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完全の体験――地下世界part3【ヒプノセラピー体験談】
実は私、ゴールデンウイーク中、なんとなくスランプでした。
何か悩みがあるとか
辛いことがあったとか
課題が見つかったとか
そういうことではなく、
ただなんとな~く
つまらないような。
モヤモヤがない、
わけではないけれど、
「モヤっと感」は
成長に必要なので、
「ゼロ」になるものではないし。
……じゃあ、一体なんだろう?
なんとなく「感動」が少ないような……。
しいて言えば、
なんと
「文章が書けない」……!
「いや、書けてるでしょ!」
と言われそうですが(笑)、しっくりこないんです。いつもみたいに溢れるように流れるように出てこない。
なんていうか、日常でもう満足しちゃって、書くまでもないかな、みたいな感覚というか。上手く言えませんね。
だから、「スランプ」。
あえて表現すればそんな感じ。
そこで自問自答しました。
そのうえで、ヒプノセラピーを。
すると、まさかの体験に繋がったのです。
★海
前置きも長くなりましたが、ヒプノを(自分に)してない期間も長かった。実に数か月ぶりです。
忙しかったので、久しぶりなんです。
癒しの音に身を委ねていると、気づけば私は海にいました。
オススメ癒し音源。BGMにどうぞ。
↓
青い青い海。
きっと日の出前。
なんとなく、太平洋側じゃなくて、西側な感じ。
浜辺の砂はサラサラではなく、少し湿り気があります。波打ち際です。
そこにいるだけで勝手に涙が溢れました。なぜか感動が湧き起こるのです。
別世界への扉は目の前にありました。
いつもは長い道を歩くのに、今日は、もうあります。茶色の、木のドアです。
![](https://assets.st-note.com/img/1715136126302-bSinMDjIfG.jpg)
ドアを開けると、目の前が白い。
なぜか、開けたところに白い大きな壁があったのです。
正確には、壁ではないのかもしれません。なぜなら、ツヤがあり少し丸みもあり、弾力も湿度もある気がしたので。
ドアが塞がれているようで、私は軽くショックを受けました。
「ヒプノに頼るなってことかな?」
「いや、私がダメダメ過ぎるからかな?」
と思ったからです。
(……でも、いい。それでも私は行く)
そう決めてよく見ると、白い壁はドアにぴったりくっついているわけではなく、人ひとり分の隙間があって、通り抜けることができました。
ドアは空中にあるのでしょう。
上は空。下は深い海。
壁はその、はるか上とはるか下に続いています。とても巨大だということが分かります。
私は跳びました。海へ向かって。
ザブン、という音と泡。水とは違う液体の感触と、空気のブクブクという感触。
(たまにはこういうヒプノもいいね。いや、むしろこっちが主流なのかも)
私はぐんぐん潜っていきました。
海の、底の底へ。
なんとなく、そちらだと思いました。
真っ暗い深海。
ふと自分の泳ぎ方が気になりました。人魚みたいな、イルカみたいな泳ぎ方をしています(上下に尾びれを振るような)。
「知っていることで導かれる」
以前に聞いた言葉を思い出していました。私は、知っています。
すると、深海の暗闇の奥に光を感じました。
「あ!」と思ったのも束の間。ものすごい浮力を感じます。「えっ、もっと潜りたいのに」と一瞬思いましたが、身を任せることにしました。
なんとなく、そのほうがいい気がして。
一気に、浮上。
ざぶり。
海上に顔が出ます。
空気がある。でも、地上じゃない。
着いたようです。
「地下世界」に。
※以前までの「地下世界」のお話は、こちら↓
★地下世界ふたたび
招かれてないのに自分で来ちゃったな……と申し訳ない気持ちになりました。
海辺の桟橋のあたりに、おじさんが二人いて、手を振りながら声をかけてきます。「おーい、こっちだー」などと。泳いでいくと、すぐに引き上げてくれました。
「すみません、私、勝手に来てしまって……」
「いや、意味のない者は来られないさぁ。大丈夫なんだよ」
うつむく私に、おじさん達は微笑みました。ちょっと泣きそうになります。
「何か目的はあるかい?」と聞かれ、「陛下に会えればと……」と答えると、すぐに気配がしました。
が。
でっっっかい!
ふだん(今まで会った時)の、3倍は大きいんです! いや、普段から私たちの身長の2~3倍はあるのに、それがさらに大きくなっているのです。まるで奈良の大仏サイズ!
でも、お目にかかった瞬間、ボロボロと涙が出てきます。「よく来たね」と微笑まれるも、言葉になりません。
そのうちに、陛下はシュルシュルと縮んできて、見慣れた身長になりました。
「陛下……私、招かれてないのに、いきなり来てしまって……す」
「いいんだよ。来たいときに来ていいんだ。少し歩くかい」
謝罪の言葉にかぶせるように言われ、手をひかれます。手のひらからも伝わってくるものがあります。大きな愛。安心感。もう涙が止まらない(笑)
歩きながら、景色を眺めながら、ぽつりぽつりと話す私。
「何かがうまくいかない……とかでもないのに、なぜか変な感じなんです。スランプみたいな。湧き上がる思いがなくて。……それに、ヒプノしようとしたけど、そちらには行けないみたいで。それで、ここに」
うんうん、と陛下は微笑みます。
「燃え尽き症候群かな、とも思ったんですが」
「まあ、多少それもあるね。でも、大丈夫。最初からこっちへ来ることになってたんだ」
「え?」
どういうこと? と思いましたが、それには回答もらえず。にこにこされるだけでした。
「甘えたい、とかでもないし。不満があるとか困ってるとかでもないけど、なぜかモヤっとしてしまって。何でもあるのに、何かが足りないような気がしちゃって。それがよく分からなくて……」
「うん。君はね、『完全』を体験したんだよ」
驚いて陛下を見上げると、その情報が一気になだれ込んできました。言葉とか映像とかではなく、真理として・エネルギーとして流れ込むような気がしました。
ここからは、伝わってきたいろいろなことを書いていきます。
★陛下との会話
・完全の話
「すべてがある、何でもある、欲しいものは手に入る、嫌なものはない。自分も自分で良い。家族にも周囲にも感謝しかない。もう、何にも要らないような感じ。それってね、『一体になったとき』と同じなんだよ。君はそれを味わう必要があったんだ」
ボロボロと涙がこぼれ出しました。真理と愛が流れ込み、そのかわりに勝手に涙があふれるように。泣きながら、私は言われたことが分かりました。体感として、腑に落ちました。
「『源と一体』になった感覚。全部ある。でも、全部あるって、ないのと一緒なんだ。完全というのは、欠けがない。欠けがないというのは、何もないのと同じだね。君は今、体感したことで、身をもってそれが分かるはずだ」
「分かります……」
「すべてあると、つまらないだろう? 何でも持ってると、欲もなくなるだろう? 『欠け』がなければ、何も欲さないだろう?
だから地球に来る魂たちは、あえてあちらに「欠片」を置いてくるんだ。あえて、欲するものを抱えてくるんだ」
「分かります……」
※感動のあまり、泣きながら頷くしかない私。セリフに捻りがありません
「君にはその「一体・完全」の感覚を、人体レベルで体験する必要があったんだ。もちろん、これから必須だから、だね。
でもさ、分かっただろう? ちょっとくらい何かが足らなくて、「欲しい」と思うくらいがいいだろう?^^」
「そう思います」
「だから最近、時間をあえて空ける必要があった。家族と過ごす必要があった。忙しいと気づけないからね」
(※注)
私と会ったことがある方はハッキリご存知と思うのですが、私は別に「完璧」な人間ではありません。たとえば、見た目が美しくもなく、体がとてつもなく丈夫で体力に自信があるとかでもなく、超お金持ち、とかでもありません。運動にいたっては一切できないし、キングオブ不器用です。
つまり、「完璧な条件の私」だから「完全に満たされた気分」になったわけではない、とここで説明しておきます。
不完全で、まったく素敵な条件の自分ではなくとも、(視点が変わること・観念が透明になっていくことで)本当に心から満たされ幸せを感じられる、ということなんです。
・ある神社と神さまの話など
「そういえば、もうすぐA神社とB神社に行けることになりました。あちらは、陛下たちとも関係があるのですか?」
「もちろん! ルーツ云々というより、『我ら全体』のものの一部が、神社やテラに繋がっているんだ。だから必ず関係はあるんだよ。そこは、ちょっと(関係が)深めではあるけどね」
(※テラ、は、寺ではなくカタカナで感じられたので、そのまま載せました)
「その二つは、何か深い関係があるとお聞きしたのですが」
「同じものの、表と裏、なんだよ。それが一番近い表現かな」
「表と、裏……」
「もちろん、いいとか悪いじゃなくてね。(どちらが表で裏かも含め)君は分かってるだろう?」
「何か、そこで起こった不思議なことや体験などを、人に話したらダメだと聞いたことがあります。それって、祟られるとかなんですか?」
「そうじゃないよ。君も「祟る」なんて、本来の神がするわけないって分かるだろう?」
「はい」
「それはね、誤解・曲解を広げないためなんだ」
「誤解?」
「そう。それぞれの体験はね、「その人」の理解度に応じて、ピッタリなことが起こってるんだ。その人には解っても、たとえばその人ほど理解の深度がない人は、意味を変なふうに付けたり、別な解釈をしたりするだろう? 誤解に満ちた表現を広げたくないんだ、私たちはね」
「じゃあ、話したら罰せられるとかじゃなく……」
「そういうことではなく、誤解が起きぬように、だね。自分と同程度の理解の深度の者には、話していいだろう」
※ちなみに、「祟り」といわれていることのほとんどが、鏡の法則によるものだそうです。天に唾す……というやつです。
・大爆笑された話
「あの……もう一つ、気になってることが」
「なんだい?」
「そちらの神社もですが、陛下たちのことも、『怖い』と感じる人がいますよね。私には、陛下も、そちらの御祭神も、まったく怖いとか感じないのですが、これって何故なんでしょう? 私が何も感じなすぎるんですか?」
「あはははは!」
ここで大爆笑されました。
こんなに大きな声で笑う方なんだ、とビックリ。
目に涙をにじませて笑う陛下に、「!?!?」状態の私。
愉快そうにひとしきり笑うと、陛下は言いました。
「あのね、それはね(笑) 君が、姿かたちで相手を見ていないからだよ。姿かたちや名は『飾り』で、大切なのはその本質だって、君が知ってるからだ。 君は私の大きな姿や恐竜の姿を見ても、一切怖がらずに喜んでいるじゃないか。きっと、東洋の龍になって脅したって、『かっこいい!』と言うだろう?(笑)
鬼の姿だろうとも、不動明王の恐ろしい憤怒の姿だろうとも、君はその『見た目』じゃなく、本質の『愛』のほうを感じて、涙するじゃないか。 そんな君を、怖がらせる意味なんか、どこにもないだろう?
怖がる人はね、『怖いほどの迫力』を神威と思ってる、ってことだよ。龍の姿や明王や、神の姿や名前にこだわるのも、本質が見えてない証拠だよ。
君には、本質が見えてる。殻なんて、君には意味ないんだよ。分かったかい?」
※そう言われて、先日こんな記事(鬼について)を書いていたことも思い出しました
↓
★戻ってきて、思い出したこと
感動しっぱなしで、泣きすぎて目が腫れました。キュウリでまぶたをパックしなければいけません。
ほかにも、たくさんの話をしましたが、話せないこともあるので、あとはヒミツです。すごかった。
そして今更ですが、戻ってきてから気づいたことがありました。
扉の向こうの、白い壁。あれ、陛下だったんだ。
って。
あれが、本来のサイズ感。
あの質感、巨大さが本来の状態。
だから、地下世界で出会ったとき、あんなに巨大だったんだ。
だから、「最初からこっちへ来ることになってた」と言ってたんだ。
なぜか陛下は、毎回「あとで分かるヒント」をくださいます。そこが、信頼にもつながっているんですが。本当に感謝です。
最後に、まとめ。
全部あるのは、ないのと一緒。
『欠け』がなければ、何も欲さない。だから地球に来る魂たちは、あえてあちらに「欠片」を置いてくる。あえて、欲するものを抱えてくる。
『我ら全体』のものの一部が、神社やテラに繋がっている。だから必ず関係はある。
「祟る」なんて、本来の神がするわけない。
誤解・曲解を広げることを、高次元は嫌う。理解の深度がない人は、意味を変なふうに付けたり、別な解釈をしたりする。
姿かたちや名は『飾り』で、大切なのはその本質。
怖がる人は、『怖いほどの迫力』を神威と思っている。龍の姿や明王や、神の姿や名前にこだわるのも、本質が見えてない証拠。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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