#092〔制服のマネキン〕

制服のマネキン
乃木坂46
2015


〔僕が見たかった青空〕による、リメイク作品。

巷では〔完コピ〕等と呼ばれている事が見受けられるが、
僕はリメイク〔Remake〕作品であると感じた。

Remake
作り直す・もう一度作る

という意味が込められている他にも、
〔そのまま〕作り直す

という意味もあるので
〔Remake〕が、適切な表現だと思う。

その理由は〔MV作品をほぼそのまま再現しているから〕である。

当時を撮影したチームとは、
全く別のチームが撮影したのだと思うのだが、
実によく再現出来ていると感じている。

後ろのライトが少し違う…これは、アレンジかもしれないが…。
(体育館コートの線は、さすがに無理だったか。)

〔演じ手〕であるメンバーたちからも、
その表情等からは、凄く真剣な様子や姿勢が伝わってくる。

タイトルが〔制服のマネキン〕なだけに。

〔作り手〕の情熱の高さは、MV作品に映し出されている、
〔非常に細かな再現やこだわり〕として、随所に見受けられる。

カメラのちょっとした動きや距離、微妙な角度にも、
それらの、こだわりの強さが滲み出てくるようである。

正直、僕の感覚からすると、
一本まるまる、新作を作った方が早いのではないかとも感じる。

でも、それは〔作り手〕の人たちが、
〔何を作りたいか〕という気持ちを汲み取る事にした。

例えば、映画やドラマ作品を作るにしても〔再現する事〕は、
最終的に、今のチームの〔情熱〕が無ければ、それらを
作り続けていく事には、度々困難を伴う事になるだろう。

チームの多くは〔そのまま再現する〕事よりも、自分の
好きなように作品を〔アレンジ〕する傾向があるからだ。

当たり前だが、後者よりも前者の方が、
より難易度は高いと感じている。

そこまでしても〔そのまま再現したい〕何かが、
〔作り手の人たち〕には、あったのだと思う。

〔パロディー〕ではなく〔リメイク〕である姿勢にしても、
〔作り手の人たち〕の〔真剣さ〕が伝わってくるようだ。

〔真剣さには真剣さで臨む〕という事なのだろう。

〔リスペクトする〕という気持ちや、姿勢が強くなければ、
なかなか出来ない事であると、僕はそう感じた。


THE END 

















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