#066〔さよならドビュッシー〕

さよならドビュッシー
2013

娘を残したまま、帰らなかった両親。
彼女を見守り続けた『家族』
そして、突然訪れた不幸な出来事が…。

『個人的な見解』

いい俳優って、何だろう?
僕は、映画評論家ではないし、俳優の事もよくわからない。

だから、結果論でしか言えないのだが、
いい俳優は『出逢わせてくれる』存在であると思う。

では彼らは、何と『出逢わせてくれる』のだろうか?

いい作品と出逢わせてくれる。
いい作家と出逢わせてくれる。
いい俳優仲間と出逢わせてくれる。
いい監督と出逢わせてくれる。
いいセリフと出逢わせてくれる。
いい楽曲と出逢わせてくれる。
いいアーティストと出逢わせてくれる。
いい番組と出逢わせてくれる。

例えば、知識0の状態で、とある映画を見つけた。
その映画を観るか、観ないか。

僕の場合は、自分の好きな俳優、いい俳優が出演していた場合、
なるべく、観るように心がけている。

その際には、
自分が好きな映画ジャンルかどうかは、基本、問わない。

僕のケースは、非常に幸運な事だったが、
『ハズレな映画』に出逢う事は、滅多に無かったと思う。

そして、この映画も、
そのようにして出逢わせてもらった、作品のひとつであった。

最初は、製作陣すらわからなかったが、
よくよくクレジットを観ていると、
僕が好きな演出家が、参加していたりもする。

だから、非常に幸運な事であると、僕は感じたのである。

海外の英語圏の映画だと、やはり本数と、情報量の関係からか、
どうしても、失敗してしまうケースも多く、
人生の貴重な120分を『ハズレな映画』に取られた時の
失望感たるや、精神的なダメージもまた大きいものだ。笑

映画の絶対数が、そもそも違う事はあるが、
日本では、情報の取りやすさもあり、
邦画の方が、失敗する回数は相対的に少なくなる。

そうして出逢わせてもらった、いい映画の存在は、
僕の人生においても、自分の身体や細胞の一部となっている。

だから、いい俳優である彼らには、感謝する気持ちが強いのだ。


THE END 

















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