じぶんのこえにであう
アトリエ・カンテレさんのボイスボディーワーク3回目のこと
じぶんの声に出会いたくて、セッションを受けている。2回目ですでにじぶんの声に出会っていた。が、時間が経つにつれて、再び覆いがかかり、見えなくなった。
まず、天と地の間にいる自分を思い出す。身体に意識をむける。丁寧に、観る、感じる。次にm~を歌って、f で手放す。
それを音階があがって、さがったら、あらま、私の声は、覆いが取り除かれ、また、あの、はっきりとした、クリアで曇りない響きが空間に出でている。それと同時に、声は自分のものではない、という気持ちも再び沸き上がり、心にも曇りはない。
こんな声でずっと過ごしたい。と思う私に先生は、一度できたことはまた出来ます。あなたがしたことですよ。と勇気をくれる。
その後もワークをして、終了になったが、数日後、はっと気づいたことがあった。
私は話すことが苦手だとおもっている。それは、その状況を作り出すために、色んな出来事を配置して、体験している自分がいる。そういう設定だからこそ、今の感覚を感じている。
ちょっと種明かしみたいと思った。そんな風に立て続けに、理解出来なかったアレコレに新しい着眼点が出来、10年来の謎が、あぁ、そうだったんだ。と解明されたりする。
ほんとうの自分の声に出会えるって素敵だ。キラキラ輝いている声が、空間に漂っている。私の声は私だけのものではない。私は天と地をむすぶもの。ただそれだけ。そう思うと背負っているものは降ろせるし、今にささっと集中できる。そして何より、何者にならなくとも、私は今、ここで存在してよいと満たされる。