私が「ダメダメ母」なポイント① ~まずは、受験生の母の王道?~

子供が現役で医学部に行ったのに、ダメダメ母と自らを名付けた理由。それはさぼった「母業務」がいろいろあったからです。(ちなみに、子供が超優秀でサポートなしで余裕の合格、とかでもありません)

私がいかにダメ母だったかを書く前に、まずは、普通の受験生の母親がしたほうがよいこと、すなわち王道?について書いてみようと思います。

それは、わが子が高2のとき、成績が振るわず、また本人が気持ちに余裕なくストレスをためている様子にいたたまれなくなったときのことです。
高校の担任の先生(進路主任でもありました)にすがる気持ちで何をしたらよいですか?とお尋ねした、そのお返事はこんな感じでした。

ご家庭では「本人のスムーズな学習の陰からの手助け」に徹していただくのが一番良いかと思います。
中学入試と違って大学入試の場合、学習面での直接的なサポートは専門性からなかなか難しいと思われます。半面、学習のしやすい環境づくり、という観点ではご家庭の協力が一層大切になってきます。
例えば、本人が家庭学習をしていく中でちょうど集中力が切れてきたと思われるタイミングで食事時間にしたり、夜間の学習の合間にちょっとした差し入れる、本人の好きな食べ物をさりげなく多くしてあげる、といったことを不自然にならないように徐々に取り入れるのが良いです。また、本人が話をしたいときはとことん聞き役に徹してあげてストレス発散の場にしてあげるのも重要です。
受験は長丁場で、高2秋以降から本格化してまいります。こういったことを来年になって急に始めるとかなり不自然になってしまいますので、徐々にさりげなくはじめて自然になってくれば。

うーん、ごめんなさい。先生。聞いた私がバカでした。
「頑張ります」とはお答えしましたが、こんな理想的な「お母さん」をするなんて、私には無理。

言い訳ですが、わが子が中学生の時から主人は単身赴任で、家事はワンオペ。(わが子は手伝いをする精神的な余裕のあるタイプではありません)
さらにフルタイムでかつ定常的な残業が月40時間程度(繁忙期は60時間超え)で、夕飯をまともな時間に出すことすら精一杯なのに、タイミング見て、なんて無理無理。気持ちに余裕がなければとてもできません。
何より、私は家事が得意じゃないんですよ。

というわけで、ダメ母はダメ母なりに、自分の得意なところ(記事にしているような医学部受験のためにできること)を優先し、母業務はいろいろさぼり、その自分でも「よし」としました。

なぜなら、母である私自身のメンタルを保つのが一番大事だから。
できないことばかりを見つめて、親子そろってつらくなるのは、合格に結びつかないと思うから。

そんな、ダメ母の母業務のさぼりっぷりは近々別記事にいたします。(笑)

どうか、煮詰まっている受験生母のみなさま。
まずはご自身の気持ちを楽に。
つらいとは思いますが、一呼吸おいて。
つらいことの先にはよいことが待っているはず。

(今、医学部での勉強に苦しんでいるわが子と、私自身にも同じことを言ってあげたい)

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