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怒りのツボ。

なーんでそれでそんなにカリカリするかね〜と思うことがちょこちょこある。

人それぞれ感覚は違うけん、何とも言えんのやけど。

例えば、若いころみんなでドライブしよって、後ろの席で爆睡しとったら、怒るやつ。

あれ、全然意味わからんっちゃん。

別に自分が運転しよって同乗者が寝とってもなーんも思わんもん。

人それぞれやね。

あと、逆もあって、僕はテレビに出てるタレントさんがタレントさん以外のことを「一般人」「一般の人」とか言うのに、毎回イラっとする。

いやいや、自分らは特別かなんか思っとるとね?って。

あんたたちはただテレビに出るって職業に就いただけで、別に偉くないとばい。って。

でも、それを友人に言うと、「全然わからん。」ってスルーされるんよね。「わかる〜」って返ってきたことないもんね。

俺だけなんやろうね。

ただ、子どもをしかったりする時は、そのポイントを共有しとかんと、子どもは「どっちやねん!」ってなるね。

前にうちの双子の妹、うみの連絡帳を確認したら、なーんも書いてない。んで、「お前なんで書いてこんとか?」って聞いてみると、「そらちゃんが書いてるから大丈夫!」と自信満々に。

僕は「なるほど、かしこいやん!」って褒めたら、その夜ママにやかましく怒られよった。

「楽するな!」「毎回あてにされるそらの気持ちを考えろ!」って。

なるほど、そういう目線か。

これでいかに夫婦とはいえ!異なる生き方をしてきたかよくわかる。

確かにノート貸して、えんぴつ貸して、体操服貸して。僕はそうやって生きてきた気がする。

真面目な奥様は、どうやら貸す方の生き方やったんやろう。

貸す方の気持ちを考えたことなかった。貸すことが嫌な人もおる。要は、人の気持ちになって考える。

人としての初歩の初歩を、子どもと共に教育される父親なのであった。

では、また。



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