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モンゴル旅行 Day 3 後編~砂漠の遊牧民ゲルに泊まる~
※動物を解体する描写・動画が出ます。
強度高めのアクティビティを終え、本日の滞在先であり運転手メンデーさんの妹さん宅(ゲル)へ出発。
ホンゴル砂丘は幅約100kmあり、私たちは標高の高いところを目指していたため結構奥まで来ていた。そのため来た道をずっと戻り遊牧民ゲルを目指す。
車を走らせて30分ほど、遠くの方が雨が降っているように景色が濁っている。車が目指す方向だったので、雨でラクダに乗れないかも…と心配していたら
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なんと砂嵐!
DUNEやMAD MAXに出てくるような砂嵐!肉眼だとより視界がぼやけており、車の中にいても砂の臭いが鼻を刺激し呼吸が苦しい。
(エスティマの限界か?)
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そして砂丘から車を走らせること1時間ちょっとして、ゲルが3つ見えてきた!
ゲルの前で停車。
相方側の車の扉を先に開け、ゲルの中から出てきた人に「こんにちは」とあいさつしようと「サエンバエノー」と言おうとした。するとちょうどそのタイミングで私側の扉が開けられ、相方と一緒に「サエンバエ」まで言って、最後の「ノー」の瞬間、左右の扉が開いたことで車内に風が吹き荒れ「サエンバエノォォぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl」と悲鳴に近い挨拶になって一同爆笑。しかも相方としっかりハモった。
車を降りると、番犬のモンゴリアン・バンホールが!
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砂嵐のエリアは既に抜けていたが、ものすごい風が吹いておりとりあえずゲルの中へ避難。
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お茶といっしょに頂く
前日、メンデーさんのご両親の住まうゲルにお邪魔した際にも出てきたボウル菓子セット!やはりここでもあの硬い小麦粉のお菓子と砂糖のが言ったボウルが置かれており、今回はロシアのビスケットも入っていた!
するとメンデーさんの妹夫妻がなにやら料理の支度を始めた。
ゲルに入ってすぐ、入口に大きなたらいが置かれており、その中には何かの内臓が大量に入っていていったんスルーしていたのだが、どうやらこれを今から調理するらしい。
※内臓の写真が出ます。
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ちなみになんとヤギの内臓とのこと!
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ゲルの中心に置かれている釜戸のようなところへ枯れ木を入れ、
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なんとこちらはヤギや羊のフンを乾燥させたもの!着火剤として使うみたい。
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ゲルは真ん中に穴が開いており、火を使ってもちゃんと煙が外に排出されるしくみになっている。
煮えるまでしばしお茶タイムに。
すると、車の到着時に吠えまくっていたモンゴリアン・バンホールの「バーショール」がゲルの中に入った「よそ者」たちの様子を外から伺っていた。
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でもバーショル君、絶対ゲルの中には入ってこない。ガイドさんいわく、小さいときからそう教育するのだそう。
ゲルの中に入ってからは、私や相方、メンデーさん、ガイドに対し吠えることはなかった。
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ガイドさんに触っていいか聞いたら、「いいと思う」と許可が出たので相方と外にでてバーショールと戯れることに!
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バーショール本当に人懐っこい!!
このあとずっと友人と追いかけっこしていた。
それでも見知らぬ車がゲルの近くを通ると
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車の元へひとっ飛びし、吠えて威嚇する!
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飼い主には忠実で、でも仕事もきっちりこなす。でも本当はかまってちゃんなバーショールにすっかりメロメロになった。
このあとゲルの横に立っていたら、後ろから忍び寄ってきてマズルでお尻をぐいっと持ち上げられたりもした🤣🤣
めちゃめちゃびっくりしたしズボンがよだれで濡れちゃったけど、つぶらな瞳でこちらをじーっと見つめてくるのが本当にたまらんかった、、、
モンゴリアンバンホール、かなり知能が高そう…!
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手前の私の手のほうが小さい…
そうこうしているうちにヤギの内臓に火が通り、奥さんがバーショールに内臓の一部をさきにあげにきた。
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アクロバティックな包丁さばき
おそらく身は固くなりやすいからか先に内臓に火を通してからそこに肉を投下していた。
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特に調味料等は入れていない様子で、羊とはまた異なった独特の臭いがゲルの中に充満していた。
最初の一切れをメンデーさんがカットし、旦那さんがそれを火の中へ。
ご飯を食べるときのおまじないだそう。
そして、試練の時である。
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肺と左下に映り込んでいるのはヤギの脂肪で、一緒に食べるのがきまりみたい。切った肺を脂肪で巻いて食べる。
1ピース渡されるが、なかなかキツい。最初の一口までの勇気が出ない。
相方が先に口に入れ、私も彼女の後を追った…
ゲルの中に充満するキツめのヤギの臭い。しかし口の中に入れると不思議と生臭さも獣臭も感じない。そして肺と脂肪めっちゃ合う!
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前回のブログで砂漠に生えているニラ臭のする植物を覚えているだろうか?実はあれ、食べることができるらしく、塩とオイルで漬け込んで食べるようだ。
そもそもこのヤギの内臓、塩もなにも入ってないんじゃないかというくらい塩気を感じない。そのためこのニラ塩付けがすごく合う!
そうやって相方と感想を言い合っているとガイドがおもむろにバーナーを手に取り…
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さすがシティボーイ。
僕はこうしないと食べれないんですとでも言うように一人で炙りだしたのでそれをみた相方が食べてみたいと脂肪肺おかわりを食べていた。
相方強し。
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切らずにそのまま茹でるんだと思ったら
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なんとこちらヤギの血とさっきのニラもどきが入っていた。
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私は韓国でも、豚の腸に豚の血や麺・お米等が入ったスンデや牛の血を固めたソンジが本当に苦手で、特に動物の血というのが独特の臭いがあって1度試したけど体が受け付けなかった。
しかし優しいメンデーさんがニコニコしながら一つくれ、「これ食べないといけないですよね?」とガイドに聞いても「はい食べないとだめです」とこちらの意図を何も汲み取ってくれず、追い詰められた私は意を消して先ほどのニラもどきと一緒に口へ入れる。
やはりにおいを感じない…コロナか?
触感はもちもちしており、ニラもどきの塩気がきいて美味しい。
本当に1日目のツーリストレストランは一体何だったのかというほどにおいがない。
ニラもどきの塩でのどが渇いたのでお水を飲もうとしたら、ガイドおよびメンデーさんたちが焦って「飲んじゃダメ!」と。ヤギのお肉が冷えるとお腹の中で固まりやすいようで、しばらくは温かいお茶を飲んでくださいと言われた。
そういわれると余計に喉が渇く。
とりあえずお茶をぐびぐび飲んで、気を紛らわす。
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(写真一番手前)
ヤギの血を乗り越えた私は心臓など痛くもかゆくもなかった。
(がやはり精神安定剤であるニラもどきが手放せない)
牛や鶏の心臓と同じような触感で、弾力がありモッチモッチ。
このあとお肉も進められたが、お肉は初日のトラウマが残っており相方だけ食べた。メンデーさんやガイドは白骨化した骨のようになるまできれいに食べていた😮😮
相方はお肉を美味しそうに食べており、みんなからモンゴル人みたいと言われていた!
モンゴル人からモンゴル人認定をもらったらもうそれはオフィシャルモンゴル人だよ。
その代わりに心臓をもう一切れ頂いたところで、ヤギ食の儀は終了。
そしたら今度は奥さんが何やら小麦粉のようなものをこねだした!
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_____________
時刻は18時すぎ。
ガイドさんから風が収まってきたのでラクダに乗りますか?と言われる。
相方と目を合わせて「乗ります!!」と元気に返事。
すると旦那さんと息子のエルカくんがバイクでどこかに。
放牧しているラクダを探しに行ったのだそう。
見渡す限りどこにもラクダはいないのに、一体どこまで放牧してるんだ...?と不安になる。
お茶を飲んだりして少しあとに車に乗り込み旦那さんとエルカとラクダたちを探す。メンデーさんが肉眼で遠くを確認しながら20~30分後、彼方にぽつぽつと動物のような影を発見!!
正直見つからないだろうなくらいに思っていたので、やっぱり現地の人は私たちと違う感覚を持っているんだなぁと感心。
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今からラクダに乗りますということでテンションMAXの私たち。
そこでガイドから「長ズボンある?」と。
すっかり忘れてた…
キャリーと、身の回り品を入れるリュック、そしてお財布など用のユニクロショルダーバッグの3つを旅行に持ってきて、2人ともすぐ出せるようリュックの中に乗馬とラクダ用の長ズボンを入れていたのにゲルに置いてきてしまったwww
幸いトランクがエスティマに積みっぱなしだったので、万が一用の捨てる用のくそダサズボンでラクダに乗ることに。
見渡すかぎりさえぎる物がなにもない砂漠で全力の早着替えを決行。
そしてラクダちゃんたちのもとへ!
馬に乗るときは鐙に足をかけてよっこいしょ(語彙力)っと乗るけど、ラクダの場合はラクダが座った状態でよっこいしょする。
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でも実際にみるとかなりおおきい
ラクダの足の裏とか、馬牛とかと全然異なっていておもしろい。
いざよっこいしょ
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コブはコブと呼ばれるだけあって固かったけど、触ると左右に少し動くなんとも奇妙な触感だった。パンパンになにかが詰まってる感じ。コブを強く掴むとダメみたいで、撫でるのは良いけど掴んじゃダメと言われた🤣
てか服装やばすぎw
せっかくの誕生日なのに服装が終わっている。しかし強風とともに砂が吹き荒れ日差しも強いこの環境ではこの服装しか選択肢がなかったのである。
鐙の調節をしたらラクダちゃんが立ち上がる!
「立つとき前のめりになるから気を付けてね」とガイドから注意が。
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日頃体幹を鍛えているおかげか初めてにしてはブレのない立ち上がりだったのではないだろうか?
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ガイド:お尻痛くない?
わたし:痛くなーい
相方:笑笑
ラクダに乗り終わってからこの動画をみて、さぞ後悔した。
お尻がほんっとうに痛かった🤣🤣🤣
よく見たら敷物がお尻まで来ていない。多分ガイドさんはそれに気づいて聞いてくれてた(?真相は謎)のに初めてのラクダでアドレナリンやらドーパミンが出ており、しかも乗ったばかりで何も考えていなかった…
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準備ができたところで、私、相方、ガイドさん、そしてエルカの4人でラクダ乗りスタート!
このエルカくん、日本語はできないのにずーーーーーーーっと喋っている。
本当にずっと喋ってる。コミュ力が高すぎるのと赤い服着てるのでまるでルフィのようだった。
彼のMBTIは絶対ENFJだよ。
私の左隣にいたルフィ少年、私のラクダを引き寄せてはラクダの耳や鼻を触ってみせて、「ほら!平気だから触ってごらん!」と促して着たり、おなかがすいてる時のジェスチャーの後にコブがまがる仕草をして、ラクダのコブが曲がってくるのはお腹がすいてきた証拠なんだよと教えてくれたり、ガイドよりもガイドしてた。
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砂漠に転がるゴミを見つけたら「良くない」と伝えてきて、白骨化した動物の骨を見つけたら「ガルルルルル!ニャムニャム!」とオオカミが山からやってきて家畜を食べるんだといろいろ教えてくれた🥺
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強風が吹き荒れる中で口笛を吹くと音が流れていく遊びを教えてくれたり、ガイドさんにも懐いてよく名前を呼んで話しかけていた。
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とにかくコミュ力の神童であった。
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途中ルフィのお尻が痛くなってきたようで、彼だけ歩くことに。
ついでに写真を撮ってもらった!
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私の帽子が強風で何回も飛びそうになり、仕方ないからフードに格納してたのだがこれはひどい。
しかもラクダがあんまり見えなくて、ぱっと見ただ3人で写真撮りましたみたいな図になっている。しかもガイド、お前はツアー客かよ。
ラクダ降りてこの写真みてみんなで爆笑した🤣🤣🤣
ちなみにガイドさん、幼いころはゲルに住んでいたようで、馬やラクダの扱いには慣れており、目を離すとすぐに走り出していた。エルカのラクダを引きながら乗馬でいう速足をしていた!ラクダちゃんの速足はなんだかかわいかった。
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ラクダ乗りは1時間ちょっと続いた。景色がずーーーっと同じなので、体感2時間くらいあった。そして進んでも進んでもゲルが見えず、道を間違えたのでは…?と不安になったけど、そこは新ガイドakaルフィのエルカくんが導いてくれたおかげで無事ゲルにたどり着くことができた。
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後ろには迎えにきたバーショール
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くしゃみかと思ったら
奥の子のあくびがうつっただけだったw
ラクダをおりると、エルカくんはまたラクダたちを放牧させに出発。
とここでハプニング発生。
一番後ろのラクダちゃんの足が柵に引っかかってしまい危うくこけてしまうところだった。動物の後ろに回り込むのは蹴られる可能性があり危険なのだが、やっぱり動物の扱いに慣れているガイドさんがなんとか針金を外して事なきを得た。
しかし、ラクダの足から針金が外れたその時、
またバーショールが後ろからマズルでお尻をぐいっと持ち上げてきた🤣🤣🤣
この子は人のお尻をつついてはかまってよアピールしてきて本当に愛らしいけど、ズボンが綿で濡れると色が変わるのでちょっと恥ずかしかった🤣🤣
ちょうど動画を撮っていたので私のびっくりする声とみんなに笑われる声が入っていた。
その後少し離れたゲルまで歩く際も、バーショールは私と相方のそばを歩いており、時折こちらの顔を見上げながら同じスピードで歩いてくれた。
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ゲルに戻ると、晩御飯の時間!
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先ほどヤギ肉を食べ終わった後に奥さんがこねていたのはどうやら麺だったようだ。強風に1時間以上さらされ続けたので、温かい麺が身体にしみた。
ご飯を食べているとガイドから、「このあとヤギを捕まえますが、見たいですか?」と。ツアーの内容になかったので、こんな機会ないと思い「是非!」と即答。
ひとまず荷物を自分たちの寝る別のゲルへもっていこうと外へ出ると、放牧されていたヤギと羊たちが帰ってきていた!
そして私と相方を見るなりなぜかこっちに走ってきた。
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ヤギたちの群れがとどまっていた
思ったより人に対して警戒心なく寄ってくるのがやはり意外であった。
ゲルに入ると前日のツーリストゲルよりもさらに綺麗で快適だった。サソリもいなかった。
少し休憩して、ヤギを捕まえるのはいつ始まるんだろう~呼びに来てくれるのかな~なんて言ってたら外が騒がしいので出てみると
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もうやってんのかいw
この青い服の少年は近所のゲル(といっても見渡す限りゲルは見えない)に住むエルカの友達。まずはエルカとこの少年がヤギや羊を捕まえる練習をしていた!!
途中で羊が一匹群れから離れたのだが、すぐさまバーショールが反応し追いかける様は圧巻だった。バーショールの唸り声とミサイルのように走るさまがとってもかっこいいので動画でぜひ見てください。
動画内にもう一匹茶色いモンゴリアンバンホールがいるが、この子はとても危険とのことで、リードがつけられているみたい。すごい勢いで走ったせいでロープが思いっきり張って痛そうだった…
ヤギたちの群れに突っ込んでいき捕まえようとするが、なかなかうまくいかない。そのたびに周りにいる人が散らばったヤギたちを「チュ!」もしくは「チョ!」と言いながらまた一か所に集める。これを何度も繰り返すのだ。
ヤギのなかには、なぜか群れから離れて私たちの横に佇む子が
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夕日で爆盛れのヤギ
そうするとガイドさんに見つかって連行される
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何度も挑戦するが、なかなか捕まえられないエルカを見かねてここでお父さんがお手本を見せる。
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そしてついに
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思わず拍手
でもこの子はリリースして、そのあとに捕まえた別のヤギに決めたみたい。練習だったのか?
2匹捕獲した理由は、ツアー最終日にダランザドガドに住むメンデーさんのご両親にお肉をお渡しするためとのこと!
このあと薄暗い砂漠でまず羊の解体が始まった。
エルカやエルカの友達はまた解体できないので、ヤギや羊の後ろ足を押さえつける役割だったのだが、それをみたガイドさんが「小さいころゲルに住んでいて僕もお手伝いしてました、エルカみたいに」と教えてくれた。
幼くもすでに立派に遊牧民としてやるべきことをこなすエルカくんがすごくたくましく見えた。
※解体の場面が出ます
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意外だったのは、血があまり出なかったこと。
切り込み口でさえほとんど血がついておらず、切り込みを入れる場所のせいなのか?
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血は腸詰めに使うので、きれいに掬い取って別のボウルへ。
体内に血が残らないよう念入りに掬い取っていた。
その後真っ暗になってしまったので、ヤギの解体はゲルの中で行う。といっても証明は簡易的なランプのみで、陰になる部分がおおく非常に解体しずらそうであった。
このときにはお父さんとガイドさんが二人で解体しており、今ではすっかりシティボーイではあるが、動物が大好きで遊牧民の仕事(?)を率先してこなす彼は紛れもなく遊牧民であった。
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肉をゲルの中に干す
などと考えていたら、末っ子の赤ちゃんがドラえもんのうたが再生されるおもちゃで遊び始め、ライトのまぶしさ、陰とのコントラスト、解体されるヤギとそのにおい、そして無限再生される爆音のドラえもんのうたで少し気が狂いそうになった。
エルカはヤギを捕まえる際に何度も転んでおり、ゲルの中で傷口にばんそうこうを貼っていた。すると花柄のばんそうこうを私と相方に1つずつくれた。貴重なはずなのにくれて、嬉しかった。
そしてお土産に日本の煎茶と八つ橋、そして韓国から来た相方からはハニーバターアーモンドを贈った。エルカがハニーバターアーモンドを一口食べた瞬間「!!」と表情を変え、美味しいといって食べてくれたのがなんともかわいらしかった。
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22時を過ぎたので寝る支度をすることに。大きなボトルにどこからか水を汲んできて、洗顔と歯磨きをゲルの外で済ませる。真っ暗な中でしゃがんで洗顔し、3人(旅行者一人増えてる)で歯磨きするのが何ともシュールだった。
水も貴重なものであるのにわざわざ汲んできてくれ、少しずつ節約して使った。蛇口をひねったら好みの温度の水が出る環境のありがたさを実感した。
ふと夜空を見上げると、昼間は曇りだったのにすっかり晴れて無数の星を眺めることができた。
私たちのゲルの横にガイドのスーツケースがあったので、そこにカメラを固定し夢中になって写真を撮っていると、相方から「てかそれ返さないとガイドさん帰れなくね?」と言われふとガイドさんを見るといかにも早く帰りたそうにしていて思わず笑ってしまった🤣🤣
スーツケースを返すとすぐ寝にゲルへ入っていった。
相方の持ってきたミニ三脚で撮影を試みるも、久しぶりの星空撮影がうまくいかず、「大切なのは目に焼き付けることだよね」と肉眼で楽しんだ。
ゲルに入ると、前日のツーリストキャンプよりすこし熱く、ガイドから扉を開けっぱなしにして寝ることをまたもや勧められた。相方と「今日は開けっ放しで寝てみる?」と話し朝鮮してみたのだが、扉を固定しても風でパタパタ音が鳴ってしまい気になって眠れず、結局扉は閉めて寝ることに。
2日間ネットがない環境におりデジタルデトックスの極みであったし、誕生日にここまで現実を堪能することは大人になってからなかった。その時一緒にいる人たちとその場を楽しむという幸せを久しぶりに感じた気がした。
そして次の日ネットがつながると、たくさんの人から誕生日のお祝いメッセージが来ており、誕生日を2日経験したような気分になった。
そして不眠地獄はまだまだ続くのであった…
Day 4へ続く…