#人物列伝〔土田御前〕

打撃 ※
統帥 ※
智賢 ※
内治 ※
魅力 ※
義心 ※

〔史実〕

織田 信秀の正室。織田 信長、織田 信行の母。
素行不良の長男 信長を疎んじ、次男 信行を溺愛したという。

信行の謀叛が鎮圧された際は、信行の命乞いをした事により、
一度は、信行の謀叛は許される事になった。

〔補記参考〕

数々の作品では信長を疎んじ、信行を溺愛している描写が、
度々描かれているが、本当のところはわからない。

その後の関係修復があったのかもしれない。

土田御前が、反信長派の家臣たちに対して、
信長への謀叛を煽動するような描写も見た事はあるが、
これもまた、真相はわからない。

似たような関係性では、奥州の覇者 伊達 政宗の親子関係がある。

母 義姫は、長男 政宗を疎んじる一方で、
次男 竺丸を溺愛していたという関係性である。

義姫は政宗を毒殺して、
次男 竺丸を伊達家当主にしたかったという話。

この頃、政宗は竺丸を処刑したと言われているが、
この時代ではやはり、似たような関係性が重なるものだ。
(竺丸は急死しており、諸説ある。)

思えば、
北の斎藤家と南の織田家の婚姻、
北の最上家と南の伊達家の婚姻。

斎藤家から織田家へ嫁いできた帰蝶、
最上家から伊達家へ嫁いできた義姫。

長男 信長を疎んじて、次男 信行を溺愛した土田御前。
長男 政宗を疎んじて、次男 竺丸を溺愛した義姫。

弟を処刑した、織田家当主 信長。
弟を処刑した、伊達家当主 政宗。

どことなく、その関係性が似ている気もする。

伊達家の話に関しては、
後の世の創作の可能性もあり、真偽は定かではない。

それぞれ、戦国乱世を象徴とするような話ではあるので、
当時の雰囲気を想像するという意味で、参考にして頂きたい。

〔空想宇宙〕

織田 信長の母。


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