私が命を救われた歌「Stage of the ground」

私には、大げさでなく、命を救われた歌があります。
どんな時期の「私の好きな歌ランキング」でも上位5位には食い込む歌。
いや、むしろ私が一番好きな歌かもしれません。
それが「stage of the ground」。

肩を落としている方。
挫折を味わった方。
生きる意味を失った方。
愛が分からなくなった方。
もう自分なんかこの世にいらないんだと感じた方へ、届きますように。

そして、似たような状態だった、過去の私へ。


「Stage of the ground」
 BUMP OF CHICKEN

飛ぼうとしたって羽根なんか無いって
知ってしまった夏の日
古い夢を一つ犠牲にして
大地に立っているって気付いた日

そんな歌いだしで始まる、とてつもなく優しく、それでいて真実を歌っている曲です。BUMP OF CHICKENさんの有名な曲なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

You Tubeで聞いていたら、コメント欄に
「この曲が一番好き。コメント欄に同じ人いっぱいいて嬉しい」
「自分はこの曲のおかげで今も生きている。すごく感謝してる」

というような言葉がたくさん並んでいて、ああ自分だけじゃなかったんだなと改めて感動しました。

2002年リリース。
なんと、来年でリリース20周年なんですね。
本当に色褪せるどころか、熟成されるように素晴らしさが増していく曲だなあと思います。


私がこの曲をはじめて聞いたのはけっこう遅くて、成人を超えてからでした。はじめて買った彼らのアルバム「Jupiter」に収録されていたのです。
一番最初に。

当時はとても仲のいい(今でも仲のいい)友人も多く楽しく学校へ通っていましたが、家では父親からショッキングな言葉を言われたり、目を背けきれないトラウマが出たり引っ込んだりするもので、自死願望と倫理的葛藤の板挟みになっているような状態でした。


そんなときにふとジャケ買いしたアルバム。
一曲目のこれを聞いた瞬間、ボロボロと涙がこぼれてきました。

そうか、
私は泣きたかったんだな。
そうか、
人の優しさに気づけるのは、
自分に優しさがあるってことなんだな。
そうか。
私は一人じゃないんだな。
じゃあ私、
生きていて、いいのかもしれない。

他にも、たくさんのことに優しく気づかせてくれた曲でした。

迷いながら 間違いながら
歩いていく その姿が正しいんだ
君が立つ地面は ホラ
360度 全て 道なんだ

そうだ。
道なんてどこにでもあるじゃないか。
正解なんてなくても、人と違っていても、人からどう思われても、自分の生きる道を歩けばいいじゃないか。
泣きながらそう思いました。

孤独の果てに 立ち止まる時は
水筒のフタを 開ければ
出会いと別れを 重ねた
自分の顔が ちゃんと写る

すれ違う誰かが落としていった
涙を数える その度に
「優しくなりたい」と願う
君は 誰よりも優しい人 ルララ

2番以降は全部ここに載せたい気分でいっぱいですが、著作権もあるので一部の引用です。でも、本当に本当に好き。


そして、最後の大サビは(ここには書きませんが)本当に涙なしで聞けません。
私、ここの部分、
目に見えないたくさんの存在からの励ましを感じるんです。

強くなくたっていい
弱くたっていいよ
それでも君を愛してる
それでも君を見てる
手は出せないけれど
ここからいつも応援しているから

そう言われている気がしてならないんです。


この地球は、私たち一人ひとりの輝くステージなんだって。


本当にこの曲に、BUMP OF CHICKENさんには感謝しかないんです。
私はそのおかげもあって、今生きてここに暮らしていて、しかも幸せですから。
しかも、BUMP OF CHICKEN結成25周年!!
めでたい!!
そんなこととは知らずに記事にしましたが、調べてビックリでした。
今も素敵な曲をたくさん作ってくださり、ありがとうございます!


なんとこの曲、YouTubeでは無料で一曲まるごと聞くことができます。
時代はかわりましたね、20年で。
感謝でしかありません。


もし今、苦しかったり悲しかったり、
そんな自分に泣きそうな方がいらっしゃったら、
ぜひ、聞いてみてください。

そして、個人的に私からも。

あなたは、生きていていいのです。
あなたは、一人じゃありません。
あなたを、そこに送り届けてくれた方々が、今もずっと見守ってくれています。
あなたは、愛されているのです。


最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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