TOMLとYAMLの比較【一目比較】
用途に応じて、シンプルさを重視するならTOML、柔軟性を重視するならYAMLが適している。
例
TOML
# TOMLドキュメントの例です。
title = "TOML Example"
[owner]
name = "Tom Preston-Werner"
dob = 1979-05-27T07:32:00-08:00 # 日付はファーストクラスのデータ型です。
[database]
server = "192.168.1.1"
ports = [ 8001, 8001, 8002 ]
connection_max = 5000
enabled = true
[servers]
# タブもしくはスペースで自由にインデントできます。
[servers.alpha]
ip = "10.0.0.1"
dc = "eqdc10"
[servers.beta]
ip = "10.0.0.2"
dc = "eqdc10"
[clients]
data = [ ["gamma", "delta"], [1, 2] ]
# 配列内の改行ももちろんOK!
hosts = [
"alpha",
"omega"
]
YAML
title: "YAML Example"
owner:
name: "Tom Preston-Werner"
dob: 1979-05-27T07:32:00-08:00 # 日付はファーストクラスのデータ型です。
database:
server: "192.168.1.1"
ports: [8001, 8001, 8002]
connection_max: 5000
enabled: true
servers:
alpha:
ip: "10.0.0.1"
dc: "eqdc10"
beta:
ip: "10.0.0.2"
dc: "eqdc10"
clients:
data:
- ["gamma", "delta"]
- [1, 2]
hosts:
- "alpha"
- "omega"
TOMLの普及度
私
TOMLの普及度が低いのはなぜだと思いますか?
ChatGPT
TOMLの普及度が低い理由について、以下の点が考えられます。
歴史の浅さ:
TOMLは比較的新しいフォーマットであり、YAMLやJSONのように長い歴史を持っていません。これらのフォーマットはすでに広く使われているため、新しいフォーマットが市場に浸透するには時間がかかります。
エコシステムの規模:
YAMLやJSONは、多くのプログラミング言語やツールでサポートされています。これに対して、TOMLはサポートされているエコシステムがまだ限られています。特に、DevOpsやコンフィギュレーション管理ツールでは、YAMLがデファクトスタンダードとなっています。
用途の限定:
TOMLは主に設定ファイルとして設計されており、他の用途にはあまり向いていません。これに対して、YAMLやJSONは設定ファイル以外にもデータシリアライズやデータ交換のフォーマットとして広く利用されています。
市場の認知度:
TOMLはまだ多くの開発者に知られていない可能性があります。YAMLやJSONは広く知られており、ドキュメントやチュートリアルも豊富です。TOMLはまだその点で遅れを取っています。
競合フォーマットの存在:
YAMLやJSONが既に広く採用されているため、TOMLがそれらに取って代わるには強力な理由が必要です。現在のところ、TOMLが特定のニッチな問題を解決するためのフォーマットとしては優れていますが、広範な用途においては競合フォーマットの方が依然として優位です。
これらの理由から、TOMLの普及が遅れていると考えられます。しかし、特定のニーズや用途においては、TOMLは非常に有用であり、そのシンプルさと明確さから徐々に採用が増える可能性もあります。