インナーチャイルドに会いにいった【ヒプノセラピー体験談・短】
久しぶりに
自分のインナーチャイルドに
会いに行きました。
別の世界に行こうか
と思ったんですが、
先日のことがあったので
行き先を変えたのです。
前回は
ずいぶん成長していた
インナーチャイルド。
とはいえ、年齢は
いつでも変わるはずです。
今回はどうなっているのでしょう?
★落ち着いた深い森とタイムマシン
最初に入ったおとぎ話のような
かわいい明るい森、ではなく。
前回のときのような
黒い蜘蛛の巣がかかるような
暗い森でもなく。
今回の森は、静かで、
すごく落ち着いていて、
でも空気が綺麗で、
どこまでもどこまでも
意識が透明になりそうな
気持ちのいい森でした。
空は見えます。
背の高い木ばかりですが
部分部分、木漏れ日が
差し込んできています。
しばらく歩くと、
開けた場所に。
以前あったマルシェっぽい部分は
古くなってなくなっていました。
「目に見える」買い物は
必要なくなったのかもしれません。
インナーチャイルドの成長を感じます。
でも、外は爽やかな花園。
野原にたくさん花が咲いてる。
(きっと幼虫はいないのでしょうが)
そして、家。
びっくりしました。
なんていうか……
黒っぽくてつやっとしてる。
パッと見は
木を使った家なんですが、
まるでロケットみたいに
発射して飛びそうな雰囲気。
そこまで考えて気づきました。
――ああ、そうか。この家、タイムマシンなんだ。
たぶんこの家は、
「この場所」に留まっていないのです。
文字通りいつでもどこでも、
時間も空間も無関係に
好きな場所に移動できる。
「中身」の存在が
変わっていることが
ハッキリわかりました。
もう、ただの「子ども」ではないんです。
そう思いながら扉をノックしました。
★あれ? 子どもだ!
意表をつかれました。
出てきてにっこりハグをしたのは、
子どもでした。
身長は私の目線より
低くて、小学生くらい。
白い服、髪は長いです。
「あれ? 子どもの姿?」
と尋ねると、
「うん、どこでもいいんだけど、この姿好きなの」
とのこと。
つまり、何歳にもなれるけど、
好きな年齢を選択している
のだそうです。
そっか、そっか。
確かに小柄で若くて
動きやすい年齢っていいなあ、
なんて思います。
そして、とにかく愛おしい。
中身(精神)は子どもではなさそうですが、
子どものように純真で、
とにかく可愛いのです。
私は、気になっていたことを
聞きました。
「インナーチャイルド」というのは、
いったい何歳くらいまでのことを
指すのだろう、と
つねづね不思議だったのです。
たとえば、
16歳のインナーチャイルドは15歳まで?
50歳のインナーチャイルドは49歳?
でも「チャイルド」だから
あくまで子ども意識なのかな?
と、疑問だったのです。
「あなたは本当な何歳なの?」
「私は、あなた以外のすべての年。
つまり、「今」以外すべてなの」
なるほど!!
明確な答えで、
めちゃくちゃ腑に落ちました。
自分という「今」以外の、
すべてを司る子ども意識。
それならタイムマシンも納得です。
★好きなものは好き、必要なものはある
家の中は以前来た時より
物が少なくてスッキリしていました。
「物はそんなに必要なくなったから」
「あなたが好きなことしてるから、ってのもある」
と言われました。
インナーチャイルドの彼女は、
私が経験してきたすべてを
しっかり記憶していました。
「今」以外のすべてを
経験しているのです。
それでいて、
何かに落胆したりとか
疲れ切ったりとかもしてない。
子どものように純真で
子どものように素直で朗らか。
なのに大人のような落ち着きがある。
子どもを内在した素直な大人。
とでもいえばいいのでしょうか。
そんなふうに感じていると
笑われました。
「あなたもそうだよ。
私たちは=だから」
木の床はスッキリしていて、
家具もシンプルです。
暖炉もあるけど、
その時は火はついてませんでした。
「屋根裏もあるよ、行く?」
おなじみ、高次元へと繋がる
「天体望遠鏡のある屋根裏」です。
狭い部屋なんですが、
そこにはふかふかのベッドと、
ベッドに乗ると届く位置に
天体望遠鏡。
私も覗かせてもらいました。
――あ、何か見える。
青い星が見える。
青い星のもっと向こうに
誰かいる感じ。
「木星、土星、海王星が――」
ん?
何か言われた、というか
何か伝わってきた。
「どういうことだろうね?」
「その星が影響高めなんじゃない?」
二人でそんなことを話しました。
(あとで調べました)
好きなものを好きなときに。
必要なものを必要なときに。
不要なものは別にいらない。
内側からくるものに正直に。
そんな自分そのものを
愛おしい、大切だと思う。
そんな自分を育んでくれた周りも
大切だと思う。
まるでインナーチャイルドが、
もうインナーチャイルドじゃないみたい。
「もう一人の自分」みたいです。
「またね」と言い合って帰ってきました。
★戻って天体を調べてみた
木星、土星、海王星。
ちょうどもうすぐ
エンジェルズゲートです。
星の位置を調べてみました。
なるほど、確かに
月に対して角度をとってる。
月は過去とかインナーチャイルドにも
深く関係してるので……。
人と人、
人とあちらの世界、
のかかわり。
あるいは、
「そもそもどこと繋がってるのか」
ということを、
すごく意識する時期なんでしょう。
自分の中にある善性、
つまり神性。
そことあなたは繋がってるんだよ、
ということを思い出す。
すべての人が。
そうやって視野を広げ高めていく。
そんな感じの星の配置でした。
どなたかのヒントになれば嬉しいです!