#開拓の世捨て人

東京小笠原諸島に程近い場所に存在する無人島を、
キャッシュで購入した僕は、
今年の春を境として、本格的な移住生活を計画していた。

東京での慌ただしい日々を送る事に対して、
身体的、精神的にも疲弊していた僕は、
この無人島に足を踏み入れた時から、
一目見て心の底から、この島を気に入ってしまった。

案内してくれた、島の所有者の方は、
親からの相続によって、この無人島の所有権を手にしたが、
普段は東京の郊外に居を構えている為、
この無人島を訪れるのは、数年に一度くらいらしい。

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