受験年度の親ができること③ 模試の心構え〜医学部受験で偏差値なんてあてにならない〜
某大手予備校でやってくださっている「大学別医学部対策セミナー」
その予備校に所属している間も、辞めてからも、また復帰してからも、何大学分も通わせていただきました。少しでも有利な情報があれば、という思いでした。
そこで配布される資料の中に、偏差値帯別勝ち負け表があります。
是非、見に行ってください。いかに偏差値があてにならないかがわかります。
70未満のどの偏差値帯でも勝率が5割を超えないとかざらで、必ずしも上の偏差値帯のほうが勝率がいいとは限らず逆転が起きていることすらあったと記憶しています。
そりゃそうです、模試の問題は本番の試験とは違います。大学別の問題の傾向で向き不向きがありますしらまた現役生で見れば最後の模試から本番まで伸びは大きいです。
それに加えて、とにかくその日に実力を発揮できるメンタルが整っているかどうか、それも偏差値で5くらいは平気で変えてしまうと思っています。
ですから、模試の偏差値や判定を見て一喜一憂することなく、模試はあくまでも予行演習と割り切るほうがいいと思います。
そのためには、是非、行ったことのない会場とか、知らない人に混ざった環境とか、そういうことを選択してみてください。
(学校で実施する模試ってなんの意味があるんだろうって思ってました。あ、もちろん先生方にとっては票読みみたいなものでしょうけれど)
特に親がお子さんのためにできることは、親の不安な気持ちを隠して、信じて励ますことだと思います。
あ、ただ、模試の成績がいくらあてにならないからと言っても、標準的な模試で偏差値55くらいはないと奇跡も厳しいとは思いますがね。