#020〔陰謀論者の跳梁跋扈〕
以前に、こんな不思議な話を目にしていた。
米国の第※代大統領は、レプティリアンだ!!
※レプティリアンとは何か?
彼らの定義では、人の言葉と知恵を持つ、
二足歩行の爬虫類である模様。
彼らは普段から、人間の姿をしており、
日頃から、世界の国々や政治を、陰で操っている模様。
…それ、ゲッターロボの話ですか?
永井 豪 先生に許可は取っているのかと、僕は言いたい。
では、ゲッターロボとは何か?
※ゲッターロボとは、1975年にスタートした、
大人気ロボットアニメの定番である。
リョウ、ハヤト、ムサシは、未知の宇宙エネルギー、
ゲッター線を取り入れた巨大ロボット、
ゲッターロボを操縦し、
地底世界から地上へと侵攻を開始した、
恐竜帝国との壮絶な戦いを描いた作品である。
作品は大ヒットを果たし、続編が多数存在する。
次回作の敵は、百鬼帝国である。
この恐竜帝国を構成しているのは人間ではなく、
知恵と言葉と文明を持つ『爬虫人類』であった。
…元ネタ、これじゃね?
これらは、陰謀論者達の常套句でもあり事実関係、
つまり、情報の裏取りをするのが容易ではない事を
逆手にとって『テキトーな嘘話』を吹聴する手段。
確かに、米国の第※代大統領の真の姿は、人間ではない!って、
誰が裏取りするんだ? って話。
日本人の一般人からすれば、まぁ、生涯で実際に会うなんて
ほとんど無いと思うし、仮に、彼らに会えたとしても、
あなたはレプティリアンで、人間ではない!とか、
レプティリアンではないか、確認させて貰っていいですか?とか
普通は、出来ないだろう。
僕は随分昔に、高名な『ムー』の愛読者であったので、
こういったオカルト系の話は好きだし、興味もある。
しかし、それらオカルト・エンターテイメントを、
さも、現実にある話であるとは考えていない。
(当たり前だけど。)
事実かどうか、確認する事が容易ではない事、
或いは、その確認自体が困難を極める陰謀論には、
いたずらに同調する事は、とても危ない事なのです。
※ゲッターロボは、とても素晴らしい作品です。
※スーパーロボット大戦のレギュラー作品でもあります。
THE END