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50代女子、キョンキョンに抱きしめられる

そう! なんてたって~♪ キョ~ンキョ~ン~♪ ですよ!!

noteでお見かけした記事で紹介されていた、『小泉放談』(小泉今日子著 宝島社)。50代全女子(もちろん、男子も可)にぜひ読んでいただきたし!!と思うほど、良著でした。

51歳になったキョンキョンが、50代をどう生きるか?について、25人の先輩方と対談。そこで出てきた、ヒント・名言の数々を共有してくださるという、なんとも有難い一冊です。

25人の顔ぶれは実に多彩。女優、歌手、作家、漫画家、編集者、映画監督、学者、政治家、そしてキョンキョンの飲み友達でもあるバーのママまで。

朝一番で本屋さんに駆け込み、待ちきれずに本屋の隣のカフェで読み始め、刺さる言葉だらけで、また本屋に戻ってマーカーと付箋を買い、カフェに逆戻りして、マーカーで線を引き引き、付箋を貼り貼りしながら、2時間で読了。

見よ、この付箋の数を。

それぞれの人生に自分を重ね合わせて共感したり、まったく違う視点からの気づきを得られたり・・・でした。


そして、先日の記事にも書いた、50代を迎えての、なんとも得体のしれない焦燥感の正体。その答えが、すべてこの一冊に盛り込まれていました。

私の場合、更年期の症状もそれほどでもなく、50代半ばまでめちゃめちゃお気楽に過ごしてきました。

仕事もプライベートも、取り立てて問題なし。好きなことを好きなようにできる時間や金銭的、さらに環境での余裕もある。

ところが、昨年の母の入院を機に、焦燥感が一気に押し寄せてきたのです。

母が入院するまで、私はずっとオーストラリアから実家に戻った30代のままだったように思います。もちろん、見た目は年相応ですけれど、気持ちの部分はずっと30代から成長していなかった

けれど、母が生死を彷徨うような病に倒れ、死や老いというものに直面し、自身のお気楽人生を改めて見つめなおしたとき、

なにも成してきてないじゃん。

って、感じたんだなぁと。


『小泉放談』のキョンキョンとYOUさんの対談の中で、こんな一文がありました。

YOUは出産して、子どもが大きくなってというところまで成し遂げているけど、独身で子どもも持たなかった身からすると、いったい自分は世の中に対して何ができるんだろう? みたいなことを、やっぱり考えたりするんですよねぇ。

『小泉放談』小泉今日子著 宝島社

アイドルとして一世を風靡し、さらにその後も幅広く活躍されているキョンキョンですら、このように思うのであれば、私が焦燥感を感じるのも当然。いや、感じない方がおかしい。


ただ、読み進めていくと、「これからでもナニモノかになるのだ!」といったメッセージは決して出てこない。

力を抜いて、好きなことを追いかけて、気の合う友だちと楽しい時間を過ごしながら、ニコニコ生きていけばいいんだよ・・・

そんなふうに、あったかく抱きしめてもらっているような感覚でした。

↑の画像にある通り、名言だらけですべてをご紹介すると、noteではなく平安絵巻のようになってしまうので、一つだけ厳選。

大好きな樹木希林さんの言葉です。

・・・誰の人生にも必ずマイナスの部分がある。だけどそれは、ひっくり返せばプラスになるもの。つまりはそれを、自分の成長、成熟のための材料にどう使うか……。幸福も不幸も、全部が表裏一体だということをわかっちゃえば、これはもう、おもしろいのよ。

『小泉放談』小泉今日子著 宝島社

私も、あの焦燥感があったから、今、こうしてnoteを書いています。

これからどんな面白おかしい人生が展開していくのか・・・それが、より一層楽しみになりました。ありがとう~、キョンキョ~ン♡


【編集後記】
以前からキョンキョン、好きでしたけれど、より一層大好きに。ファンクラブに入ろうとしたくらい(爆) 今後、一緒にライブに行ってくれる友を熱烈募集(笑)

▼『小泉放談』に出逢うきっかけをくださった記事(感謝)

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