#水墨画 第3回水沫会社中展、終了しました、の巻
おかげさまで沢山の方にお運びいただき、盛況のうちに私たちの水墨画のお教室の社中展が終わりました。
お越しくださった皆さん、
「楽しかった!」
とおっしゃってくださり、作品を提出した私たちも感謝感激雨あられでした!
以下、生徒さんたちの作品のご紹介です。
さて、私の作品ですが…
去年は建設途中の麻布台ヒルズを描きました。
なぜ毎年ビルばかり描くの?と聞かれまして。
水墨画はそもそも、古代中国の文人画が日本に入ってきたものです。
文人画の多くは、仙人の住まう理想郷を山水画として描いています。
山があり、谷があり、川があり、森があり、花が咲く…
私は、東京生まれ東京育ちです。
あちこちに旅行に行って東京に帰ってくると、沢山の高層ビル街が目に入ってきます。
高層ビルが目に入ってくると、ホッとするのです。
ああ、今回も無事に帰ってきたな、と。
地方から来た方は、ふるさとの山河を目にするとホッとするとよくおっしゃいます。
私は、高層ビルを見るとホッとします。
故郷の姿が違うだけで、故郷を思う気持ちは変わりません。
私は「現代の山水画」のつもりでビルを描いています。
東京生まれの私にとっての山であり谷であり川であり森が、高層ビル群の中にあります。
というわけで、来年も東京にあるビルを描く予定です!
幸い今年は「構図が素晴らしい」とお褒めいただきました。
来年の作品へのいい意味でのプレッシャーがかかっていますw
来年もまたよろしくお願い申し上げます!