「イヤ」から気づきを得る【セルフセラピー】
ひさしぶりに「自分ひとりで出来る」、
セルフセラピーシリーズです。
最近、リーディングで
霊的存在から依頼者の方への
メッセージをいただく中で
似ているな、という内容がありまして、
「これはシェアしたほうがいいのかな?」
と思ったので記事にしてみることにします。
それは、
「イヤ」な時は細分化してみる
です。
「いやだな」と感じることを
「どこがイヤなのか?」、
自問自答していく、という手法です。
これ、何に繋がるかというと、
きちんと取り組めば、
いつの間にか気づきが起こり
悩みが気にならなくなってしまう……
という不思議なことに。
これを最近、ガイドさん達から
何度かオススメされましたので、
記事にしてみます。
★人は「苦手なもの」を理解するのが難しい
どういうことか、やり方を話す前に
大前提をあげます。
大多数の人は
「イヤなもの」や「苦手なもの」に
理解を示すことが困難、
ということです。
それはある程度、
仕方ないことですよね。
懸命に生きている中で、
いやなこと、嫌いなことに
思考を割く余裕があるなら、
もっと楽しいことを考えたいものです。
(とはいえ、かなりの割合「イヤ」を考えることが多いのですが)
そのせいか、
「イヤ」「苦手」「嫌い」と感じたものを
深く考え、理解することを
人は避けてしまうのです。
★そのせいで起こる弊害
さて、このときに
ついでのように弊害が起こります。
それは、
「部分的にイヤ」なものを
「全部イヤ」と勘違いしてしまうこと。
たとえば、こんなパターンに
聞き覚えがあるかもしれません。
このお話、なにか違和感に気づきますか?
最初は「苦手」だったのに
「嫌い」になってしまっていますね。
こんなこともあるかもしれません。
なんだか、ありそうなお話ですよね。
さて、ふたつの例をみて、
「当たり前じゃん?」と
いう方もいらっしゃると思います。
でも、これが「引っ掛け」なんです。
★大人も子どもも、よく起こしがちな思い込み
AさんもCさんも、
最初は嫌いじゃなかったんです。
「イヤ」の蓄積によって嫌いになった、
そういう見方もあります。
そしてもうひとつの見方。
「一部」が嫌いなのに、
「全部」が嫌いだと思い込んでしまった。
実は、この「思い込み」はよくよくあることです。
子どもの話を聞いていても、
「多いんだなあ」と感じます。
でも、Eくんは、そのときたまたま
虫の居所が悪かっただけかもしれません。
あるいは、先にこちらが気づかずに
気に触ることを言ってしまったのかもしれません。
★「細分化」すること
さて、ここでようやく
大事になってくるのが
「細分化」です。
最近、ガイドさんから
「嫌だ」と思うことを書き出してみなさい
とのメッセージを受け取られる方が
数名いらっしゃいました。
それは、この「細分化」をしてみろ、
とのことだそうです。
☆やり方
①まずは「イヤなこと」を思いつく限り
すべて書き出していきます。
たとえば例1のAさんなら、
B上司のイヤな面を書き出します。
Q Bという人の、どんな部分が嫌なのか?
Q なぜ、それがいやなのか?
たとえば……
・頭ごなし
・思いやりがない
・こちらに気を遣わなすぎる
・言葉遣いが悪い
などが挙がるかもしれません。
②さて、ここまで書いたら、
見直してみます。
次に、今度はこんな自問自答をしてみます。
Q なぜ、あなたはそんな気持ちになると思うか?
Q 過去に似たようなことはあったか?
そんな風に、
自分で自分に質問していくのです。
ときどき質問の方向を変えながら
続けていきます。
すると、あるとき、
ふと気づく瞬間がやってきます。
「腑に落ちる」体験です。
★気づきが起こる
たとえば、Aさんの「気づき」を
覗いてみましょう。
ここでAさんは、
その気づきに留まらず、さらに
Q なぜ、自分はそんな気持ちになるのか?
Q 過去に似たようなことはあったか?
も考えてみることにしました。
そこで思い至ります。
そうなのです。
B上司が「嫌な奴」と感じるとき、
それは過去の父親に似た
特徴が表れているとき
だったのです。
Aさんは思います。
★腑に落ちるということ
Aさんは自分の「イヤ」という感情に隠れていた、
「本当の自分の声」に気づきました。
それはとても「しっくりくる」答えだと思ったのです。
この「しっくりくる」は
「腑に落ちる」ということと似ています。
「腑に落ちる」感覚はめちゃくちゃ大事です。
頭で考えるだけでなく、
感情に振り回されるだけでなく、
腹で身をもって理解する。
それが「腑に落ちる」です。
これは奇跡でも何でもなく、
「自分が気づいたから」
現実が変化しただけのことですが、
知らない方には「え!?うそ」と感じるかもしれません。
でも事実、そういうことは
たくさん起こっています。
自問自答や、
細分化することの大事さを、
お分かりいただけたのではないでしょうか。
★深堀りしても、どうしても出ない場合もある
Aさんはご自分の自問自答で
気づけ、腑に落ちたからバッチリでした。
でも、一人でどれだけ頑張っても、
ときどきどうしても
上手くできない時があります。
それはなぜかというと、
思い出せないほどの無意識化に
仕舞いこんであることだからです。
これに関しては、
なかなか「気づき」が難しいかもしれません。
各種セラピーを
受けてみてもいいのでは、と思います。
別な角度や視点から眺めることで
新たに気づけることがあるからです。
ヒプノセラピーは
これらの「自問自答」を
そのまま無意識に繋がって行えるので
とても最適なツールではないかなと
私は思っています。
★まとめ
あなたももし「イヤなこと」
「苦手なこと」
「どうしても上手くいかないこと」
などがあったら、
細分化、試してみてもいいかもしれませんね!
最後までご覧いただき、
ありがとうございます!