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2024.10.20 荊棘

プロセカの10月12日から10月19日まで開催されてたイベント、荊棘の道は何処への感想及びネタバレを含みます。以下は実装当日に書いてたものとアフライ後に書き足したもので構成されている。






「荊棘の道は何処へ」読んだ。何も……言うことは……ない……。

人間の想定を上回った状態のその瞬間に十全な解答を出せるとは限らない。

しっかり食らってるらしくイベランをする気なんて全くなくなってしまった。ストーリー読んだあとはぼーっとし続けて、少ししてサイストも開けたけど全部が「在りし頃」のようで辛い。過去全てを何もかもがあった頃のように感じてしまう。辛い……。


「██████████」の後の反応を見たくなさすぎてそこで数分頭を抱えていた。意を決してタップしたその先の演出、力入ってたな……。

開催日がズレたのは10月11日がどうこうで騒がれたのが理由だと勝手に思っている。そういう意図はないということを示す必要があった……と思う。露悪をこじつけられるのは嫌でしょうしね。そもそもカミングアウトデーってなんだよ、というインターネットの人たちに対する思いもある。なあ……。私個人の思想としては必要がないならしなくていいと思っているのでそういった運動に対して否定的。

何が正しいとか正しくないとかじゃねえんだよな。他者がカミングアウトを応援するという構造そのものに薄気味悪さを感じる。それを強制する運動ではないんだろうけど、それはひとりひとり個人の話であって謎の団体に誘導されるものじゃなくないですか。カミングアウトデーに救われた人がいるとしても、それを不気味に思う人(私)がいるのを許して欲しい。

現実問題と密接な話をしているのでゲーム外での配慮は多分に必要だし過剰にでもするべきだと思っている。この世は地獄だからといって創作世界が痛みを取り除いた綺麗な世界であり続ける必要もない。それは嘘だ。想像する架空世界が嘘の美しい綺麗な世界でいてほしい勢力もそりゃあいるでしょうが……。現実世界がもう少し美しければよかったかもしれないですけど、こういう奴はそのへんにゴロゴロいますからね。

アウティングの概念が無いならよかったけどこういう奴は絶対に「いる」。勿論本当に最悪行為なんだけど、人類のDNAにその最悪が刻まれていない、後付で「最悪である」ということにした概念は人間の行動から必ずこぼれ落ちる。頭の中でインターネットの愚者たちを鮮明に形成できる皆さんならわかると思うんですけど、Vtuberかなんかのプロセカの初見配信で暁山瑞希さんが出てきたシーンのコメント欄って完全に想像出来ませんか?

人類の大半は本当に何も考えていない。自らの無能さを理解せずにただ害悪を振りまいている。私の家の宅配ボックスに荷物を入れた後、鍵をかけずに立ち去っていく配達員は荷物が盗まれる可能性、その先のことなど1ミリも考えていないのだ。

親に自分の考えを理解してもらえなかったら?自分の秘密に理解を得られなかったら?という触れるのも危険な題材に手を入れた時点でかなりこのゲームのことが好きだし、最後まで描ききって欲しい。私個人は人類に失望しているけど人間を肯定する力を持つものは好きだから。


予想打にしない情報を本人以外から突きつけられた結果東雲絵名が対応しきれないの、そう……だよな……と思った。例えばこれがチャットなら少し考えて話せてた……気もする。起こらなかったことなのでもうわかりませんけれど。対面での会話というものは難しい。表情、レスポンス速度、組み立てる言葉……自分ごととして考えた時になんて返すのが適切な答えなのか私にもわからない。でも東雲絵名なら、と思って……しまっていたな……。いや、しょうがないんですよ、本当に……。暁山瑞希さん本人から言えなかったのが……本当に辛いな……。本人が言えたとしても暁山瑞希さん自身が気を使われることが嫌、と思ってしまった以上どうなるかわからないよな……。東雲絵名さんが今後どう動くのか心配だよ。絵名がここで引き下がるような人間ではないと信じているが、いったいそれでこれからどうすればいいのかはさっぱりわからないな……。

考えても考えてもどうすればよかったのか、これからどうすればいいのかわからないよ。在野の高校生に急にかけていい負担じゃない。だって大人でも答えが出せないから……。瑞希が現実世界にずっと出ないままで混合にも出れなくて……長期間この空気でいるわけにも行かないと思うので年内には何かしらあると思うんだけど、でも今後暁山瑞希さんと東雲絵名さんがニーゴで笑って何も気にせずに過ごせるのか、わかんないよ……。

瑞希さんの現在はエリア会話とホームの会話とアフライでわかるけどみんなの状態、特に絵名が不明過ぎて時間が断絶している。東雲絵名、次のストーリーで絶対動いてくれるけど一体どうするんだろう……。



ストーリーの最後とアフライもそうだったけど「終わり」すぎる。過去あったことを見ても「かつてあった幸せな日々」にしか見えなくなってしまうし、掲載された4コマもそうでしたね。これがアドベンチャーゲームの一選択肢の結末なら明確に破滅の「終わり」なんですけど、人生はこんなことがあっても続いていく。死を選ばない限りは。


うう……しっかりしんどいな。ふとした途端に胸に突き刺さる何かを感じてしんどい。



何回も思ってることだし何回か書いてることかもしれないけど人間の定型への落とし込みが本当に嫌だな。暁山瑞希さんのことを他人が形容することに対してやりようのない怒りを覚える。赤の他人が生きている人を指して勝手に自称してもいない「███」と呼ぶの、グロテスクであるという自覚があるのか。ないから言ってるんだろうが……。そしてこれは暁山瑞希さんが好きな私にも跳ね返ってくる呪詛でもある。暁山瑞希さんを形成する少しでも要素が違ったら私は暁山瑞希さんのことを好きになっていたのかな、と考えてしまう。暁山瑞希さんの「秘密」が無かった時本当に私は暁山瑞希を応援していたのかな。自己矛盾。私は人間の何が好きで人間のどこを愛しているんだっけ……?


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