ラノベ感想#53
ライアー・ライアー12
久追遥希/konomi/MF文庫J
前回に引き続きライアラ最新刊の感想投稿していくよ~
過去の感想記事
第3巻
第4巻
第5巻
第6巻
第7巻
第8巻
第9巻
第10巻
第11巻
今回は、彩園寺家を影から守護する泉家との《決闘-ゲーム》となります。
公式戦ではない!
軽くあらすじ纏めてみようかな。
第11巻のラスト、学園からの帰り道で、主人公篠原はスタンガンによって昏倒、誘拐されてしまいます。(物騒だな?)
その犯人は、泉家の姉妹、夜空・小夜。
泉家は彩園寺家を影から守護する立場です。
どうやら、破竹の快進撃で史上初の8ツ星に迫っている篠原を何とかしたいらしい。
彩園寺家が統治する学園島システムにおいて、8ツ星になった人間は、彩園寺家を上回り学園島の全権を握ると言われている。(なんでそんなシステムにしたん?)
しかし実際にそうなってしまうと、当然彩園寺家の立場が危ぶまれる。(なんでそんなシステムにしたん?)
主人公篠原は、7ツ星のうち6つが《色付き星》という特別な星であり、もう一つ《色付き星》を獲得すると《七色持ち-オールカラー》となり、8ツ星にリーチが掛かるという。
8ツ星にリーチが掛かった段階で自動的に発生するのが「8ツ星昇格戦」なるもの。どうやらその相手は泉家とのこと。
しかし「8ツ星昇格戦」は絶対に勝てないようになっているという。
というのも、第10巻から登場し始めた「冥星」という呪いの星を生み出したのは泉家であり、その目的は「8ツ星に近そうなプレイヤーの近くに冥星を発生させることで、8ツ星を未然に阻止するため」。つまりそれは彩園寺家を守護する目的である一方で、泉家の完全なる独断でもあるとのこと。(そんなシステム組み込めるなんてやばくね・・・?)
更に「冥星」は、所持者に負の影響を与えるものであるが、泉家が装備すると超強力なバフになるとのこと。(そんなんアリ・・・?まあ泉家が作ったものだけどさ)
つまるところ「8ツ星昇格戦」では、冥星でガチガチに武装した泉家が相手なので、絶っっ対に勝てないという理屈。
そして絶対に勝てない「8ツ星昇格戦」は理不尽なリスクがあり、「負けたら学園島から即追放」という。(めちゃくちゃじゃん)
ただ、仮に「8ツ星昇格戦」が実現して、挑戦者が絶対に勝てないムリゲーだと解って、即追放されて、冥星の存在も世に知れたら、泉家の独断悪行も詳らかになって、普通に大炎上しちゃうんすよ。(そりゃそう)
ということで、泉家の狙いは「8ツ星昇格戦をそもそも発生させないこと」。
一方学園島では、3学期丸々を費やして、超大規模公式戦《期末総力戦》が行われるという。MVP報酬は《色付き星》。
さておさらい。
篠原は前述の通り6色持ちで、《七色持ち-オールカラー》にリーチ。
仮に主人公篠原の属する英明学園が《期末総力戦》に勝利して、篠原がMVP報酬《色付き星》を獲得すると、晴れて《七色持ち-オールカラー》となり、その時点で「8ツ星昇格戦」が発生してしまう。
それを阻止するためには・・・篠原を《期末総力戦》に参加させなければ良いんだ!!!!誘拐しよう!!!!!!
ということで、泉姉妹は篠原を誘拐した訳なんですね~~~~~(やばすぎ)
ちなみに全て泉姉妹の独断です。彩園寺家は何も知らない。(更紗ちゃん、怒っていいよ)
3学期丸々を費やして行われる《期末総力戦》は追加エントリーというシステムがあり、誘拐時点(12月28日)から32日後がその期限なのだという。
泉姉妹は、篠原をエントリーさせないために誘拐しました。
つまり今から恐ろしいことを言いますが・・・
泉姉妹は、短くとも1ヵ月以上は誘拐したまま、帰すつもりが無いという訳なんです・・・(なんて恐ろしいんだ・・・警察を呼べ警察を!!!)
ただし、単なる誘拐・監禁ではありません。
泉家はあくまで学園島を創設した彩園寺家を守護する立場。
学園島のルールから逸脱するような行為は行わないというポリシーがあります。
つまりは、誘拐はしたけれど、何かしら脱出する手段は《決闘-ゲーム》という形で存在している訳です。(だからって許される訳じゃない程とんでもないことしてて草)
まあ当然泉姉妹は篠原を脱出させる気は毛頭無いので、端的に言えばムリゲー。まともに攻略すると何ヵ月掛かるやら。
一応《決闘-ゲーム》の体を成しているので脱出する手段が無い訳ではないところが、泉家のポリシーですね。
そこを1ヵ月で脱出できるかというのが、この第12巻です。
「軽く」あらすじを纏めると言ったけど、全然軽くならなかった・・・・・
あとこの《決闘-ゲーム》の内容についても感想を。
説明しようとすると、これまためちゃんこ長くなっちゃうので端折りますが、個人的に今回の《決闘-ゲーム》はあまり好きではなくて。
AR空間で色んな現象を再現する中で敵を倒す的な感じなんですけど
敵味方ともに「漢字一文字で表現された特徴」を持っていて。
《倣》とか《伸》とか《巨》とか。
例えば《調》を装備すると色々調べられたり、《伸》を物体にセットすると(AR上の表現で)めちゃ伸びて敵を攻撃できたり、って感じなんですけど
拡大解釈の余地がめちゃくちゃ有り過ぎて、なんかあまり好きじゃなかった・・
あとは《決闘-ゲーム》のテーマが「脱獄」なので看守の目を搔い潜りながら先に進むんだけど、結構なアクション要素じゃね???っていう話なんだよね。
例えば《猛獣型看守》を無力化する為には「尻尾を掴む」という条件だったり、《管理者型看守》を無力化する条件は「所持品を一つ奪う」だったり。
あとは《速》と《飛》を付与したスケートボードで通路を爆走して看守を振り切ったり、電源コードに《伸》と《硬》を付与して空中に放ることで即席のレールにして、先ほどのスケートボードで空中を爆走して看守を翻弄しようとしたり・・・
個人的には「頭脳戦」と「運動神経」が混在する「学園頭脳ゲーム」が好かないっていう話ね。とっちらかっちゃう気がして。
とまあそれは個人の好みの話なので・・・
実際読んでみると、こんな壮大な内容の《決闘-ゲーム》よく考え付くな(毎回言ってる)って感想に至るので、読み応えは十分です。
・・・・・・といった点がアニメでどう表現されるかが、アニメに造詣深いオタク(自称)として非常に楽しみですね~~~~~~(腕組み)
個人的には「スマホ型端末であれこれ操作(今の時代は仕方ないが、個人的にはこういう描写はチープに映ってしまう)」「アビリティという、解釈次第でなんでもアリなシステム」「頭脳バトルでありながら問われる運動神経」あたりが、個人的には受け入れ難かった設定であり、原作未読の視聴者層にはどう映るのかな~~~~というのが非常に関心があるところ。
とまああまり好きじゃない一面(下手するとこの作品の根幹を否定している?)を述べてしまいましたが、自分がこの作品を相当に評価しているのは、最新12巻まで追って感想投稿も欠かさずしていることが証左でしょう。(ツンデレかな??)
制作はギークトイズ。
かなり新興の制作会社。
自分は2018秋アニメ「RErideD-刻越えのデリダ-」を観ていましたし(こんなどマイナー作品知ってる人存在する?????)
なんといっても、大大大好きな作品「変好き」を制作したことでも(我々の界隈では)非常に有名です。
そして次に「プランダラ」。めちゃくちゃ思い出深い。2クール作品で、自分はかなり推してました。
そして自分は観ていないけれどデアラⅣも制作しましたね。
そして、今回「ライアラ」を制作する運びとなりました。
俺、ギークトイズだけでけっこう語れるぞ?????
(聖剣学院の魔剣使い制作のパッショーネにも同じことを言いそう)
声優は、篠原緋呂斗、姫路白雪、彩園寺更紗の3人が公開されていますね。
(アニメ情報解禁PV)
自分は当然女性声優の方が造形深いので、ヒロイン二人について語り散らかしますね
姫路白雪 :首藤志奈
彩園寺更紗:倉持若菜
二人とも、これから頭角を現しそうな良い感じの新人持ってきたな???
個人的にはこのキャスティング、めちゃくちゃ好き。
ちなみに2020年2月公開のPV(もう3年前・・・?嘘だろ・・・?)では、姫路:伊藤美来、彩園寺:鬼頭明里でした。まあPVだからそりゃ有名どころを使うよね。余談ですが「安達としまむら」放映(2020年10月~)よりも先なんですよ。
首藤志奈はウマ娘ハルウララ、終末のハーレム水原まひる、IDOLY PRIDE兵頭雫。前者二人は元気っ娘な感じで、後者は引っ込み思案な落ち着いたキャラ。
姫路白雪のタイプとしては後者ですね。
ただ、いずれのキャラにしても声に癖というか特徴があると感じるので、姫路の声となったときにどうかという点が注目ですね。
個人的には伊藤美来の声色が姫路のイメージだったので、不安半分楽しみ半分って心持ちです。
倉持若菜は金装のヴェルメイユのリリア・クーデルフェイト。
自分めちゃくちゃ好きなんだよリリア!!!!!!!!
ツンデレキャラですぐムキーっとなっちゃう幼馴染ですね。
あれ?彩園寺更紗とそこそこ親和性ある??(主にツンデレ)
なので、彩園寺更紗(CV:倉持若菜)はかなり安心も期待もしてるんですよね。楽しみ~~!
ということで長々と約3800文字に渡る超大作となりましたが、この辺りで自重して締めたいと思います。
次回第13巻発売は春アニメ放映直前の3月25日辺りが有力なんじゃないかな???(勝手な予想)
その時を楽しみに、それでは
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