見出し画像

#水墨画 第3回水沫会社中展、終了しました、の巻

おかげさまで沢山の方にお運びいただき、盛況のうちに私たちの水墨画のお教室の社中展が終わりました。
お越しくださった皆さん、
「楽しかった!」
とおっしゃってくださり、作品を提出した私たちも感謝感激雨あられでした!

以下、生徒さんたちの作品のご紹介です。

立川瑛一朗先生からのご挨拶です
古典的な画題と作風ですが、
筆使いをきちんと身につけているのが好ましい、
と先生がおっしゃっていました
牡丹も、古典的な画題ですが、
いざ描いてみると形がとりにくいのです
よく形をまとめていますよね、
と先生がおっしゃっていました
私はこれが大好きで!
焼いた秋刀魚が空を飛んでる!
しかも美味しそう!
河童橋で食品サンプルの秋刀魚を買ってきて
じっくり観察しながら描いたそうです
競技社交ダンスのドレスメーカーとして
とても有名な方の作品
いつも「躍動感」をテーマに
描いていらっしゃいます
今年は、鏡面張りの床に反射する様を
工夫していらっしゃいました
水墨画を始めてまだ半年の方
それでこれだけ人物を筆で捉えてかけてしまうのがすごい
青墨を使ったもの好評でした
大迫力の五神!
上から時計回りに
玄武・青龍・朱雀・白虎
真ん中が麒麟です
女性が描いてるんですよ、
というと驚かれました
おうちのわんこを招きチワワに!
ありがたくて拝んでいるお客様もいらっしゃいました
理想のホットケーキ!
ふわっとした食感と
バターがとろっと溶ける様子も
よく伝わっておなかが空きます
こちらも始めて半年の方
お見事!

さて、私の作品ですが…

東京ミッドタウン六本木
画讃は夏目漱石の漢詩です

仰臥人如唖
黙然見大空
大空雲不動
終日杳相同

去年は建設途中の麻布台ヒルズを描きました。

なぜ毎年ビルばかり描くの?と聞かれまして。

水墨画はそもそも、古代中国の文人画が日本に入ってきたものです。
文人画の多くは、仙人の住まう理想郷を山水画として描いています。
山があり、谷があり、川があり、森があり、花が咲く…

私は、東京生まれ東京育ちです。
あちこちに旅行に行って東京に帰ってくると、沢山の高層ビル街が目に入ってきます。
高層ビルが目に入ってくると、ホッとするのです。
ああ、今回も無事に帰ってきたな、と。

地方から来た方は、ふるさとの山河を目にするとホッとするとよくおっしゃいます。
私は、高層ビルを見るとホッとします。
故郷の姿が違うだけで、故郷を思う気持ちは変わりません。

私は「現代の山水画」のつもりでビルを描いています。
東京生まれの私にとっての山であり谷であり川であり森が、高層ビル群の中にあります。

というわけで、来年も東京にあるビルを描く予定です!
幸い今年は「構図が素晴らしい」とお褒めいただきました。
来年の作品へのいい意味でのプレッシャーがかかっていますw

来年もまたよろしくお願い申し上げます!

いいなと思ったら応援しよう!