目と今後の記事で詳しく語ります(今回の記事群はこの記事も含めて4部完結です)。
※この記事群はあくまでADをこれから始める、或いは興味がある初心者〜中級者プレイヤー向けの記事がほとんどです。既にADを主戦場にしていたりランキングに複数入賞しているプレイヤーの方々にとってはおそらく既知の情報ばかり出てきますがご了承ください。

1.そもそもADというフォーマットについて

そもそも、ADとND(ニューディビジョン)の違いとは何か。
簡単に説明すると、一度登場したカードが原則1年以上使い続けられるかどうかの違いです。
紙のデュエマの経験者の方であれば2ブロと殿堂フォーマット(アドバンスフォーマット)の違いと言えば良いでしょうか。
上環境と呼べるNDは、登場してから約7パック分(約1年間)経過したカードは、パックやND向けの構築済みデッキで再録されていない限り使用できなくなります。
しかし、ADであればそのようなことは起こりません。一度登場したカードはナーフ・DP殿堂の対象にならない限りそのまま4枚使い続けることができます。
そしてそれ故に、ADの環境デッキの中にはAD特有のデッキパワー・動きを持つデッキがちらほらあります(ここ最近はNDの環境とADの環境が類似していましたが...)。
例えば、NDとADのグレートメカオーで比較を行うと、ADのメカオーデッキにはマーキュリー・ギガブリザードと同様の3体進化のフェニックスであり、味方全体に回数制限付きの除去耐性を持たせるヴィーナス・ラ・セイントマザーというカードが存在していますし、初動やドローソースとなるカードもNDと比較すると増え更なる安定感とトリガーケア性能を持っています。これらにより、ADのメカオーのカードパワーはNDのそれと比較して明らかに上がっていると捉えて良いでしょう。

古のパワーカード

また、ADにはAD特有の動きをするデッキがちらほらあります。一度フィニッシャーが盤面に着地したら最後、盾から盤面展開などを行い盤面を制圧する「アガサ天門」は、今のNDにない動きをするデッキの代表例と言ってもいいでしょう。

天門と組み合わせると最速4ターン目に着地する

これが、ADという世界です。

2.今回の構築済みデッキについての所感

まず、今回の構築済みデッキの内容は以下の通りです。

2000ジェム/3000ゴールドで購入可能
4000ジェム/6000ゴールドで購入可能
価格はヘブンズと同様

えー、結論から言います。
ADをこれから始めようと思っていてADのカード資産が無い方々にとって、これらの構築済みデッキは割と「買い」だと思っています。
理由は内容の結構なガチさ故ですね。
流石にリュウセイホールやエルドラード、ロージアの枚数など、おそらくデッキの価格と内容の関係で本来のデッキの基盤からグレードダウンされたであろう箇所がちらほら見受けられますが、基本的には環境で戦える内容の廉価版といった印象を受けます(自然単スノーフェアリーのみほぼ完全体なため割と例外に近い)。
単純計算で少々割高になる(1パックを買うのに必要なジェムとゴールドが数値上は同じなことを踏まえ)とはいえ、ゴールドで買える(=無課金でも買える)点もまた素晴らしい。特にスキンにこだわりがなく、ADも始めたい方は20/40パックよりこちらを買った方が多分得です。
ではどの順番・優先度でAD構築済みデッキを買えばいいのかについてですが、特に「これを使いたい」などデッキの好みがない場合、個人的には以下の優先度だと思っています。
自然単スノーフェアリー>光水火自然刃鬼>光水ヘブンズ
理由としては、
・完成度はスノーフェアリー>刃鬼>ヘブンズ(ガチ構築する際の必要な追加パーツの必要ポイントから判断)
・デッキの環境的な強さはスノーフェアリー>ヘブンズ=刃鬼(前期の最終TOP100より判断)

だと考えており、これら二つの基準から総合的に判断しました。
なお、好みがある場合この限りではありません。
ADらしい動きをするデッキを安く使いたいなら自然単スノーフェアリー、NDで天門が好きなら光水ヘブンズ、ひたすらマナを伸ばして大型を叩きつける戦法が好きなら刃鬼だと思います。あくまで自分は。
次回以降の記事では各構築済みデッキの個人的評価を行なっていきます。なお、強さについての規格はあくまで今回はAD体験の入り口ということで、ランク帯で示すとマスターに上がるまでを想定しています。ご了承ください。

3.おわりに

というわけで、今回の記事はADというフォーマットについてのお話と構築済みデッキという運営の施策とデッキ内容に関する個人的所感のお話でした。
今回の施策について、僕個人としては「推しの子」コラボ同様に運営の本気を感じました。「絶対にデュエプレをこの夏と秋で盛り上げる」という強い意志を感じましたね。
また、繰り返しになりますがこの記事は4部構成のうちの1部目です。今回以降の記事は以下の通りに出そうと考えています。
1部目:ADの話と構築済みデッキの購入優先度などの話(今回の記事)
2部目:自然単スノーフェアリーについての解説とガチ構築の提案
3部目:光水ヘブンズについての解説とガチ構築の提案
4部目:光水火自然刃鬼についての解説とガチ構築の提案

この構成で全て記事を出せるよう執筆しております。今後も記事を出す予定ですので、その際は自分に必要な記事だけでも構いませんので読んでいただければ幸いです。
それでは、次回の記事「自然単スノーフェアリーについて」の記事でお会いしましょう!

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